デジタルトランスフォーメーション実現に向けたITプラットフォームの整備

DX実現に向け、既存のITシステムの変革、およびデータの利活用に向けたデータ蓄積・管理基盤や活用支援機能などの新たなインフラ作りを支援します。また、データガバナンスやAIガバナンスなどの「トラスト」の構築・強化を支援します。

主なサービス

デジタル社会においては、データがビジネスの成否の鍵を握ります。DX実現にむけては、ITプラットフォームの整備が必要不可欠です。データレイク(多数のソースからのビッグデータを一元的に格納するデータリポジトリ)の設置やデータ連携の仕組み作り、クラウド化やBIツールの導入など、アナリティクスの高度化に向けたハード面での対応や、データガバナンスやAIガバナンスなどのソフト面での強化も必要になります。

経営アジェンダ

エマージングテクノロジーによる変革

IoT(Internet of Things)、仮想現実(VR)・拡張現実(AR)、ブロックチェーン、人工知能(AI)、3Dプリンター、ドローン、ロボティクスなど、テクノロジー分野における飛躍的進歩やその他の研究開発分野での最先端技術により、これまでにない全く新しい事業分野が創出されています。

PwCは、あらゆる業種の企業がこれらの変化に対応するために、消費者の期待がどう変わるのか、顧客とどのようにコミュニケーションをとっていくべきか、こうした情勢下で事業を支えるビジネスモデルはどのようなものか、といった観点から課題解決を支援します。

RPA活用

RPA(Robotic Process Automation)」は、海外ではデジタルレイバーとも呼ばれており、ホワイトカラーの間接業務を自動化する破壊的技術です。

PwCは、RPAを活用したコスト削減と業務の高度化の実現に向け、業務プロセス改革や働き方改革と連動させながら、適用対象エリアの選定からPoC(概念実証)、適切なソフトウェア選定・導入、運用設計までを一貫して支援します。

アーキテクチャトランスフォーメーション

企業のグローバル化、各社のクラウドサービスの成熟化および運用コストの削減などの観点から、「持たざるIT」という発想が生まれています。これにより、クラウドサービスの活用に向けた検討が各業界で加速していくことが予想されます。それは、単なる新技術の導入ではなく、ビジネスに変革をもたらすものになり得ます。

PwCは、企業のビジネストランスフォーメーション実現に向け、これまで培ってきたIT環境の分析ノウハウを活用し、セキュリティレベルの維持・向上と、運用コストの削減を視野に入れた現状分析と診断・構想策定・クラウド化を支援します。

DevOps

企業を取り巻く環境変化のスピードは加速化しており、ソフトウェア開発も変化への適応が求められています。開発チームと運用チーム間のフィードバックループを作り、絶えず協働することで、開発のスピードアップと品質向上が期待できます。

PwCは、アジャイル開発とDevOps開発を組み合わせることなどにより、コストを最適化しつつ、高品質でスピーディなソフトウェアを開発・展開することを支援します。

データ活用基盤構築

デジタル社会におけるデータドリブン経営への転換は、データを整備することから始まります。データのメリットを享受するためには、強固なデータ基盤が必要になります。

PwCは、データプラットフォームの構築、戦略の立案、インフラ・プロセス・システムの最適化、そして得られたさまざまなデータを総合的に分析し、意思決定に役立てるデータ駆動型組織(データドリブン型)になるための企業文化の醸成を支援します。

アジャイルプラクティス

近年、クラウドサービスの拡充により、スピーディなサービスリリースを実現できるアジャイル型開発への注目が高まっています。また、アジャイルの考え方は、ソフトウェア開発以外のビジネスや組織にも応用されるようになってきています。

PwCは、経営層やユーザーへのアジャイル手法の理解・浸透や適切なアジャイルプラクティスの適用を通じて、環境変化にスピーディに対応できるアジャイル型開発やアジャイル型組織構築を支援します。

IT部門改革

ビジネスのグローバル化、IT投資の拡大、新技術・新サービスの活用が進むにつれ、事業とITの融合が今までよりもますます重要になってきています。企業には、ITを単なるビジネスの効率化・最大化の道具とするのではなく、グローバルな視点を意識し、経営と融合したIT部門を目指す改革が求められています。

PwCは、グローバル・日本における類似案件の実績、専門家の豊富な知見を生かし、PMI(ポスト・マージャー・インテグレーション)などの対応を含めた、各企業の環境に応じた実現性の高いIT部門の改革を支援します。

データマネジメント&アナリティクス

データアナリティクスを活用することで、ビジネスにイノベーションを起こし、まったく新しい収益源を見つけ出し、これまで想像もしなかった製品や提案を生み出すことができるようになります。それはいわば、新しい強力な武器を手にするようなものです。

