Social Impact Initiative

ソーシャル・インパクト・イニシアチブ

日本の社会、政府・自治体、民間企業が直面する課題はさまざまな文脈へと広がりを見せており、外部環境は急速に変化を遂げています。その社会に対しては、1人では大きな影響を与えることはできません。私たちソーシャル・インパクト・イニシアチブ(以下、SII)は価値観を共有するステークホルダーとともに「コレクティブインパクト」を創出していきます。

リーダーメッセージ

PwCは「社会に信頼を構築し、重要な課題を解決する」ことを自らのPurpose(存在意義)として掲げています。PwC Purposeは、私たちが複雑な課題に対して重要な決定を下すにあたっての拠り所であり、世界情勢やビジネス環境、社会および経済の構造が大きく変化し続ける中で、PwCグローバルネットワークが連携する上で重要な役割を果たしています。

PwCコンサルティング合同会社では、より良い社会を作りたいという思いを持った有志が部門や役職の域を超えて集結し、2019年に「ソーシャル・インパクト・イニシアチブ(SII)」を立ち上げました。SIIはこれまで各種の取り組みを進め、課題解決を一歩ずつ進めています。ただ「決定的な何かをまだ生み出せていない」という気持ちを常に持ち続けています。その認識が、よりビジョンに近いことをやろうとする挑戦を生み出し、私たちを前に進めています。私たちSIIは、社内外の仲間たちとともに「コレクティブインパクト」を創出し、社会を変えていきたいと考えています。

PwC コンサルティング合同会社
Social Impact Initiative Lead Partner
宮城隆之

SIIのコアとなる考え方

SIIは、マルチステークホルダーが協働して社会課題を解決するスキームです。経済的価値を起点・目的とするのではなく、社会的・環境的価値を起点としてソーシャル・インパクトを追及する社会を目指しており、コレクティブ・インパクトに満ち溢れる社会を目指しています。

ソーシャル インパクト

取り組みや事業を持続的に展開するためには、ただ社会に良いとされることをするだけでなく、そこに着実にインパクトが生まれているかどうかを可視化する必要があります。何をすれば社会に対する正の影響(ポジティブインパクト)を最大化できるのか。どうすれば負の影響(ネガティブインパクト)を極小化できるのか――。私たちはそのメカニズムを明らかにし、社会課題の解決を目指すマルチステークホルダーそれぞれが持つパーパスやビジネスモデル、バリューチェーンを踏まえたインパクトオリエンテッドな活動の推進を後押しします。

コレクティブ インパクト

企業が新しい価値観と向き合うためには、ステークホルダーと対話を繰り返し、共通価値を形成していくプロセスが重要であり、その価値観に対する共感が何よりも大切です。共通する価値観がもたらす効果は大きく、共感をベースとする「場」に「人」が集まります。「場」に「人」が集まると、そこに新しい考えや発想が生まれ、これまで困難だった課題が解決に向かう可能性が高まります。これからの社会課題の解決は、個別の企業や産業による取り組みだけでは進展しないでしょう。私たちは、課題に関わるステークホルダーが集まり、それぞれができることを持ち寄って、集合的な影響「コレクティブ・インパクト」を創出していく世界観を標榜しています。

社会システム 思考

持続可能な社会を構築するためには、「社会」をさまざまな要素が複雑に繋がりあった「社会システム」として捉える必要があります。さまざまな構成要素が複雑に繋がりあっているにも関わらず、その中の一部だけに焦点を当てて部分最適な方法で手当てしても期待する効果は得られず、むしろ新たな課題を生み出してしまうことさえあります。私たちは、社会システムの一連の流れをくみ、各種現象の因果関係を理解した上で、必要な部分に変化を生み出す「社会システム思考」を提唱していきます。

SIIの目指す社会課題アプローチ

SIIでは、「ソーシャル・インパクト」「コレクティブ・インパクト」「社会システム思考」の考え方を大事にし、あらたな社会課題解決のアプローチ創出を推進します。

SIIの目指す社会課題アプローチ SIIの目指す社会課題アプローチ

Social Impact Initiativeが取り組むこと

コレクティブ・インパクト・アプローチを導入していく
Change society by creating collective impact

どこの社会課題現場でも、ステークホルダーが集まって議論をすると、課題認識は非常に高いレベルで一致します。しかし、具体的なアクションを検討する段階になると困難な理由が次々と挙げられ、議論が膠着するケースが散見されます。
そうならないためには、まずは関係者間で共通のアジェンダをしっかりと定めることが重要です。その上で、ステークホルダーごとのペインおよびゲインを探り、全体のシステムを動かすためのシナリオを描きます。共通のアジェンダに対して相互理解が図られ、互いに課題解決を行う仲間であるという共通認識があれば、各ステークホルダーの目標や目的は違っていてもかまいません。そうすることで互いの強みを持ち寄り、補完し合う関係性を築くことができます。私たちSIIは「コレクティブ・インパクト・アプローチ」の導入、展開を進めています。

想いをともにする人々をつなぎ、社会関係資本を構築していく
Engage in system thinking and build social capital to create collective impact

社会を変えることは1人ではできません。例えできたとしても、非常に狭い範囲で部分的なものになるでしょう。社会課題の複雑化が進む現代においては、「仲間と手を組めばより広い範囲で大きな価値を生み出せる」という発想が求められます。私たちSIIは、「コミュニティ」を「ビジョン実現に必要なリソースやサポーターを引き寄せて1つの力にする場」「ビジョン実現に向けて動くこと・考えることをともにする場」と定義し、「コミュニティプロデュース」を行っています。

社会課題解決に取り組む社内起業家を増やし、共に力をあわせていく
Create frameworks and communities where people work collectively

企業や団体が真の社会的責任を果たす集団となっていく過程で、「どのようなテーマに取り組み、どのような人材を育成していったら良いか」について悩むケースが多々見受けられます。また、新しい価値観を有し、本格的に社会進出を進める新世代の人材に対して、どのように向き合うべきかという点も悩みどころです。多くの企業・団体がSDGsを1つのチャンスにすべく、ワークショップを開催するなどしてソーシャルビジネスの推進を検討していますが、突然ひらめいたような施策に企業が強い思いを込めることは困難であるということは言うまでもありません。

したがって、取り組むべきテーマを温めている人材を探し出し、サポートすることが重要です。私たちSIIはそうすることで真の社会的価値を生み出す企業への変革につながると考え、社内外問わず、社会変革を起こそうと挑む人材の挑戦を後押しする「アントレプレナー支援」を推進しています。

社会システム変革のための提唱活動を行っていくAdvocate for social transformation and raise awareness

コレクティブインパクトを創出するためには、方法論を確立させ、浸透させることはもちろんのこと、自分たちを取り巻く環境を変えていく「アドボカシー活動」が重要です。

私たちSIIは、まだ日本社会で議論が十分になされていない領域を含め、さまざまなテーマについて理解を広め、認知度を高め、解決方法を提言する活動にも取り組んでいきます。

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Social Impact Initiative 社会を変える旅に出る

コレクティブインパクトが創出される世界を目指して、社会課題解決に挑む人たちの後押しとなるような考え方や事例などを、さまざまなコラムや対談を通じて紹介しています。

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SIIコンサルタントへのインタビュー

SIIのビジョンや取り組みが、外部メディアで紹介されています。

 

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主要メンバー

宮城 隆之

パートナー, PwCコンサルティング合同会社

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下條 美智子

ディレクター, PwCコンサルティング合同会社

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北原 菜由香

シニアマネージャー, PwCコンサルティング合同会社

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草野 秀樹

シニアマネージャー, PwCコンサルティング合同会社

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