Living our purpose and values

PwCの行動規範

下記のPwC行動規範(日本語)は、PwC Globalの英語による原文『Living our Purpose and Values‐PwC’s Code of Conduct』を翻訳したものです。英語原文と解釈の相違がある場合には、英語原文が優先します。英語原文はこちらをご参照下さい。

PwCグローバル会長からのメッセージ

PwCは、プロフェッショナルサービスを提供する世界的なリーダーとして認められ、各国の世界的に有名な企業の多くと協業しています。目の前にあるチャンスや課題が、より大きくなり、複雑化する中でも、私たちは柔軟に対応し続けています。一方で、企業として進展するにあたっては、PwCネットワークの基盤であるPwCのPurposeとValuesに対するネットワーク全体、個人としての取り組みを、全ての活動の推進力として位置付ける必要があります。

PwCでは150カ国を超える国々で20万人以上が活躍し、その一人一人がクライアントや資本市場、チーム、地域社会、幅広いステークホルダーのために真の意味で違いを生み出す任務を負っています。そのため私たちは、なぜ(why)PwCのPurposeを通じて活動するのか、PwCの戦略に沿って何(what)に重点を置くのか、PwC Values、行動や振る舞いを通してどのように(how)協力し合うのかを理解する責任があります。

PwCのPurposeは、私たちのビジネスとは何か、なぜ存在するのかを明確にし、あらゆる意思決定における極めて重要な道標やベンチマークの役割をもっています。ビジネスの目的は終始一貫しているものですが、一方で私たちに対する社会からの期待は常に変化するという課題が山積となっています。しかもこの目まぐるしい変化は、人口動態の変化、技術の進歩、リアルタイムでの情報の流れといった近年私たちが目にし、実際に体験している大きな動きによってさらに加速しています。環境フットプリントや社会的インパクトといったものから投資家の要求、その他さまざまな課題まで、企業にはより広範にわたって迅速かつ責任ある行動を示すことが期待され、これまで以上に幅広い層のステークホルダーに対して説明責任を果たすことが求められています。

クライアント、地域社会、PwCで働く私たち自身がPwCに寄せる信頼および私たちの高水準な倫理的行動は、PwCの全ての活動の基盤となります。職務を遂行するにあたり、日々の意思決定の指針となるフレームワークを備えていることが重要です。この行動指針によって、私たちがどこにいて、何をしているかにかかわらず、私たちは正しく行動できるでしょう。それが、PwCのビジネスの流儀です。

行動規範は、職業上の基準や法規制の他、PwCが定める方針、Values、基準のフレームワーク内で業務活動を行う重要性を強化するものであり、それは国を超えた活動でも同様です。行動規範には、業務遂行のあり方を定めるValuesやbehaviours(行動)が規定されています。行動規範に従い、私たちは、柔軟な姿勢で状況に機敏に対応し、最善を尽くす責任を負います。

PwCとしての成果は、一人一人がいかにPwCのPurposeやValuesを、日々、全ての業務活動の中心に置けるかにかかっています。信頼を構築し、重要な課題を解決するために、ぜひ力を合わせましょう。常に協力を推進し、好奇心や革新の精神を培い、誠実性をもって行動し、配慮の気持ちを育みましょう。

Bob Moritz

Bob Moritz
PwCグローバル(PricewaterhouseCoopersInternational Limited)会長


PwCの存在意義

社会における信頼を構築し、重要な課題を解決する
 

Laurie Endsley

Laurie Endsley
PwCグローバル(PricewaterhouseCoopersInternational Limited)最高倫理コンプライアンス責任者

PwCグローバル最高倫理コンプライアンス責任者からのメッセージ

私たちの行動規範は、PwCのPurposeと共通の基本的価値観であるValuesに基づき、私たちに求められる行動や正しい行いについて共通のフレームワークを定めています。私たちの行動規範を知り、理解し、実践することは、PwCプロフェッショナルとしての私たちの真のあるべき姿の根幹を成し、私たちが標榜する信条の基本として欠かせません。ともに働く相手が社内であっても社外であっても、私たちはお互いに信頼し合い、倫理的責任を意識する必要があります。

この行動規範には、私たちを取り巻く世界、私たちの業務の本質、今日のビジネスのあり方の著しい変化だけでなく、こうしたさまざまな変化に直面した時に、信頼されるプロフェッショナルとして倫理的な姿勢を固持するすべを体得する必要性を織り込んでいます。行動規範は、ルールブックではなく、フレームワークであり、プロフェッショナルとしての私たちの行動の指針となる数多くのツールの一つとなるものです。この行動規範において、私たちが遭遇するありとあらゆる状況を全て網羅することは不可能ですし、実際に網羅していません。むしろ、日々の行動や倫理上の意思決定の中にPwCのValuesを取り入れることを狙っています。

私たち全員がこの取り組みの重要な役割を担っています。皆さん一人一人がこの行動規範に規定された行動を実践し、支持する役割を負っています。しかしこれは一人で成し遂げることはできません。私たちが、皆でともに取り組むことで達成できるのです。お互いに支え合いましょう。ここに記されたプロフェッショナルとしての行動と基準を全て理解し、順守し、一貫性をもって適用できるようお互いを信頼しましょう。あらゆるレベルで協力し正しい行動を取るための能力習得を目指してお互いに協力しましょう。

この行動規範に反するような状況に遭遇した場合は声を上げて下さい。PwCでは、懸念を表明する勇気を高く評価します。不正行為が申し立てられた場合の調査は細心の注意を払った上で進められることと、絶対に報復を許容しないことを忘れないで下さい。もし疑わしい状況やジレンマに直面した場合は、助けを求めて下さい。各ローカルファームにも、ネットワークにも、支援する窓口や方策があります。

PwCの確固たる倫理的カルチャーの維持のために、皆さんとともに取り組んでいくことを楽しみにしています。