次世代監査への取り組み

より簡単・迅速で相互連携の取れたAudit experience(監査体験)。人がリードし、テクノロジーが支える、データに基づく次世代監査の未来への大胆かつグローバルなビジョンです。

PwCは、人とテクノロジーに継続的に注力しながら、監査の提供方法の変革に向けた取り組みをグローバルで推進しています。また、Microsoftと前例のない提携を結び、目まぐるしく変化するクライアントニーズに応える新たなデジタルケイパビリティを監査人が利用できるよう、革新的な監査エコシステムを構築しています。

新たに登場したコグニティブテクノロジーを活用すれば、これまで不可能だったAudit experience(監査体験)を創り出せる可能性があります。データを変換し、予測分析を活用し、自動化を自在に進めることで、クライアントや監査チームは監査プロセスの全体像をこれまで以上に鮮明に把握できるようになります。質が高く、完全に統合された迅速な監査を実現することで、監査プロセスの負荷を軽減するとともに、クライアントおよびステークホルダーの重要課題解決に向け、信頼の構築を支援します。

Next Generation Audit image

Audit experienceの変革

PwCは、人や情報がもたらすメッセージに積極的に耳を傾けており、さらに高い透明性と信頼を求める声を強く認識しています。当社は、監査に対するアプローチを常に進化させ、こうした変化に適応しています。インサイトを深め、透明性を高めることにより、私たちはクライアントが、そのビジネスやステークホルダーにとっての重要課題についての信頼を構築できるよう支援します。

PwCは専門知識とテクノロジー、注意深いヒアリングを組み合わせたアプローチにより、監査チームとクライアント、そしてデータと緊密に対話しています。今後は、データに基づく緻密な業務プロセス分析により、これまで以上に得られるインサイトが増え、透明性や確度、安心感が高まるでしょう。この新たなアプローチによって、かつてないほどデータがもたらす示唆を理解することができるようになり、インサイトへの理解が深まるため、革新的な方法によりクライアントの信頼の構築を支援することが可能となります。PwCは、全体を見渡せる大局的な視点を提供し、今日の複雑な監査をより管理しやすく、生産的で効果の高いものにします。

人がリードし、テクノロジーが支えるPwCのアプローチは、専門知識とイノベーションを組み合わせて監査プロセスを合理化することで一般的な課題に対処し、エラーを最少化し、監査プロセスを円滑化します。データ統合は、クライアント組織のデジタルケイパビリティに合わせて行うため、透明性が高く、込み入った作業を要しません。このようにプロセスを合理化・標準化しているので、リスクが高い分野に集中することができ、監査の全体的な負担が軽減されます。PwCの目標は、クライアントに質の高い監査を提供することで、クライアントがステークホルダーに対する信頼を構築することに集中できるようにすることです。

PwCは、国際会計フォーラム&アワード(International Accounting Forum & Awards)で「デジタル・イノベーション・オブ・ザ・イヤー2023」を受賞しました。

PwCで進む監査AIのイノベーション

PwC独自の予測分析では、クラウドベースの機械学習と先進的な統計モデルを利用してクライアントの収益を予測できるようにし、それを監査手続のサポートデータとして使用します。このテクノロジーにより、財務諸表上の各勘定科目の残高を構成する取引について、その母集団全体にわたり分析を行うことができます。また、この予測分析にはデータの信頼性やモデルの妥当性のチェックが組み込まれているので、監査チームがクライアントのビジネスに対する理解を一層深め、よりクライアントに適した質の高い監査を行うのに役立ちます。

PwC独自のAI支援型財務諸表開示チェックでは、AIの能力を活用して、財務諸表開示に関するレビューを強化しています。将来的には、サステナビリティや気候関連の報告に際しても支援できるようにする予定で、所要時間を減らし、品質の向上を図るとともに、監査プロセスの負担を減らします。

PwCは、生成AIおよびAIを活用した検索機能により、関連情報を的確かつ正確に特定し、その要約レポートを生成する研究を進めており、これを監査人に提供することを目指しています。このプロトタイプ機能を使用することで、PwCプロフェッショナルは膨大な量の会計・監査ガイダンスを検索したり、独自の文書をアップロードし参照したりするなどして、自らの知見を活かしてカスタマイズすることが可能となり、手作業で検索する必要がなくなります。

「PwCの次世代監査ケイパビリティは、Audit experienceを変革しつつあります。そして、これまで監査プロセスの負担となってきた長年の課題を解決しつつあります。このような、時代を象徴する画期的な躍進によって、PwCプロフェッショナルのケイパビリティは強化され、この変化する世界で信頼を築こうとするクライアントの期待に応えるインサイト、品質、価値を生み出します」

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主要メンバー

近藤 仁

パートナー, PwC Japan有限責任監査法人

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