若手社員とエキスパートがテクノロジーについて語る、「ITアーキテクチャ設計とは」

2022-04-04

グローバルなスペシャリストが揃った中立組織であること

玉置:最後にPwCコンサルティング合同会社(以下、PwCコンサルティング)が提供するサービスについて教えてください。ITアーキテクチャの構築を支援するサービスは、コンサルティングファーム各社をはじめ、ITベンダーも提供しています。その中でPwCの強みとは何でしょうか。

木村:大きく分けて3つあります。1つ目はあらゆる業界のスペシャリストと技術のスペシャリストを擁していることです。クライアントが抱える課題は、ビジネスと技術の両方の視点から検討しなければなりません。PwCコンサルティングには両方のスペシャリストがいますから、クライアントの課題や目標に合わせ、適切なチームを組成して支援できる体制が整っています。

2つ目はベンダーニュートラルな立場であることです。ITベンダーは自社製品を売らなければなりませんから、「自社製品の中から最適なものを提案する」という姿勢になりがちです。一時期、多くの日本企業は「パッケージ製品をカスタマイズした結果、ベンダーロックインによってバージョンアップやメンテナンスに莫大なコストが必要になった」という課題を抱えていました。しかし、PwCコンサルティングにはそうした“制約”はありません。ですから、クライアントにとって最適なソリューションを提案できるのです。

3つ目はグローバルなネットワークを有していることです。海外の事例や業界動向の調査はPwCが最も得意としているサービスです。例えば、日本で導入事例が少ないSaaSの評価や、将来的に業界のスタンダードになりそうなツールを調査し、海外の導入事例なども含めてレポートすることが可能です。

玉置:お話を伺って、ITアーキテクチャを構築することは、クライアントのビジネスを縁の下から支えることだと理解しました。ビジネスのダイナミズムとIT技術のトレンドを熟知し、支援する、とても重要な仕事ですね。本日はありがとうございました。

(左から)木村 栄司、玉置 侑子

(左から)木村 栄司、玉置 侑子

主要メンバー

木村 栄司

ディレクター, PwCコンサルティング合同会社

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