監査業務を変革するデジタルツール

PwC Japan有限責任監査法人は、最先端のテクノロジーを監査に取り込むために積極的に投資を行っています。

ここでは、こうした最先端のテクノロジーの概要についてご紹介します。

Aura

グローバルERPシステム「Aura」は、世界全体で87,000名に及ぶPwCの監査スタッフにより、2008年からPwCが行う全ての監査業務に使用されています。

「Aura」の主なメリット:

  • 「Aura」を利用することで、重要なリスクにフォーカスし、必要な監査証拠を集めるための監査手続が自動生成されるため、作業の重複や不足を回避することにより、監査時間が削減されます。
  • 監査チーム全体の監査手続について、作業の進捗状況を棒グラフ等で視覚的に把握することにより、徹底した期日管理を行うことができます。
  • クライアントごとに固有の経営環境を考慮しながら適切なリスク評価を行い、重要な虚偽表示リスクの水準、内部統制への依拠度合い、実証テストの深度を設定することができます。

Connect

「Connect」は、監査のあらゆる段階において、迅速、効率的かつ安全な情報共有を実現する協調型ワークフローツールです。

「Connect」の主なメリット:

  • 「Connect」での資料受渡しは、ドラッグ&ドロップでファイルのアップロード/ダウンロードを行うため、直観的な操作が可能です。また、受渡しの都度、メール等にパスワードを設定する必要がなくなりますので、資料受渡し事務が大幅に省力化されます。
  • グラフ表示や自動メール通知機能により、資料のリクエスト状況の把握や期限超過等のモニタリングが簡単に行えます。
  • リクエストごとにアクセス制限が設定され、ユーザーはアクセス権のあるリクエストのみを閲覧することができます。このため、セキュリティの確保された環境で、監査関連資料や報告書を依頼・利用・交換したり、資料の依頼状況を確認したりすることができます。

Halo

私たちのデータ監査ツールである「Halo」は、膨大なデータを利用した分析を行い、それを視覚化することで多様な示唆を得ることを可能にします。これにより、監査の在り方を変革するとともに、クライアントに対する様々な情報提供を可能にします。
PwCの監査は、「Halo」によりデータを最大限に活用することで、これまでとは別次元の段階に移行します。

「Halo」の主なメリット:

  • 「Halo」内蔵のアルゴリズム、視覚化、ベンチマーク評価などの機能により、クライアントのビジネスに対する理解を深め、有意義なインサイトを提供することが可能です。
  • 「Halo」を用いて、全てのトランザクションを検索、検証、分析することができます。これによりテスト品質が向上するとともに、より的確にリスクを評価し、真に重要な問題に注力することが可能になります。
  • PwCでは、さまざまな業種やリスクに合わせて、多数の「Halo」 アプリケーションを構築しています。以下にいくつかの例を紹介します
  • Halo for Journals

仕訳を網羅的に視覚化することで、高いリスクを伴う取引を抽出するとともに、業務プロセスの非効率性や過度な集中等、業務改善に資するような分析結果をクライアントに提供することが可能です。

  • Halo for Investments

高品質で豊富なデータベースを利用し、クライアントの投資ポートフォリオの分析を行います。さらに、時価評価について主要なプライスベンダーの評価との乖離が閾値を超える銘柄を特定します。

PwC’s Confirmation System(PCS)

PCSは、確認状を徹底的に安全に作成、送付、回答、管理するためのウェブ・システムです。フレキシブル・テクノロジーの搭載により、売掛金やデリバティブ、ローン、在庫などあらゆる種類の確認状に対応可能です。

「PCS」の主なメリット:

  • PCSを利用することで、紙面の確認状を郵送する際に生じうる紛失や遅配を防ぐことができます。
  • 未回答項目に関する督促はシステムから自動送信されますので、クライアントから確認先へのフォローアップや督促の電話を行う必要はありません。
  • PCSは見易さを重視したデザインであり、確認先の回答方法について完結明瞭なインストラクションが記載されていますので、確認先にとって使いやすく、回答をすばやく完了できる仕様になっています。
  • 使い易さを追求することにより、確認先からの回答率を引き上げ、代替的手続きのためのクライアント及び監査人の作業時間の削減が可能になります。

Cash.ai

Cash.aiは、現金及び預金の監査手続を自動化するツールです。人工知能(AI)を活用して被監査会社の文書を自動で読み込み、理解し、テストまで行います。処理可能な文書は、決算書の現金及び預金残高、銀行勘定調整表、銀行残高証明書、為替書類、銀行の財務状況などで、実質的に現金及び預金に関する全ての監査手続を完了することができます。グローバル会計専門誌『International Accounting Bulletin(IAB)』が選出する2019年のオーディット・イノベーション・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。


{{filterContent.facetedTitle}}

{{contentList.dataService.numberHits}} {{contentList.dataService.numberHits == 1 ? 'result' : 'results'}}
{{contentList.loadingText}}