HRテクノロジー/HRDX

近年のICT(情報通信技術)の革新的進化は人事部門や人事サービスの高度化および効率化に大きなインパクトを与えています。これからの人事施策を戦略的に推進するためには、テクノロジーやデータの活用が欠かせません。すでに先進企業では人材マネジメントサイクルの全ての活動においてHRテクノロジー(人事・労務分野におけるテクノロジー)を利用し、業務の効率や意思決定の質を向上させています。
PwCコンサルティングはグローバルの先進的知見や、さまざまなサービスの導入実績を生かすことで、日本企業がHRテクノロジーをより活用し、新たな人事情報システムを構築することを支援します。

参照

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各企業の人事部門が高度なデータ分析力に基づいて意思決定を行い、戦略的に人事施策を推進するにあたり、人事データマネジメントに注目が集まっています。また同時に、個別機能に特化したHRテクノロジーが近年次々とリリースされており、人事データの多様化・分散化も急速に進んでいます。そのため、多様な人事データをいかにマネジメントするが企業の人事部門にとっての喫緊の課題であると言えます。
PwCコンサルティングは、各システム上のデータを一元管理するための人材データプラットフォームの構築から、データレイクやBIツールを活用した人事ダッシュボードの実装まで、データに基づく人事施策の推進を支援します。

HRDX(人事DX)成熟度診断サービス

ビジネス構造が変化する中、人的資本を重視したサステナブルな経営への要求は急速に高まっており、企業が競争力を維持するためには、人事領域においてもテクノロジーを最大限に活用した人材マネジメントの再構築が必要不可欠になっています。

一方で、テクノロジー活用による効果を最大限に獲得するためには、複合的な視点で変革すべき点を見極め、自社にとって最適な施策を進めることが重要です。

PwCコンサルティングは、独自の成熟度モデルに基づいて人事領域のテクノロジー活用の成熟度を診断し、効果的な人事DXの実現に向けた施策の策定を支援します。

PwCコンサルティングのサービス

人事戦略、人事・IT機能/人材、データガバナンス、ITアークテクチャ、人事プロセスの5つの視点で構成される成熟度モデルに基づいた、約60の診断項目を利用します。

診断項目に基づきコンサルタントがヒアリング調査を行い、各社固有の事情や実態を踏まえた成熟度の診断結果レポートを提供します。あわせて、レポートにおいて優先的に変革を進めるべき領域を特定するため、変革施策の計画・実行へ活用することが可能です。

図表:HRDX(人事DX)成熟度モデルの枠組み

図 HRDX(人事DX)成熟度モデルの枠組み

サービスの特長

・包括的視点での診断
人的資本経営、グローバル経営といった戦略面から、人材マネジメント再構築やテクノロジー活用の土台となる人事とITの機能面、各人事プロセスでのデータドリブンの人事、エンプロイーエクスペリエンスまで、多様な視点を含む人事領域の包括的な診断項目からなる分析により、全体最適視点で課題を特定したHRDX成熟度の診断結果レポートを提供します。

・短期間での提供
標準的なサービス提供期間として、ヒアリング調査から結果レポートの提供まで、約2週間程度の短期間での診断が可能です。

・HRデジタルトランスフォーメーションサーベイ 2024(HRDX Survey 2024)データの活用
PwCは同一の成熟度モデルを用いたサーベイを通じ、企業のHRDX動向に関するデータを保有しています。本データから得られる独自の示唆を診断結果に反映することで、他社の動向を踏まえた自社の課題特定、施策検討に結び付けることが可能となります。

グローバルタレントマネジメントシステム

経営環境が急速に変化する中、企業がイノベーション力や競争力を強化するには、グローバルグループ全体の社員を対象とした「グローバルタレントの変革」が不可欠です。
PwCコンサルティングは、グローバルタレントの変革を支援するにあたり、経営・事業の戦略にアラインし、実現性および実効性を重視したタレントマネジメント施策を立案し、展開することを基本コンセプトとしています。そのためには、データに基づく意思決定や、グローバルガバナンスを促進させるプラットフォーム(グローバルタレントマネジメントシステム)を実装する必要があります。具体的には、以下の4つのステップを通じて戦略を立案し、実装することでグローバルタレントの変革を支援します。

PwCコンサルティングのアプローチ

1:グローバルタレントの変革に向けた施策の立案(図1)
2:システム要件の定義
3:実装製品の選定
4:実装ロードマップの明確化(図2)

図 グローバルタレントマネジメントシステム

HRテクノロジー戦略(HR Tech Strategy)

HRテクノロジーの進化により、人事業務の効率化という範囲にとどまらず、人材マネジメントサイクル全てに対してシステムを適用可能になってきています。働く社員もデジタル世代が中心になり、これら新世代の社員に適したエクスペリエンスを提供していくことも企業には求められています。
PwCコンサルティングは、従来型のHRIS(人事情報システム)の導入を支援するだけでなく、独自のアプローチであるBXT(Business=ビジネス、eXperience=エクスペリエンス、Technology=テクノロジー)の3つの視点から、最適なHRテクノロジー戦略およびグランドデザインのを策定をサポートします。