幸い、データという資産は、すでに企業の掌中にあります。PwCは、現状を分析した上で、強固なデータ収集基盤の構築、高度な分析力を利活用した戦略・戦術の策定、業務の効率化と収益改善、そして新たな事業機会の探求を支援します。

ITコスト最適化

ITコストの削減、最適化は、多くの企業にとってすでに経験済みですが、新しいテクノロジーが加速度的に実用化されてきている環境においては、定常的に検討が必要なテーマです。

PwCは、過去数年分の支出やベンチマークなどの分析から、投資対効果や最適配分を見極め、その上で、効率的なコスト削減施策について具体的な実施計画の策定を支援します。

デジタルエクセレンスマネジメント

DXはビジネスモデルそのものの変革であり、組織横断での取り組みを継続することで本来の改革効果を期待することができます。そのためには関係する組織を代表する要員の確保、ノウハウの蓄積と活用、DXの継続的推進を組織的に行う必要があります。

PwCは、センター・オブ・エクセレンス(CoE)の設立など、企業がDXの成功体験を積み重ね、リバウンドすることなくDXの効果を継続的に享受するための体制作りを支援します。

DX経営ガバナンス

DXによる新たな価値創出を目指す上で、経営陣はDX方針の設定、人材の組織横断的割り当て、適時適切な価値評価・意思決定といったガバナンス機能を発揮しなくてはなりません。

PwCは、DXの方針・戦略策定、モニタリング、価値評価、企画実行と継続的改善といった一連のガバナンス機能の構築から定着までを支援します。

データガバナンス/プライバシーガバナンス

あらゆる領域でデジタル化が進む中、ビックデータを経営に生かすべくさまざまな取り組みが進められています。大量のデータを扱う中で、継続的なデータ品質向上や、サイバー攻撃に対する備えなど安全性の重要性が増しています。

PwCは、データガバナンスを実践するための独自のフレームワークを活用し、データを安全に管理・活用・保護しながら、データ価値を引き出し、企業の成長と競争優位に貢献するためのデータガバナンス態勢構築を支援します。

エマージングテクノロジー適用ガバナンス

ブロックチェーン、AI、ドローンなどの実用化が急速に進んでおり、今後さらに普及が拡大すると予想されます。これらエマージングテクノロジーを活用する際、期待した成果を得るために、品質、信頼性、安全性などのリスク対策が求められます。

PwCは、ガバナンス・リスク管理態勢構築の必要事項を洗い出す独自のフレームワークを活用し、企業が戦略的かつ安全にエマージングテクノロジーを導入・利活用するためのガバナンス/管理態勢の構築を支援します。

RPAガバナンス

既存のシステムを改修することなく、ユーザー部門主導で気軽に業務の自動化を図ることができるRPAが急速に普及しています。一方で、RPAの誤処理、IDの不正使用、内部統制への影響といったリスクを多くの企業が認識しています。

PwCは、RPA導入のメリットを享受しつつ、リスクをコントロールするための独自のフレームワークを活用し、効率的にRPAに係るガバナンス/リスク管理態勢の評価・構築を支援します。

クラウドガバナンス

今日、企業規模や業種・業界を問わず、クラウド利用が急速に拡大しています。特に企業のデジタルビジネス分野での利用は加速度的に進んでおり、同時に、クラウド利用のガバナンス向上も求められています。

PwCは、企業のクラウド利用のガバナンス向上と効果的な推進を目指し、クラウド導入のさまざまな局面で必要な検討や対策を支援します。

ソフトウェア資産管理

日本では、ソフトウェアライセンスを含めたIT資産管理態勢を適切に構築できている組織は多くなく、気づかないうちにライセンス不足などのコンプライアンスリスクや、サイバーセキュリティリスクにも晒されています。

PwCは、独自のインベントリツールを用いることで、ベンダーのライセンス・コンプライアンス・プログラムを円滑に推進し、企業が晒されているリスクの顕在化の回避に貢献します。

ITレジリエンス

デジタル化の進展に伴い、ITはますます身近になってきています。多くの利用者にデジタルサービスを提供するITは高い信頼性が必要ですが、残念ながら、予期せぬサービス停止や製品トラブルが後を絶ちません。今後、企業は、競争力を高めるためにITのさらなる活用が求められますが、同時にITの信頼性も確保しなければなりません。しかしながら、ITシステムの大規模化・複雑化、ブラックボックス化、開発期間の短縮化などが進む中、十分な信頼性を備えたITシステムを構築すること容易ではありません。

PwCは、システム開発方法論、IT技術、アーキテクチャなどの知見を有するメンバーが分析・助言を行い、ITシステムとデジタルサービスの信頼性向上を支援します。

プロジェクトアジャイル適用ガバナンス

近年クラウドサービスの拡充により、スピーディなサービスリリースを実現できるアジャイル型開発への注目が加速度的に高まっています。反復型開発の手法が機能し、段階的なリリースに成功している一方、計画通りに段階的リリースが行えず、品質問題や大幅なリリース遅延に陥っているケースもあります。

