本シリーズでは、近年における企業の農業との関わり方について、企業はなぜ農業に関わろうとするのか、どのように関わっていくべきなのかを連載で考察しています。
第2回となる本稿では、サステナビリティの視点から企業が直面するリスクと機会、ステークホルダーからの期待、政府の取り組みに注目し、なぜ企業が農業に関わるべきなのかに焦点を当てています。特に食品関連企業などは、サプライチェーンの基盤である農業に事業継続を大きく依存している一方、その事業活動が自然資本に与える影響も大きいため、適切な対応が求められています。また、非財務情報であるESG(環境・社会・ガバナンス)を重視するステークホルダーが増える中、企業における環境への取り組みやそのインパクトの開示・可視化についても解説します。
なお、文中の意見は筆者の私見であり、PwC Japan有限責任監査法人および所属部門の正式見解ではないことをお断りします。
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サステナビリティ・アドバイザリー部
マネージャー 上野 莉佳子
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