Productivity 2021 and beyond――金融サービス業界における生産性調査2021

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、金融サービス業界に大きな影響を及ぼしました。10年にわたり続いた好調なクレジットサイクルは転換期を迎え、低金利環境は今後しばらくの間、継続すると考えられます。また、COVID-19の世界的な大流行(パンデミック)は、生産性の問題を深刻化させました。多くの金融機関において、持続不可能なCIR(費用収益比率)の問題が拡大しており、今、行動を起こさなければ、今後、組織の存続上の脅威に多くの企業が直面することになるでしょう。

しかし一方で、パンデミックは生産性向上に取り組む機会ともなっています。例えば、健康上の懸念から実店舗や事務所が閉鎖され、顧客のデジタルチャネルへの移行が比較的容易となった他、リモートワークも成功しています。

労働力のアップスキリングは生産性向上の基盤です。2019年に発表した金融サービス業界の生産性に関する調査に続く今回の調査からは、「労働力のデジタルIQの向上」が生産性向上に深く関連していることが明らかとなっています。本レポートでは、市場における現状を把握し、成功事例を探究することで、2021年とその先の新しい世界における生産性の課題に対し、金融機関が検討すべき次の一手を提言します。

※本コンテンツは、「Productivity 2021 and beyond」を翻訳したものです。翻訳には正確を期しておりますが、英語版と解釈の相違がある場合は、英語版に依拠してください。

Productivity 2021 and beyondーー金融サービス業界における生産性調査2021

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