
メッシュアーキテクチャが切り開く新たなデータアナリティクス~第8回 競争優位を築くメッシュアーキテクチャの実践
メッシュアーキテクチャ実現に向けたポイントをシステムの観点から考察し、中央データ基盤に求められる機能群ごとに解説します。
データの重要性が高まり、企業によるパーソナルデータの収集や活用が進む中、データの提供者であるユーザーは情報を提供することに敏感になってきています。その結果、クライアントに紐づく情報を収集する企業では、ユーザーからの問い合わせ件数やデータ管理などの工数が増えています。
プライバシーを取り巻く環境も年々変化しています。欧州では2018年にEU一般データ保護規則(GDPR)が施行され、日本では2020年6月に個人情報保護法改正法が成立するなど、パーソナルデータの取り扱いが厳格化されています。それに伴い人々の意識も変化し、今やパーソナルデータは、ユーザー自身が管理するものになってきています。同時に、テクノロジーの進化によってプライバシー対応の仕組みを各社が構築できるようになったことから、企業におけるプライバシーへの対応状況が、企業の競争優位を作り出す状況にまでなってきています。
プライバシーへの対応が進めばユーザーからの信頼は厚くなり、取得可能データも増加します。そのためには、自社内から順にデータ活用の基盤(プラットフォーム)を整備していく必要があります。ユーザーの情報を一元的に管理・統合するデータプラットフォームを構築し、その活用範囲をグループ会社内、さらには他社と共有/活用可能にしていくことで、企業はデータのビジネス価値を最大化することができます。
こうしたプライバシー管理統合基盤の構築は、パーソナルデータ管理におけるユーザーエクスペリエンスを向上させます。個人情報や購入履歴、位置情報や閲覧履歴といったデータを提供したユーザーは、自らの端末で提供データを詳細に管理し、また柔軟に情報を連携できるようになります。データを受け取る企業側は、オプトイン/オプトアウトを経て連携されたデータの集中管理と、用途ごとに整備されたAPI(Application Programming Interface)を通じて、提供データを開示することが可能になります。
PwCは、プライバシー管理に関するさまざまな課題に対応するサービスを揃えています。アセスメントを通じて発見した企業の課題に応じて、プライバシー管理統合基盤の構想とロードマップの策定、プライバシーポリシーの策定、さらには組織内におけるプライバシー管理の定着化支援を行います。プライバシーのみならず、サイバーセキュリティや人工知能(AI)・アナリティクスを利用したデータ活用、データ基盤構築などに関する豊富な知見を有する各領域の専門家が、ユーザー視点に立った信頼性の高いプライバシー対応とユーザーエクスペリエンスの向上を支援します。
メッシュアーキテクチャ実現に向けたポイントをシステムの観点から考察し、中央データ基盤に求められる機能群ごとに解説します。
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本海外規格や国内外のガイドラインを踏まえて、日本企業が国際水準の物理セキュリティを整備する必要性を解説し、実際にどのように「物理セキュリティペネトレーションテスト」を導入・活用できるかをご紹介します。
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PwCコンサルティング合同会社は、6月17日(火)に表題イベントを対面で開催します。
PwC Japanグループは、5月19日(月)より表題のセミナーをオンデマンド配信します。
PwCコンサルティング合同会社は3月10日(月)より、表題のセミナーをオンデマンド配信します。セミナーの最後に無償トライアルのご案内があります。
PwCコンサルティング合同会社は1月27日(月)より、表題のセミナーをオンデマンド配信します。