
「デジタルエコシステムの最前線」コラム 第15回 「孤独戦略」の限界と、エコシステム形成の重要性
エコシステムの持続的な成長と競争優位性の確立に直結する、戦略適合性・実現可能性・協業手法の3つの観点とその評価軸について解説します。
グローバル・プライベート・エクイティの相次ぐ大型日本ファンド設立に見られるように、足元ではPEファンドへの資金の流入が増加しています。同時に大企業の多角化経営の見直しによるカーブアウトのニーズ拡大や、事業承継問題を抱える企業の受け皿として、PEファンドが果たす役割に注目が集まっています。また、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受け、迅速かつより深く変革を推進し企業価値を創造するPEファンドの日本における存在感が増しています。
こうした背景のもと、PEファンドの新規参入やファンドレイズ額の上昇に伴う競争激化により、従来よりも高い買収価格でのM&Aが前提となっており、IPOなどによる売却を見据えた投資後の早期かつ着実なValue Creationの必要性が従来にも増して高まっています。
PwCコンサルティングは、PEファンドやベンチャーキャピタル、戦略コンサルティングファーム、証券会社の投資銀行部門などの出身者や、公認会計士といった多様なバックグラウンドを持つ専門性の高い人材からなるPEファンドの価値創造支援に特化したチームを有しており、PwC Japanグループの各法人はもちろん、PwC米国をはじめとするグローバル拠点と連携した支援体制により、PEファンドが投資後のValue Creationで直面する課題に関する多様なニーズ・工程における支援が可能です。
エコシステムの持続的な成長と競争優位性の確立に直結する、戦略適合性・実現可能性・協業手法の3つの観点とその評価軸について解説します。
のれんの主な論点である「のれんの償却」と、「のれんの減損テストの実務」という二つのテーマで、IFRSの観点からの考察および検討すべきポイントを中心に取り上げ、解説します。
文化創造産業の特性とキードライバーを踏まえ、当該産業をどのように創成・拡大するべきかを論じます。
企業が継続的に新たな価値を提供し、存在意義を発揮しながら成長し続けるためには、何が必要か。異業種間連携を前提としたエコシステム形成が一つの選択肢になり得る理由を、考え方やプロセス、事業化に向けた取り組みの観点から解説します。