図 HRテクノロジー戦略(HR Tech Strategy)

PwCコンサルティングのアプローチ

PwCコンサルティングでは、クライアントのニーズに沿った具体的な施策のデザイン、投資対効果の測定、変革に向けたロードマップの策定を4つのステップで支援します。

図 HRテクノロジー戦略(HR Tech Strategy)

人事システムプロジェクトマネジメント・チェンジマネジメント

HRテクノロジーのクラウド製品が主流になってきた昨今、昔ながらのスクラッチ開発のプロジェクトとは異なったアプローチが求められています。
PwCコンサルティングは、過去の大規模成功事例から導き出されたシステムの要件定義、設計、テストなどにおける方法論に加え、スキル習熟・意識改革を効果的に行うチェンジマネジメント手法、個人情報保護法やGDPR(一般データ保護規則)への対応策、グローバルネットワークを活用した海外ロールアウトのベストプラクティスなどを組み合わせ、ゴールを確実に達成するための効果的なプロジェクトマネジメントを支援します。

プロジェクトマネジメントのタイプと必要なアプローチ

プロジェクトのタイプによって、プロジェクトマネジメントのアプローチは異なります。

ウォーターフォール型プロジェクトマネジメント

・多数のステークホルダー参画によるプロジェクトの確実性・品質・効率性の確保
・新業務・システムを大組織への浸透、全従業員利用システムにおけるユーザー習熟度の向上
・大量かつ複雑な蓄積履歴データの移行
・実現性・実効性のある、地に足のついた「人事業務のあるべき姿」と「ロードマップ」の策定

アジャイル型プロジェクトマネジメント

・従来のウォーターフォールモデルとは異なる潜在的な障害の撲滅や成果物品質の確保
・アジャイル開発のプロセスや開発適用基準などの標準化
・HRのスキル習得を兼ねたチェンジマネジメント企画と実行

PwCコンサルティングのアプローチ

PwCコンサルティングでは、グローバルで確立された方法論に基づく多数の大規模システムの導入経験で蓄積された豊富なノウハウや、ベストプラクティスを有しています。これらをベースに開発された、当社独自の人事領域システム導入コンサルティング方法論「H-1」は、高品質なプロジェクト実施を可能にします。「H-1」では現状分析、人事業務改革からシステム導入までのタスクと依存関係が定義され、各タスクの成果物のテンプレートが用意されています。また、進捗管理やレビュー方法などの管理手法も標準化されており、プロジェクト計画・準備期間の短縮化とリスクを回避・低減した高度かつ均質なプロジェクトマネジメントサービスの提供を可能にし、安定稼働を実現します。

HRにおけるデータ活用プラットフォーム・BIツール活用(HR Data Platform)

各企業の人事部門が高度なデータ分析力に基づいて意思決定を行い、戦略的に人事施策を推進するにあたり、人事データマネジメントに注目が集まっています。また同時に、個別機能に特化したHRテクノロジーが近年次々とリリースされており、人事データの多様化・分散化も急速に進んでいます。そのため、多様な人事データをいかにマネジメントするが企業の人事部門にとっての喫緊の課題であると言えます。
PwCコンサルティングは、各システム上のデータを一元管理するための人材データプラットフォームの構築から、データレイクやBIツールを活用した人事ダッシュボードの実装まで、データに基づく人事施策の推進を支援します。

 HRデータプラットフォームの特長

・情報に基づいた意思決定のサポート
ビジネスシステム全体から収集したデータに基づき、より信頼性のある人員計画(Strategic Workforce Planning:SWP)の立案が可能

・即時性
トランザクションデータを活用し、即時にモデルやシナリオを生成することで、問題に対して遅延なく対応可能

・ピープルアナリティクスの搭載
人事データを集約することで、採用・配置などの個別領域に限らず、課題に応じて必要なデータを活用し、領域を横断した分析を実施することが可能

・人的資本開示への活用
人的資本開示の指標の中には、女性管理職比率や、従業員の職務遂行に必要なスキルの保有状況など、量的・質的人員計画に関連する項目が多数存在するが、それらのデータを集約し、可視化することで継続的な人的資本状況の把握が可能

SAP SuccessFactors活用による人事戦略実行の促進

人事戦略に係る意思決定を行うにあたり、最新テクノロジーのトレンドを迅速かつ安価に利用できるクラウド人事システムの活用が進んでいます。SAP SuccessFactorsは人事業務全般を網羅する人事システムであり、人事データの管理や給与の計算といった機能に加え、研修や評価、後継者計画などの機能をクラウド上で提供しています。
PwCコンサルティングでは、企業の人事戦略とSAP SuccessFactorsの仕様を踏まえた上で、適切な人材データ管理体制の構築を支援しています。SAP SuccessFactorsの標準機能だけでは実現できないクライアントのニーズに対しては、新たな機能の開発、RPA(Robotic Process Automation)による業務効率化、機械学習を活用した退職者の予測分析など、最適なソリューション構成を提案することで解決を図ります。

