契約従業員座談会
フラットな環境で助け合い
業務と勉学の両立で夢を現実に
- PROFILE （インタビュー当時）
-
自動車メーカー出身K
税務サービスデリバリーセンター 入社4年目
自動車メーカーでの実験・開発業務を経て入社。
メンバーの新人研修にも携わる。
新聞業界出身S
税務サービスデリバリーセンター入社4年目
新聞社での営業業務を経て入社。
税務未経験からスタートし、各種申告業務のサポートを担う。
税理士法人出身T
税務サービスデリバリーセンター入社2年目
国際税務分野での活躍を目標に入社。
税理士資格の取得に向け、業務と勉学の両立に取り組む。
新卒入社H
税務サービスデリバリーセンター入社3年目
税理士資格取得を目指して、大学院在学中に入社。
社会人スキルを磨きながら世の中の変化に対応できる税理士を志す。
PwC税理士法人には、法人税申告書作成業務などをサポートする専門チームがあり、契約従業員として活躍する人材も多数在籍しています。今回は税理士資格の取得を目指して、勤務時間を調整しながら業務と勉学を両立する4人が、仕事やそれを通じた成長機会、社内のカルチャーなど、現場のリアルについて語り合いました。
働きながら資格取得に挑める環境
──まずは皆さんのバックグラウンドと、PwC税理士法人に契約従業員として入社した経緯を教えてください。
S私は通っていた資格予備校の就職説明会がきっかけです。そこでPwC税理士法人から国際税務の話を聞いて興味を抱きました。前職は新聞社の営業担当で、対外交渉が主な仕事だったので、事務作業をほとんどしたことがなく、入社前は不安もありましたが、今ではスムーズにこなせるようになったと思います。
H私の場合は、大学院の同期や先輩がPwC税理士法人に勤務していて、業務や職場の雰囲気を聞いて魅力を感じたので、大学院在学中に入社しました。一番の決め手は、PwC税理士法人なら仕事をしながら税理士資格取得の勉強時間が確保できると思ったことです。
Tもともと英語を生かせる国際税務に興味がありました。PwC税理士法人に惹かれたのは、Hさんと同じく資格取得を奨励している点です。大手税理士法人でありながら、税理士試験の科目合格をしていない受験生でもチームに受け入れてくれると聞き、志望しました。
K確かに、科目合格の実績がないと、大手税理士法人への入社は難しい傾向がありますよね。私は理系出身で、前職は自動車メーカーで実験・開発に従事していましたが、実家が会計事務所を営んでおり、将来を見据えて税理士資格取得への挑戦を決断しました。知人がPwC税理士法人に勤務していて、温かい雰囲気で居心地が良いと聞いたことにも背中を押されました。
業務を通じた成長が税理士への夢を加速
──皆さんはどんな業務をされているのでしょうか？
K主な業務はプロスタッフ（税務コンサルタント）のサポートとして契約書のドラフト作成や申告書の作成補助（資料の準備から会計ソフトへの入力、添付書類の作成など）を行うことです。それ以外にも税務マニュアルの作成なども手がけています。
H単なるサポート業務だけでなく、Preparer（税務申告書の一次作成者）として申告業務に携わることもあり、貴重な経験を積めていますよね。
──サポートのみならず、実際の申告業務に参加することもあるのですね。こうした業務の中で、やりがいや成長を感じることはありますか？
T日々の業務をこなすことで、目指している税理士の仕事が具体的にイメージできる点が大きなやりがいとなっています。尊敬できる先輩方が多く、モチベーションが高まり、自身の今後のキャリアパスを思い描くことができています。入社してからの2年で、2度の繁忙期を経験したことで、プロスタッフからの指示の意図をくみ取り、円滑に仕事ができるようになりました。後輩に業務を教えることで、自身の理解もより深まっていると感じます。
H最近は慣れてきたことで、入社直後に比べ効率的に業務を行えるようになり、成長を実感していますね。
S申告書の作成補助を行う際などには、毎回数値の確認作業に追われるのですが、これらのワーキングペーパー（申告書の根拠となる計算資料）の数値計算が正確に合ったときには、パズルを解いたような爽快感を得られます。作業後にいつも思うのは、次はもっとスピーディーに、さらに完成度を上げようということ。向上心が湧いてきます。
Kさまざまな業務経験を積めるのは、やはり大きなメリットですよね。私は最近では新人研修も任せてもらい、業務を教える立場になりました。先ほどTさんも話していましたが、人に教えることは自分自身の成長にもつながっています。
わからないことは臆せず質問・相談できる
──今でこそ成長を実感されていますが、やはり入社前は期待と不安が入り混じっていたと思います。
