
シリーズ「価値創造に向けたサステナビリティデータガバナンスの取り組み」 第2回:統合管理を含めたデータガバナンス/マネジメントの要諦
多様なテーマを抱えるサステナビリティの領域におけるデータガバナンス/マネジメントを推進するにあたり、個別最適に陥りデータの全社的な利活用に至らないことが課題とされています。本コラムでは、組織横断的なデータガバナンスが必要な理由、そしてその推進の要諦を解説します。
2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、特に自動車の電動化や再生可能エネルギーの導入を促進するためのキーデバイスとして、蓄電池への期待が世界中で高まっています。その中でも特に最初に着手すべきとして導入拡大が進められているのが、電気自動車用の蓄電池です。これは年率10%を超える市場規模の拡大が見込まれ、2019年時点で200GWhであった市場規模が2030年には3,000~5,000GWhと15倍~20倍へ拡大、2050年には7,500~14,000GWhへとさらに2.5倍~3倍に拡大することが見込まれています。また再生可能エネルギー導入のサポートや需要家側での利用が想定されている定置用蓄電池についても、年率10~20%という自動車用蓄電池よりも高い成長率が見込まれており、2019年の30GWhから2030年には370~750GWhと12倍~25倍へ拡大、2050年には3,400~9,000GWhとさらに9倍~12倍の拡大が見込まれています。
なお、国・地域別の電気自動車の販売台数では、特に中国・欧州の立ち上がりが早く、次いで米国、日本となっており、マーケット規模では日本は劣後すると考えられています。
1.蓄電池ビジネスを取り巻く世界的状況
2.生産拡大、バリューチェーン拡大の動向
3.自社ビジネスの強化に向けた取り組み
多様なテーマを抱えるサステナビリティの領域におけるデータガバナンス/マネジメントを推進するにあたり、個別最適に陥りデータの全社的な利活用に至らないことが課題とされています。本コラムでは、組織横断的なデータガバナンスが必要な理由、そしてその推進の要諦を解説します。
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