SAP SuccessFactorsの特長

人材データ管理/活用
・人材の獲得、配置、育成、評価、報酬など人事業務で発生する人材データを管理
・標準機能では充足できない企業固有の人材や組織に関するデータ管理項目を柔軟に追加可能
・入力された人材データをレポートツールにより可視化

グローバル対応
・給与、年末調整、社会保険など、日本をはじめ各国固有の法制度に標準機能で対応
・グローバル利用に対応した人事システムであり、多言語対応
・インターネットにつながる環境であれば場所を問わず利用可能であり、在宅勤務などの柔軟な働き方に対応
・モバイルデバイスからの利用にも標準で対応

自動更新
・改善された機能や新機能が定期的かつ自動的にリリース・更新されるため、トレンドに応じた機能を継続的に利用可能
・機械学習を利用し、社員の関心に基づいた研修コースを推奨するなど、最新のテクノロジーに基づく追加機能をリリース

拡張性
・クラウド上の開発プラットフォーム(SAP Business Technology Platform)を用いて、企業の細かなニーズに応じた機能の追加開発が可能

PwCコンサルティングのアプローチとサービス

PwCコンサルティングは、大規模人事システムの構築や導入など、長年にわたるSAP SuccessFactorsの導入支援を通じて蓄積した豊富なノウハウと実績のあるテンプレートを活用し、SAP SuccessFactorsを活用した効率的な人事システムの導入を支援します。
クラウド製品であるという理由だけで標準化を推進するのではなく、他社との差別化を図る人材施策、国内労働市場からの制約、企業特性を踏まえた効率的なプロセスを策定します。変えてはいけないもの、変えられないものをしっかりと見極めた上で、SAP SuccessFactorsで実現できない企業の細かなニーズがあれば、SAP Business Technology Platformによる追加開発やRPA、AIを活用した対応策を提案します。
また、SAP SuccessFactors単体の導入にとどまらず、SNSやチャットツールとの連携、メールやスケジューラのデータと組み合わせたピープルアナリティクスなど、さまざまな先端ソリューションを併せて提供することで、人材マネジメントの高度化や、従業員エクスペリエンス(EX)の向上に貢献します。

Workday HCMによる人材マネジメント変革

テクノロジーの発達、グローバル化の進展、人材の多様化などにより、変化に対応できる柔軟な人材マネジメントが求められるようになっています。国内においては、“人事部門による従業員の管理”という日本型人材マネジメントの見直しが急務となっており、ジョブ型雇用への転換が求められています。
Workdayは、クラウド人事システムのグローバルマーケットリーダー製品です。本製品は、人事業務の効率化や自動化、従業員に対する人事サービスの向上、ジョブ型人事制度の導入、海外拠点のガバナンス強化、ラインへの人事権の移管などを目指す企業にとって、最適な機能を備えています。
PwCコンサルティングは2013年よりWorkday導入支援サービスを手掛けており、財務機能を含め豊富な導入実績を有しています。クライアントの人事戦略とWorkdayの製品仕様を踏まえた上で、円滑なシステムの導入や、人材マネジメントの変革に係る支援を提供します。

Workday HCM(Human Capital Management)の特長

人材データの管理・活用
・採用、配置、育成、評価、報酬など人材に関するデータを一元管理
・ワークフロー機能により業務の標準化・電子化・自動化を実現
・ポジション管理、職務プロファイル管理によりジョブ型人事制度を実現
・一元管理されたデータから、アクションにつながるインサイトを提供

グローバル人材マネジメントへの対応
・ワークフローの可視化、テナント統一されたセキュリティポリシーによる拠点のガバナンス強化
・全従業員の人材情報を一元管理
・事業部門への人事情報の適宜開示

優れたユーザビリティ
・全モジュール共通のユーザーインターフェース
・多言語対応
・PC・モバイル端末・タブレット端末でのアクセス

アップデートによる最先端HRテクノジーの活用
Workday Skill Cloud:従業員/候補者が持つスキルデータの体系化
・Workday DaaS:同業他社とのベンチマーク比較
・Employee Experience:従業員への優れた体験価値の提供

PwCコンサルティングのアプローチとサービス

PwCコンサルティングは、人事領域における幅広い知見とWorkday導入の豊富な支援実績に基づき、Workdayを単に導入するではなく、それにより人事業務・システムの基盤構築を支援します。
グローバルの知見を生かして構築した独自の導入テンプレートを、プロジェクトの特性・ニーズにより使い分けることで、迅速かつ確実なシステム導入を支援します。

サービスの特長
・効率的な人事業務プロセスの設計
・管理すべき人材データ項目の選定
・給与・勤怠システムとのインテグレーション設計・開発
・ジョブ型人事制度の実現


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主要メンバー

角田 直

パートナー, PwCコンサルティング合同会社

Email

出崎 弘史

パートナー, PwCコンサルティング合同会社

Email

小田原 文子

ディレクター, PwCコンサルティング合同会社

Email

若島 功卓

ディレクター, PwCコンサルティング合同会社

Email

巳年後 徹

ディレクター, PwCコンサルティング合同会社

Email

品川 芳德

ディレクター, PwCコンサルティング合同会社

Email