はじめに
PwC Japan有限責任監査法人の基礎研究所（以下、基礎研究所）は2007年の設立以来、将来の監査業務に影響をもたらすと思われる経済・社会の基礎的な流れに関して独自の研究活動を行っています。今回は、基礎研究所所長 矢農理恵子（以下、矢農）と副所長 山田善隆（以下、山田）が、リース会計について語ります。わが国では2024年9月、新たなリース会計基準が公表され、2027年4月1日以後開始する事業年度の期首から適用されます。新たなリース会計基準はどのような趣旨で開発されたのか、またどのように財務に影響するのか、借手側の処理について考察します。新基準のポイントを少し俯瞰して考えてみたい方も、背景を理解したい方もご覧ください。なお、文中の意見は対談者の私見であり、PwC Japan有限責任監査法人および所属部門の正式見解ではないことをお断りします。
目次
- オンバランスの背景
- 新リース基準が財務諸表・財務指標へ与える影響
執筆者
PwC Japan有限責任監査法人
執行役員 公認会計士
パートナー 矢農 理恵子
PwC Japan有限責任監査法人
公認会計士
パートナー 山田 善隆
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