代表メッセージ

Top Message
PwC Japan監査法人の“これから”

PwC Japan監査法人が迎える激動の時代

現代の私たちの世界では、米国の関税措置に代表される保護主義的な貿易政策や、それに伴う国際社会の対立激化、生成AI の開発競争など、予測が難しい社会情勢が続いています。これらに対応し、継続的に成長・発展していくためには、クライアントだけでなく、私たち監査法人も、常に自己の変革を行っていく必要があります。PwC Japan監査法人には、大きく2つの変革の波が押し寄せています。

1つ目の変革は、監査・保証領域の広がりです。私たちの役割は、会計のプロフェッショナルである公認会計士がクライアントの財務情報を監査することが主でした。それが今では幹部や職員の女性比率などの多様性に関する指標、人材育成にどれくらい投資をしているか、温室効果ガス排出量をはじめとした地球温暖化対策に関する指標など、企業に求められる情報開示は拡大しています。私たちもそのような時代の変化、社会のニーズを踏まえて、対応する領域を拡げていく必要があります。

そして2つ目の変革は、デジタルイノベーションです。企業におけるデジタル化に対応し、監査業務・アドバイザリー業務の双方において、AIをはじめとするテクノロジーの活用が必須となっています。すでにクライアントや私たちの日常業務の中でAIの活用は始まっていますが、近い将来、単純作業の多くは人の手を離れ、生成AIや他のテクノロジーに置き換えられるでしょう。そのような時代において私たち「人」こそがもたらすことができる価値とはどのようなものでしょうか?例えば、デジタルイノベーションによって生まれた時間によって、クライアントの課題解決への思考を深めたり、クライアントとの丁寧な対話により多くの時間を使うなど、クライアントや社会との信頼構築に役立てることができるのではないでしょうか。監査法人が会計監査を適切に行うことは社会の期待の大前提であり、いつの時代も変わらず最も重要な使命です。しかし私たちは、さらなる社会の重要な課題の解決に貢献できるよう、従来の監査法人の枠を越え、社会に信頼を提供できるプロフェッショナルファームに変わっていくことを目指しています。

「Integrity」と挑戦を楽しむマインドを持った人と共に働きたい

監査法人で働く人には、高い独立性や倫理観が求められます。そのうえで、業務の領域が広がれば、働く人財も多様化していきます。グローバルなネットワークを持つPwC Japan監査法人では、バックグラウンドも違えば、共通言語も異なる仲間と仕事をすることが当たり前になっています。「これだけの違いがありながら、なぜお互いを信頼して仕事ができるのか?」その原点となっているのが「Integrity(誠実さ)」です。監査という業務、クライアントへの信頼、社会への責任、あらゆる面で一番大切なものは“誠実であること”だと、私たちは考えます。これまでPwC Japan監査法人では、カルチャーとしてIntegrityを大切に育んできました。そして、それは今後も変わることはありません。

その上で必要な素養があるとすれば、変化を恐れず、挑戦を楽しむことができるマインドではないでしょうか。といっても、難しく考えることはありません。「未来へのレールは自分で敷くもの」という言葉がありますが、これからの監査や保証の世界には、どこがレールを敷く場所になるのかも分からないような、手つかずの原野が広がっています。ときには勇気が出ずに、尻込みをすることもあるかもしれません。しかし、PwC Japan監査法人には約4,000人の仲間がいます。多様な仲間がきっとあなたの背中を押してくれるはずです。

皆さんの未来には、無限の可能性が広がっています。私たちは、共に成長し、共に新たな歴史を刻んでくれる仲間を探しています。Integrityを持ち、挑戦を楽しみたい方はぜひ、PwC Japan監査法人にいらしてください。そして、あなたが想い描いている未来の話を聞かせてください。皆さんとお会いできるのを楽しみにしています!

PwC Japan有限責任監査法人 代表執行役
久保田 正崇