
DXをデジタル技術導入で終わらせない。組織や仕組みの抜本的な変革を目指すAgile & cloud transformation CoE
アジャイルとクラウドをキーワードに企業変革を推進するPwCコンサルティングのAgile & cloud transformation CoEのメンバー3名が、DXの本質的な課題や解決策、今後の展望について語り合いました。
近年、新たな技術の登場や市場動向の急速な変化により、企業を取り巻く環境は目まぐるしいスピードで変化しています。生成AIなどに代表されるデジタル技術の進化やグローバル競争の激化、消費者行動の多様化など、ビジネスにおける不確実性は日々高まっています。
このダイナミックな市場の変化に対応し続けるためには、最新のテクノロジーを単に業務に適用するだけではなく、企業のオペレーティングモデルそのものを変革することが不可欠です。それは例えば、「計画至上主義から仮説検証型へ」「保守切れ起点から、ビジネス戦略起点のシステムロードマップへ」「外部依存型から内製化へ」といったことが挙げられます。
図表1:「やること」だけでなく「やり方」を変える
この変革の鍵として、「アジャイル」と「クラウド」が重要な役割を果たします。
PwCコンサルティングでは、「アジャイル」と「クラウド」に関する深い見識を活かし、組織のアジャイル化(Agile transformation)とクラウド利用高度化(Cloud transformation)の提供を通じて、テクノロジーの導入に留まらない、企業における人材、組織、社内制度(プロセス)など、システムを包括的に変革することを支援します。
顧客起点のプロダクト・サービス開発やビジネス施策の伴走支援、アジャイルな働き方への改革、経営層を含む変革リーダー向けのトレーニング、現場でのプロダクトオーナーやスクラムマスターに対するコーチングなどにより、トライアル&エラーで成功体験を作りながら、自社独自のアジャイル文化醸成とケイパビリティ向上を図ります。
その結果、顧客への価値提供とフィードバックサイクルを短期間で効率的に回せる状態を実現し、早期にビジネス価値を創出することが可能になります。
図表2:素早い価値提供プロセスによる早期のビジネス価値の獲得
クラウドネイティブなアーキテクチャへの変革、サイト信頼性エンジニアリング(Site Reliability Engineering:SRE)の考え方に即した運用高度化や人材育成、ガバナンス・アズ・コードの適用による承認プロセス簡素化、デジタル技術やデジタル人材の前線化をサポートするプラットフォームエンジニアリングなど、人材、組織、社内制度、システムを変革する高度なクラウド利用を推進します。
その結果、クラウド費用や運用工数、リードタイムが低減され、クラウド利用時の投資対効果を最大化することが可能になります。
図表3:進化するクラウド技術を活かした投資対効果の最大化
アジャイルとクラウドをキーワードに企業変革を推進するPwCコンサルティングのAgile & cloud transformation CoEのメンバー3名が、DXの本質的な課題や解決策、今後の展望について語り合いました。
クラウドの活用は増加する一方ですが、効果的な活用が充分にできていないなど課題も多くあります。Agile & cloud transformation CoEのメンバーが、チームの特長や具体的なプロジェクト、今後の展望などを紹介します。
インダストリーの視点から重要課題を解決し、クライアントの変革を支援するET-IS。その設立背景や、目指す未来、組織カルチャーなどについて、PwCコンサルティングでパートナーを務める矢澤嘉治、寺島克也、中山裕之が語り合いました。
DXを成功させ、競争力を強化するために必要なアプローチをPwCコンサルティングのディレクター鈴木直に、若手社員がインタビューしました。
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全国の自治体において大規模なクラウド移行が進んでいます。ガバメントクラウド移行に関する現状や課題を整理した上でその真の狙いを明らかにし、“自治体のクラウドジャーニー”の進め方を考察します。
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