
製造業の未来を切り開くエンジニアリングチェーンのDX
日立製作所のリーダ主任研究員 長野岳彦氏と主任技師 大石晴樹氏、PwCコンサルティングのシニアマネージャー佐藤 涼太が、設計開発領域の変革に取り組む理由、変革ポイント、活動推進における課題について議論しました。
近年の外部環境の著しい変化に柔軟に対応するために、製造業各社には業務、組織、製品、サービス、ビジネスモデルなどの持続的な変革が必要とされています。デジタルを活用した持続的な変革のキーワードとして、デジタルトランスフォーメーション(DX)が重要である一方、日本企業、特に製造業のDXはデジタル化・効率化にとどまっており、根本的な変革までは進んでいないことが多い状況です。DXを推進していく上では、全社の事業戦略や中長期方針において、DXによって目指すべき姿を定義し、効率的・効果的に実現を行っていくための変革ポイントを定めることが重要です。
PwCコンサルティングではエンジニアリングチェーンをDXの成果創出の重点ポイントとし、バリューチェーン全体の業務最適化、新製品・サービスの創出に向けたデジタル化支援を行います。
エンジニアリングチェーンにおけるDXを実現するために、PwCコンサルティングでは5つの取り組みの方向性(課題領域)を定義しています。これら5つの取り組みに対し、エンジニアリングチェーンにおける各種情報のデジタル化、技術情報管理基盤(PLM)およびソフトウェア情報管理基盤(ALM)を活用したデジタル改革、バーチャル空間における開発(Virtual Engineering)の実現に向けた各ソリューションの導入を支援します。また、各領域のDXを実現し、エンジニアリングチェーン全体をつなぐことで、エンジニアリングチェーンの改革だけでなく、バリューチェーン最適化にもつながる支援を行います。
図表1:5つの取り組みの方向性(課題領域)
PwCコンサルティングではデジタルエンジニアリングのレベルを主要な取り組みテーマごとに4つの段階で定義しています(図表2)。各社の現状を正しく把握し、取り組むべきテーマとレベルを設定することで、変革に向けた方針やアプローチを明確にすることができます。またレベルごとにシステムやデータ等の要素に分解することができ、各要素について詳細な状態を定義することで、実際のプロジェクトにおけるより具体的な検討に活かすことが可能です。
図表2:デジタルエンジニアリングのレベル定義
R&D領域のDXに向けては、強固な基盤を構築した上でデジタル活用を高度化し、既存業務からの脱却/業務改革につなげることが必要です。
PwCコンサルティングではエンジニアリングチェーンのDXに向けた包括的な支援を提供し、クライアントの状況/課題に合わせた最適な取り組みを提案します。
日立製作所のリーダ主任研究員 長野岳彦氏と主任技師 大石晴樹氏、PwCコンサルティングのシニアマネージャー佐藤 涼太が、設計開発領域の変革に取り組む理由、変革ポイント、活動推進における課題について議論しました。
近年、自動車業界においてもAI技術の革新が進んでいます。 新たな安全規格となるISO/PAS 8800の文書構成や既存の安全規格(ISO 26262, ISO 21448)との関連性について概要を整理するとともに、AI安全管理およびAIシステムの保証論証について紹介し、AIシステム開発における課題について考察します。
京都大学の塩路昌宏名誉教授と、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、水素小型モビリティ・エンジン研究組合(HySE)の担当者をお招きし、水素社会実現に向けた内燃機関やマルチパスウェイの重要性について議論しました。
京都大学の塩路昌宏名誉教授と、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、水素小型モビリティ・エンジン研究組合(HySE)の担当者をお招きし、産官学連携での水素エンジンの研究開発の重要性と、具体的な課題について議論しました。