Sそうですね。前職が営業という畑違いのキャリアでしたから、業務がこなせるか不安でした。ワーキングペーパーもこのクオリティーでいいのか判断がつかず、今思えば恥ずかしい成果物を提出していたのではと反省しています。でも、そこはトライ＆エラーで徐々に精度を上げれば良いと自身に言い聞かせて私は仕事をしてきましたが、皆さんはどうですか？
K実家は会計事務所ですが、私自身は理系のエンジニアで税務に関する知識はないに等しく、科目合格ももちろんゼロでした。やる気はあるものの、実務についていけるかは不安でしたね。
H多少の税務知識はあったものの、実務経験がまったくないことは懸念材料でした。もしもミスをしたら、会社はもちろんクライアントにも多大な迷惑をかけてしまいます。なので、不明点は些細なものでも尋ねることを習慣化しました。一緒に取り組むバディ（新人職員の身近な相談相手）や先輩、プロスタッフにも遠慮なく質問していましたが、誰一人嫌な顔をせず応じてくれるのでとても助けられました。ただ、あるときデータ入力を間違えていたことに後で気付き、すぐに社内の関係各所にメールしたことも……。もうダメだと意気消沈していたら、あるプロスタッフの方が、「まだデータベースに入れていなかったから大丈夫だよ」と、何事もなかったように声をかけてくれたことは強く印象に残っています。
T確かに皆さん優しく教えてくれる、気さくな方が多いと思います。私は大手税理士法人ゆえの厳しい雰囲気を覚悟していたので、良い意味で裏切られました。仕事もスキルに合わせて自分で難易度を上げていける環境があり、入社前の不安は払拭できました。
K皆さんが言うとおり、プロスタッフや周りのメンバーは皆親切丁寧に教えてくれるので、安心して仕事に取り組めます。これはPwC税理士法人の本当に良いところだと思います。
フラットで温かいカルチャーに包まれて
──ここまでもお話しいただきましたが、あらためてPwC税理士法人の魅力や職場の雰囲気を教えてください。
Kやはり、フラットな企業風土ですね。パートナーやマネージャーとの距離が近く、職階に関係なくコミュニケーションが取れる雰囲気が何よりの魅力です。入社面接も、いわゆる「ザ・面接」ではなく、フランクな対応で今後のキャリアプランなどもさりげなく聞かれ、いつのまにか引き込まれていました。税理士試験が近くなると「頑張ってね」と声をかけてくれる方が多くて、人の温かさも感じられる環境です。
HKさんと同じように、私もフラットさが何よりの魅力だと感じています。先ほど疑問があったら尋ねると言いましたが、自分で考えることも大事です。わからないことや困ったときは誰でも気軽に相談でき、サポートしてくれるという雰囲気は得難いもので、その安心感があるからこそ自分で考える習慣が身に付きました。
T「ほどよく個人主義、ほどよく集団的」という言葉で表せるのではないでしょうか。1人で仕事や作業を進めることができ、必要があればいつでもサポートしてくれる。互いに教え合うカルチャーが根付いているので、業務未経験者も温かく受け入れてくれます。
S私は「Work together」ですね。これは境界を越えて協働し、人脈、アイデア、知識を共有するPwC Japanグループが実践するValues（価値観）の1つです。私はこの言葉に共感していて、所属部署にとどまらず、人づてに交流を広げて、自分の糧にしています。ここには多様なバックグラウンドの人々がいます。このこと自体がPwC税理士法人の大きな強みだと感じています。
仲間と切磋琢磨しながら理想のキャリアへ
──皆さんのこれからの展望について教えてください。
H今は1つでも多くの科目合格を目指し、業務と勉学を両立させています。社会やビジネスシーンは常に変化しているので、将来的にはこうした変化に柔軟に対応できる税理士になりたいですね。
S私も1科目でも多く合格することを目指しています。
T職場には税理士や会計士を目指す同僚が多くいて、情報交換も頻繁に行っています。
K同じ志を持つ仲間がたくさんいるのは心強いですし、試験や大学院進学などについて相談できる環境があるのは大きな魅力ですよね。
Tそのとおりで、私は入社して初めて、Hさんのように大学院を修了すれば2科目免除になるというケースを知りました。なので、今は大学院と資格試験の予備校に通っています。資格が取得できたら税務のプロとして働き、日本企業の海外進出、海外企業の日本進出を税務の面からサポートしたいと考えています。
K私も今年の4月から大学院に通っています。試験前には受験勉強に専念するための最大1カ月程度の試験休暇制度などもあるため、それを活用しつつ資格取得を目指したいと思います。学びながら実務を経験したい方にとっては、最高の環境ですので、ぜひ飛び込んできてほしいですね。
