
サステナビリティ新時代―成果を生み出すホリスティック×システミックアプローチ
複雑化するSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)課題に対する明確な対応策として新たな方法論を提示し、サステナビリティ経営を強化するM&A戦略や、情報開示の潮流と対応といった具体的手法から、5つの業界における先進事例まで詳述しています。(ダイヤモンド社/2025年7月)
ビジネスリーダーが、この3年間ほど数多くの課題への対処を迫られたことは、歴史上あまり例がありません。しかも、その1つ1つの課題には、さまざまな事情が絡む固有の複雑さがあります。そうした課題の全てに同時に対応しなければならなかったことも、いまだかつてありませんでした。
CEOをはじめとする経営陣は、今や、地経学や分極化の問題に対処できる外交官となり、サプライチェーンの混乱によって製品供給に滞りが生じた場合には怒れる顧客をなだめる危機管理者となり、人材をつなぎ止めるべく自社のパーパス(存在意義)の伝道師とならなければなりません。その上、社会意識を高く持ち、ESGの視点から意思決定を考え、トランスフォーメーションを推進するため、デジタルリテラシーを備え、同時に、ビジネスモデルの改革に必要なリスク耐性をも持ち合わせていなければならないのです。
レジリエンスや短期的な収益性に力を入れるだけでは、もはや十分ではありません。企業は、生き残りと成長に向け、変革を進める必要があるのです。
幸いなことに、全世界が混乱に見舞われる中、アジア太平洋地域はその嵐を切り抜けつつあります。今後10年間、世界の経済成長の70%はアジア太平洋地域からもたらされると予想されます。アジア太平洋地域には世界でも最大規模の消費者市場が複数あり、2030年には消費支出総額が世界一の地域になるでしょう。
成長のためにサプライチェーンの再編を行うにあたって、企業が検討しなければならない根本的問題が3つあると、私たちは考えています。
コロナ禍に端を発したサプライチェーンの混乱は、その後も続く世界的な激動によってますます悪化し、新たなサプライヤーや事業拠点の立地場所、人材を巡る競争を生み出すとともに、より包括的な戦略の変革の喫緊の必要性を浮き彫りにしました。これらの課題があるにもかかわらず、アジア太平洋地域は、成長に向けて準備が整っています。競争に勝つために差別化を図りつつ、先進技術やESGを味方につけることができる企業であれば、将来の成功は約束されています。成長に向けてリバランスを進めるためにCEOが取るべき実践的なステップについて、詳しくは以下のレポートをお読みください。
※本コンテンツは、Global supply chains: The race to rebalanceを翻訳したものです。翻訳には正確を期しておりますが、英語版と解釈の相違がある場合は、英語版に依拠してください。
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AI活用の営業改革を成功させるために、重要な5つのポイントのうち、「ヒトとAI協働での付加価値提供」「営業オペレーションモデル」について解説します。
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サステナビリティ経営の成熟度を診断するPwCのソリューション「Sustainability Value Assessment」について説明し、実際の事例として、関連する就業者数や業界の規模が大きく、使用されるエネルギーや資源量の多さからサステナビリティを考える上でも重要な業界である建設・不動産業界を取り上げます。
TOPIX100構成銘柄企業のサステナビリティ開示を、SASBスタンダードの開示トピックと指標の観点から分析し、日本企業において適用義務化が検討されているSSBJ基準への適合の観点から、課題領域ごとに開示のさらなる改善に役立つ情報を提供します。
第2回では、プライバシー保護重視の時代において顧客からの「信頼」を育むためにマーケターは何をすべきか、顧客理解の重要性とともにアプローチ方法について述べます。
第11回は、金沢大学 融合研究域 融合科学系 教授 金間大介氏を迎え、PwCコンサルティングのディレクター東海林崇とマネージャー池田真由が、労働力減少問題の課題先進業界である「福祉・介護」業界における今後の人材獲得戦略を議論しました。
PwCコンサルティングは、通信事業者に向けてAI戦略の立案や実行、それに伴う組織や事業の変革を支援しています。AI領域のプロフェッショナルとともに、通信事業者のAI戦略と、今後の事業のあり方と課題について語りました。