資本主義社会における企業は、企業理念を起点に経営戦略を策定・実行し、「人、モノ、カネ、情報」という経営資源を活用しながら、持続的な成長を実現することが求められています。経営環境の変化が常態化し、不確実性が高まる中で、これらの経営資源をいかに獲得し、いかに柔軟に組み替えていくかは、企業価値を左右する極めて重要な経営課題です。
企業を取り巻く資金調達環境に目を向けると、金融機関からの借入やベンチャーキャピタルからの出資に加え、ICO(Initial Coin Offering:新規暗号資産公開)やクラウドファンディング、公的支援スキームなど、多様な手段が利用可能になっています。資金調達の選択肢が広がる一方で、企業に求められる社会的役割や説明責任は拡大しており、単に資金を調達するだけでなく、どのように社会と関わり、どのような成長を目指すのかが、これまで以上に問われるようになっています。
このような環境の下、IPOは単なる資金調達の手段ではなく、企業が社会との関係性を再構築し、成長戦略を実行するための基盤として、その意味合いを変えつつあります。本稿では、成長戦略としてのIPOの意義と、それを支える組織の在り方の将来について考察します。
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財務報告アドバイザリー部
キャピタルマーケッツ&IPOソリューションズリーダー パートナー 越田 勝
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ディレクター 吉澤 太朗
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京都事務所 BASチーム
シニアマネージャー 岡 淳一
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