PwCは、デジタルガバナンスマネジメントで養ったナレッジを活用し、アジャイル型開発による効果を十分に享受するための、ガバナンス/リスク管理態勢の構築を支援します。

コントロール・レポーティング・モニタリングのデジタル化・最適化

変化の激しい経営環境において、経営の基盤となる様々なデータを用いたオペレーションのスマートコントロールや、意思決定スピードを向上させるデータドリブン経営への変革が求められます。

PwCは、データドリブン経営を支えるツール選定、新プロセスの検討・導入支援、コントロール・レポーティング・モニタリングのデジタル化・最適化、データアナリティクスの導入・活用支援を通じて、企業の適時、適切な意思決定プロセスの構築を支援します。

サイバーセキュリティ&プライバシー

第三者からのサイバー攻撃がビジネスに与えるインパクトが大きくなり、それによるサイバーインシデントがビジネス継続の成否に直結する時代において、企業には、あらゆる領域においてサイバーインシデントが発生し得るという前提に立った対策が求められています。

PwCは、高度なサイバー攻撃の検知をはじめ、インシデントが発生した際の迅速な事故対応や被害の最小化、さらには再発防止から対策の抜本的見直しまで、業種・業界の特性を踏まえたさまざまなアプローチを通じて、クライアントにとって最適なサイバーセキュリティ対策を支援します。

デジタルストーリーの全体像

PwCは、デジタルトランスフォーメーションの推進にあたって、戦略の立案から実行に必要なケイパビリティの向上に加え、サイバーセキュリティやガバナンス、コントロールといったトラストの視点も含めた包括的な検討が必要であると考え、デジタルにまつわる企業の経営アジェンダを下図のとおり整理しています。

PwCは、成長に向けたビジネスのトランスフォーメーションと同時に、信頼を確保するためのトラストの両面から、ニューノーマル時代に適応していくための企業の取り組みを支援します。

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デジタルストーリーを構成する6つの経営アジェンダ

1.デジタル戦略

“Strategy through execution”
デジタル化をはじめとする社会や産業構造の変化に対応し、デジタルトランスフォーメーション(DX)戦略立案から実行まで、企業が取り組むべきDXの実現を支援します。
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2.事業構造(バリューチェーン)のデジタルトランスフォーメーション

先端テクノロジーを活用したバリューチェーンイノベーションの実現、顧客との関係や商流を新たに作り直すバリューチェーンの再構築、およびバリューチェーン計画などDX推進におけるガバナンス体制の構築を支援します。
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3.経営基盤(経営管理/コーポレート機能)のデジタルトランスフォーメーション

業績評価制度・投資管理・財務管理の強化や事業計画策定の高度化、企業経営におけるデジタル対応など、経営基盤となるコーポレート機能のDXを総合的に支援します。また、アシュアランス、税務、フォレンジックなどの観点から、信頼確保に向けたガバナンス構築・強化を支援します。
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4.デジタルトランスフォーメーション実現に向けたITプラットフォームの整備

DX実現に向け、既存のITシステムの変革、およびデータの利活用に向けたデータ蓄積・管理基盤や活用支援機能などの新たなインフラ作りを支援します。また、データガバナンスやAIガバナンスなどの「トラスト」の構築・強化を支援します。

5.人材・組織・カルチャーの変革(デジタルトランスフォーメーション)

人材や組織のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めるにあたり、カルチャーの変革は非常に重要です。DX成功の鍵は、人のマインドセットを変えることにあります。
人材や組織のデジタル化からデータに基づく施策設計や意思決定プロセスの構築まであらゆるDX推進を支援します。
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6.デジタル技術を活用した新規ビジネス/事業の推進

デジタル技術を活用した新規ビジネス/事業の構築およびM&Aの実施に加え、スマートシティ、MaaS、ヘルスケアなどのデジタル社会基盤の実現を支援します。また、デジタル新規事業の信頼確保に向けたガバナンス構築・強化を支援します。
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デジタル関連支援――あらゆる経営課題の解決に向けて

PwC Japanグループのあらゆるデジタルソリューションが、ここに。

不確実な現代においては、デジタルトランスフォーメーション(DX)をはじめとする変革の成否がビジネスのキーになり得ます。PwCはあらゆる経営課題の解決に向けてdigitalを活用したコンサルティングやアドバイザリーサービスを提供し、企業価値の向上を支援します。

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主要メンバー

神馬 秀貴

パートナー, PwCコンサルティング合同会社

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鹿島 章

グループマネージングパートナー(戦略、マーケット), PwC Japan

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