会計士×税理士座談会

入社歴を問わず、誰にでもチャンスがある

──今の職場では、具体的にどのような業務をされているのでしょうか。 

Y.S.私は金融部で不動産関係のチームに所属しており、申告書作成などの税務コンプライアンスサービスが中心ですが、自ら希望して徐々に税務相談などのコンサルティング業務も行っています。入社歴にかかわらず積極的に手を挙げれば、やりたい仕事をするチャンスを与えてくれる。これはPwC税理士法人ならではの特長だと思います。

M.E.Y.S.さんと同じく金融部に所属していますが、私は主に金融機関を担当しています。法人税や消費税などの申告業務をメインに、クライアントの記帳代行なども定期的に実施しています。

F.J.プライベートビジネスサービスに所属し、申告書作成やタックスレビュー（会計監査の一環として行う税金関連項目の監査業務）をしています。また、非上場企業株式の株価算定や事業承継に向けたコンサルティング、PwC弁護士法人と連携した組織再編に対する法務・税務支援など、税務にとどまらない課題の解決にも取り組んでいます。

M.H.私は日系・外資系を合わせて50～60社のクライアントを担当しています。申告書の作成や日々の税務相談、税務調査対応サポート、税務ガバナンスの構築支援など、クライアントの税務に関する困りごと全般を支援しています。例えば、クライアント企業に組織再編などがあれば、こちらからサポートをご提案することもあります。

――入社前に、不安に思っていたことや期待していたことがあれば教えてください。

Y.S.正直なところ、周囲から「大手の税理士法人は多忙」と聞いていたので不安な面はありました。一方、成長スピードも速いとの期待もありました。実際、大変な部分はありますが、理不尽なハードワークとは程遠く、入社後1年間は先輩職員が身近な相談相手としてサポートしてくれる「バディ制度」などもあり、新卒でもスムーズに業務に慣れることができました。

M.H.サポート体制は手厚いですよね。私は一度退職した後、約1年間のブランクを経て復職したのですが、ちょうどインボイス制度に切り替わる時期で、早速大きなプロジェクトに関与することになり不安がありました。パートナーに素直にそれを伝えると、すぐに他のマネージャーも追加でアサインしてもらうことができ、サポートしてもらえたので、最後まで取り組むことができました。制度の充実はもちろん、こうしたこまやかな配慮を言葉や気持ちだけではなく、実際のサポートとして整備してくれるのはPwCのすごくよいカルチャーだと思います。私が「もう一度ここで働かせていただきたい」と思った理由の1つが、互いをケアするこうしたカルチャーにあります。

F.J.私の場合、入社前の不安は全然なくて、むしろ多様なクライアントのビジネスに関われるという期待が大きかったです。実際そのとおりで、税務にとどまらず、あらゆる法人内のナレッジを活用しながら、さまざまなクライアントの課題解決に取り組める点に、面白みを感じています。

M.E.私はベースが「会計」だったので、「税務」に関する知識面の不安はたしかにありました。公認会計士試験で学ぶ税務は1科目だけなので。でも今では、周囲のサポートを受けながらではありますが、当時から取り組みたかった申告業務を担当しています。Y.S.さんが言うとおり、手を挙げればチャンスがもらえることは、本当に大きな魅力です。

資格の取得・維持も手厚くサポート

――日々の業務と並行して、税理士試験の準備や会計士資格の維持のための勉強を続ける必要もあると思います。その両立は大変なのではないでしょうか。

Y.S.試験休暇を取得できるので、直前の追い込みが可能です。私はそれを活用して入社後、税理士試験で2つの科目に合格できました。働きながらでも十分に資格取得ができると思います。

F.J.私は昨年、公認会計士の修了考査をクリアしましたが、有給休暇と試験休暇を合わせて取得し、約1カ月間準備に費やしました。会社もチームも、その時期は仕事の配分を考慮してくれたので、集中して勉強ができましたね。

M.E.私は公認会計士の修了考査後に入社していますが、公認会計士登録を継続するには、毎年一定の研修を受ける必要があります。これも決して簡単なものではないのですが、PwC税理士法人の場合、単位として認められる社内研修もあるため、要件を達成しやすいと思います。

専門性をより磨き、頼られる存在に

――今後、皆さんが目指す未来像について教えてください。

Y.S.入社後3年間は会社の環境と先輩、上司からの助けがあって成長させてもらいました。今後は自身が受けたように、他の人の成長につながるような働きもしていきたいと考えています。

M.H.スタッフ時代はアサインの多さが評価の証と考えていましたが、マネージャーになってからは、クライアントに 貢献することにやりがいを感じています。さらに知識を得て、経験を積み、クライアントから頼られるプロフェッショナルになりたいです。それができる環境が、ここにはあると思います。

F.J.望んだ仕事に貢献できている自覚はあるものの、まだチームの一員にすぎず、リードする立場にはなり得ていません。いずれは自らクライアントの課題を見つけて解決へと導ける存在になれるよう、知見を深め、経験を重ねていきたいと思います。

M.E.現在担当している金融機関の税務は、税務の中でもやや特殊な領域で、対応に悩む場面も多いのが実情です。迷いなく対応するための高度な知識を身に付けたいと思っています。

――最後に、PwC税理士法人に関心を持つ方々にメッセージをお願いします。

Y.S.私のように不安が先立ってしまう方も少なくないと思います。でも「大手税理士法人での仕事が自分に務まるか」という心配は、人と文化、制度によるさまざまなサポートによってすぐに解消できるはずです。私自身がそうでしたので、自信を持って断言します（笑）。臆せずに、ぜひ思い切って飛び込んできてください。

F.J.私は税務を通じて人に喜んでもらうことが、自分の進むべき道だと決意して入社しました。だからなのか、人生の軸に「税務」を据えてキャリアを描いている方を応援したい気持ちがとても強いです。いつでも相談に乗ります。

M.E.公認会計士が税理士法人への転職に不安を感じる気持ちは理解できます。ですが、PwC税理士法人には、研修制度や学習環境が十分に整っています。迷うより、一度踏み出してみることをおすすめします。

M.H.刺激的で面白く、国際税務を含めた多様な仕事ができます。しかも税理士法人に限らず、PwCのグローバルネットワークのさまざまな専門家と知見や経験を共有しながら幅広いプロジェクトを担当することも可能です。やりがいのある仕事だと思いますので、一緒に頑張りましょう。