チェンジマネジメント/組織カルチャー変革

 

企業を取り巻く環境変化が加速する中、戦略や制度、テクノロジーの導入だけでは、変革を成果につなげることが難しくなっています。変革を実現するためには、従業員一人一人の理解・共感・行動変容をいかに引き出し、それを組織に定着させるかが重要です。

PwCコンサルティングは、国内外の豊富な支援実績と調査・研究に基づき、人の意識・行動・スキル、そして組織カルチャーに働きかけるチェンジマネジメントおよび組織カルチャー変革を支援します。

チェンジマネジメント

チェンジマネジメントとは、DX・生成AI活用・M&A・人的資本経営など、企業変革(トランスフォーメーション)の局面において、従業員の意識や行動の変化(行動変容)を促し、変革を持続的に組織文化として根付かせるための計画的な取り組みです。

私たちは、変革の内容そのものだけでなく、それを受け止める従業員のエンゲージメントや感情、現場の実態を踏まえながら、変革が「自分ごと」として理解され、日常の行動へとつながるよう、従業員エクスペリエンス(EX)の視点から支援します。

近年、企業は生成AI・DXの急速な進展、人的資本経営への対応、M&A・PMI(Post Merger Integration)によるグローバル統合、サステナビリティ経営の実装など、複合的かつ同時進行の変革課題に直面しています。

こうした変革は、制度や仕組みの導入だけでは定着せず、従業員一人一人の意識と行動が変わって初めて成果につながります。成功の鍵は、リーダーシップの発揮、エンゲージメントの向上、心理的安全性の確保、そしてリスキリングを通じた新たな行動の定着にあります。

PwCコンサルティングのチェンジマネジメントが対応する代表的なケースは以下のとおりです。

  • ビジョン・パーパス・バリューの浸透および共有による行動変革支援(パーパス経営の実装)
  • 中期経営計画・新事業戦略などの経営メッセージの全社浸透と整合性確保
  • M&A・PMIにおける意識・行動・働き方とカルチャー統合
  • 大規模な業務改革(BPR)・ERP刷新・システム移行における定着支援
  • 生成AI・DX推進に伴うリスキリング/アップスキリングと行動変容
  • 人的資本経営・ジョブ型制度導入に伴う組織文化変革
  • サステナビリティ・ESG経営の浸透に向けた意識・行動変革

PwCコンサルティングが提供する次世代チェンジマネジメントモデルは、変革を一過性の取り組みに終わらせず、構想から実行、定着、成果創出までを一貫して支援するフレームワークです(図表1)。

図表1:次世代チェンジマネジメントモデル

本モデルは、以下の3つの要素を中核に据え、これらを相互に連動させながら、変革全体を統合的に支援します。

  1. リーダーと従業員の活性化
  2. パーソナライズされた体験設計
  3. スキルと行動の定着

1. リーダーと従業員の活性化

変革の成功には、経営層だけでなく、現場の管理職(チェンジリーダー)や従業員の理解と共感が不可欠です。
私たちは、変革ビジョンの設計やリーダーシップの活性化を通じて、変革の方向性と推進力を組織全体でそろえることを支援します。また、現場で影響力を持つキーパーソン(チェンジエージェント)を巻き込み、リーダーが従業員の行動変容を後押しする起点となるよう支援します。
ステークホルダーマネジメントと変革コミュニケーションの両輪で、組織全体の変革推進力を高めます。

2. パーソナライズされた体験設計

変革を現場に浸透させるためには、画一的な情報発信ではなく、従業員一人一人の役割や状況に応じた体験づくりが重要です。
私たちは、職種・立場・変革影響度に応じたメッセージ設計やコミュニケーションプラン、コーチング、ワークショップなどを通じて、従業員が納得感をもって変革を受け止められるよう体験を設計します。また、チェンジ・インパクト・アセスメントやチェンジレディネス(変革準備度)診断により、現場の状況をデータドリブンに可視化し、対応策を最適化します。

3. スキルと行動の定着

変革を持続可能なものとするためには、新たなスキルや行動が日常業務の中で実践され、組織文化として定着することが必要です。
私たちは、リスキリング/アップスキリングプログラム、体験型学習、現場密着型の伴走支援を通じて、学びと実践のサイクルを回します。さらに、行動変容のKPI設計と効果測定により、変革成果の定量的な可視化と継続的な改善を実現します。

組織カルチャー変革

戦略の実行力強化のための組織カルチャー

組織カルチャーとは、組織のメンバーにプログラムされてきた意識や行動のパターンのことを言います。企業のパーパスを実現する上で、組織カルチャーは事業戦略やオペレーションモデルと同列に重要な要素であり、この3要素が密接に連携している必要があります(図表2)。

図表2:企業のパーパス実現に必要な3つの要素

戦略的に大胆な一手を仕掛けるなら、組織カルチャーのチューニングは必須と言えます。
組織カルチャー変革の範囲は多岐にわたりますが、例えば以下のようなケースが挙げられます。

  • 生成AI・DXを前提とした働き方やビジネスモデル変革を推進する人材の意識および行動の変革
  • 組織のイノベーションカルチャーの創出および強化
  • 停滞する事業や組織の再活性化に向けた組織カルチャー変革
  • グローバル統合・M&A/PMIでのカルチャー統合と、生産性・パフォーマンス革新の双方を実現する意識・行動変革
  • サイバーセキュリティカルチャー/リスクカルチャーの醸成による、全社的なリスク感度と自律的な行動規範の強化

組織カルチャー変革の6つの成功要因

組織カルチャーを変革する際には、推進する上で陥りがちな罠を避け、6つの成功要因を押さえることが重要です(図表3)。

得てしてカルチャー変革はその目的が曖昧になりやすいため、まずは事業戦略との関係性を明確にして「ありたい状態」を定めます(01)。
次に、組織に所属する職員のエネルギーの源泉を探るため、既存のカルチャーを理解し、先に定めたありたい状態との差分を把握します。カルチャー変革に関する取り組みは他企業の模倣をしてもうまくいかないため、ここで自社らしさを特定することが重要です(02)。
また、既存カルチャーの理解は、ありたい状態に近づけるための「取るべき行動・ふるまい」を定めやすくすることにつながります。なお、より素早く確実なカルチャー変革のためには、意識ではなく具体的な日常の行動を変えることにフォーカスすることが重要です(03)。
その上で、変革の実行段階では、特定の組織のみが推進を担うのではなく、カルチャー構築に大きな影響を持つと思われる推進役を現場から発掘・活用することやリーダー陣を巻き込みながら施策を進めていくことで、より手触り感を持った施策検討が可能となります(04、05)。
さらに、カルチャーという見えにくいものに対して、複数の観点の指標を計測するモニタリングの設計をしておき、効果が明確に出ているかどうかを評価していくことでその有効性を確認することが重要となります(06)。

PwCコンサルティングは、これら6つの要素を踏まえた総合的なサポートを通じ、組織カルチャー変革の実現を支援します。

図表3:組織カルチャー変革の6つの成功要因と陥りがちな罠


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主要メンバー

喜島 忠典

パートナー, PwCコンサルティング合同会社

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鈴木 貞一郎

パートナー, PwCコンサルティング合同会社

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白澤 朋佳

ディレクター, PwCコンサルティング合同会社

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石川 圭悟

シニアマネージャー, PwCコンサルティング合同会社

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野上 大

シニアマネージャー, PwCコンサルティング合同会社

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入江 和宏

シニアマネージャー, PwCコンサルティング合同会社

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