次世代監査をめぐるPwCの取り組み 第5回:AIの将来予測を活用した監査の未来

2019-10-01

もしAIが被監査会社の将来を予測できるようになったら

人が何かを「予測する」とは、将来の状態や出来事を前もって推し測ることを意味します。人は無意識あるいは意識的に、さまざまな情報を集め、インプットし、自身が持つ知恵や知見にそれらを結び付けて、予測結果をアウトプットします。

人工知能(AI)が何かを「予測する」ときも、同様のプロセスを経ています。ある物事に関連する過去のデータを大量にインプットし、機械学習等の手法によって予測モデルを導き出し、さらに新たな関連データを結び付けることで、目的とする情報の予測値を算出する、といった流れです。他の予測手法として、シミュレーションに基づく数値解析もあります。最も身近な例は天気予報で、数理モデルに基づいてシミュレーションを行い、翌日の天気や一週間分の天気を予測しています。

近年では、株価予測などさまざまな分野で、シミュレーションを活用した将来予測に関する研究開発が進められています。デジタル化が進む会計監査の世界も例外ではありません。例えば、人工知能が被監査会社の将来のキャッシュフローを「事業の黒字化の見込みは○○%です」と予測できるようになったとしたらどうでしょう。予測に用いられたパラメーターについて被監査会社と監査人が共通の認識を持ち、双方が予測値に対して、より深い議論と洞察を得ることができるようになると考えられます。

執筆者

久保田 正崇

執行役副代表, PwC Japan有限責任監査法人

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渡部 亮

マネージャー, PwC Japan有限責任監査法人

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