
マネー・ローンダリング等に関するリスクの特定・評価方法について―リスク評価書策定の留意点―
金融庁は、「マネロン等対策の有効性検証に関する対話のための論点・プラクティスの整理」を公表しました。リスク評価書の策定に当たっての留意点を解説します。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、金融サービス業界に大きな影響を及ぼしました。10年にわたり続いた好調なクレジットサイクルは転換期を迎え、低金利環境は今後しばらくの間、継続すると考えられます。また、COVID-19の世界的な大流行(パンデミック)は、生産性の問題を深刻化させました。多くの金融機関において、持続不可能なCIR(費用収益比率)の問題が拡大しており、今、行動を起こさなければ、今後、組織の存続上の脅威に多くの企業が直面することになるでしょう。
しかし一方で、パンデミックは生産性向上に取り組む機会ともなっています。例えば、健康上の懸念から実店舗や事務所が閉鎖され、顧客のデジタルチャネルへの移行が比較的容易となった他、リモートワークも成功しています。
労働力のアップスキリングは生産性向上の基盤です。2019年に発表した金融サービス業界の生産性に関する調査に続く今回の調査からは、「労働力のデジタルIQの向上」が生産性向上に深く関連していることが明らかとなっています。本レポートでは、市場における現状を把握し、成功事例を探究することで、2021年とその先の新しい世界における生産性の課題に対し、金融機関が検討すべき次の一手を提言します。
※本コンテンツは、「Productivity 2021 and beyond」を翻訳したものです。翻訳には正確を期しておりますが、英語版と解釈の相違がある場合は、英語版に依拠してください。
金融庁は、「マネロン等対策の有効性検証に関する対話のための論点・プラクティスの整理」を公表しました。リスク評価書の策定に当たっての留意点を解説します。
ブロックチェーンは幅広い領域での応用が期待される一方で、そのテクノロジー的優位性を生かすためにはガバナンスやマネジメントの視点が欠かせません。本稿では暗号資産販売所を例に、ビジネスの各フェーズにおいて考慮すべきガバナンスについて概説します。
サイバーセキュリティに関する財務報告リスクが高まっています。本レポートでは、実際に企業が財務報告リスクを識別しているのか、また識別したリスクに対してどのように取り組んでいるのかを調査し、リスクの識別・評価を推進する際の留意点を解説します。
IT環境が劇的に変化する中で、情報の信頼性の確保が一層重要となっています。企業はITガバナンスの枠組みを活用し、ITのリスク管理や統制を強化する必要があります。本レポートでは、IT環境における主要なリスクを考察し、求められる対応策を体系的に整理します。