産業融合 インテリジェンスから解く分断・統合・再興

  • 2026-03-24

PwCコンサルティング合同会社のシンクタンク部門であるPwC Intelligenceは、書籍『産業融合 インテリジェンスから解く分断・統合・再興』(ダイヤモンド社)を発刊します。

「産業構造の変化をどう見るか」が、本書のメインテーマです。特に、産業構造の変化を支えるマクロ的な環境変化、テクノロジーが産業全体に与える影響、そしてそれらによるインパクトが、各産業分野をどのように変貌させるのかという点を扱っています。

本書は、書籍全体の背景や狙いを述べた序章、産業構造の未来像を構想するための分析パートである第I部から第III部、そしてここまでの議論の総括と本書の活用に当たってのインプリケーションを考察した終章の5部構成によって産業構造の現状と未来を考察しています。

経営に新たな視点をもたらす 「統合知」の時代
  • 発売日:2026年4月21日
  • 書名:産業融合 インテリジェンスから解く分断・統合・再興
  • 出版社:株式会社ダイヤモンド社
  • 著者:PwCコンサルティング合同会社 PwC Intelligence
  • 定価:2,970円(本体2,700円+税10%)

<本書の主な内容>

以下の各章から構成され、各分野のプロフェッショナルがその経験・知見を基に執筆しています。

序章 変化の40年-産業構造を捉えることの意味

2026年は転換に向けた始まりの年です。それは、マクロ経済・地政学・テクノロジーのそれぞれの領域で変化が生じ、かつそれらの変化が1つの大きなうねりとなる「複合循環」として整理できます。今後起こり得る複合循環を見据えつつ、産業構造の変遷をつかみます。

第Ⅰ部 分断がもたらす世界基盤の揺らぎ

  • 第1章 揺らぐ国際秩序の先で日本はどう生き残るか
    • 戦後の国際秩序が揺らぎ、国際社会では分断と多極化が進んでいる。米中の技術覇権争いによる技術レジームの分断も懸念される今後の世界において、日本が安全保障と経済のバランスを取りつつ生き残っていく道筋を考察します。
  • 第2章 脅かされる安全と安心-レジリエンストランスフォーメーションと新たな産業の萌芽
    • 複合リスクが膨張し分断を加速させる時代に、「安全・安心」を軸とするレジリエンストランスフォーメーション(RX)が新たなパワーの源泉となるでしょう。安全保障・技術・産業をつなぐ交差点としてのRXの可能性を考えます。
  • 第3章 無形資産投資によるAI版Jカーブ効果で復活する日本経済
    • 日本企業は、インフレに伴って拡大している利益を人的投資や組織再編など技術革新を補完する無形資産投資へ振り向けることのできる余地が大きくあります。こうした投資が、産業の融合を促進し、日本経済の成長率を飛躍的に高める見通しを示します。
  • 第4章 日本企業に求められる「グローバルサウス発」の取り込み
    • グローバルサウス内でイノベーションが「横展開」される動きは注視に値します。今後、日本企業がグローバル事業の多様化・強じん化を図るうえで、グローバルサウス発の発想を取り込み、積極的に活用することの重要性を示します。

第Ⅱ部 テクノロジーが導く産業融合の時代

  • 第5章 1. 知を統合するテクノロジー -生成AIがもたらす産業融合革命
    • 生成AIは単なる効率化の道具ではなく、異業種を結びつけ、産業融合を促す触媒です。今後も社会や産業構造の再定義がさらに進行すると考えられる中で、生成AI時代における日本・日本企業の向き合い方について議論します。
  • 第5章 2. データがつなぐ産業融合の時代
    • 価値の中心がモノからデータへ移る中で、異業種間のデータ融合が新たな価値を生み出す時代に入りました。基盤整備も進み、データ共有の流れが加速する中、データを資産として活かす日本型の戦略を考察します。
  • 第6章 AIイネーブラーとしてのコンピューティング
    • 生成AIの普及で需要が急拡大し、社会を支える半導体の価値はさらに増しました。他方で、それ単体での性能向上が難しくなり、電力、熱という制約も顕在化する中では、全体最適をかなえる設計が重要となることから、インフラ一体型などの可能性を議論します。
  • 第7章 AI利用前提社会におけるサイバーセキュリティの展望
    • サイバーが物理空間と融合し、<AI×現場×複数モード>がセキュリティの軸となる時代が到来しました。本章では、技術革新が生むリスクシナリオを描き、「メガトレンド×重要技術」で事業継続と信頼を支える重点投資領域を抽出、12のアクションで経営の打ち手を提示します。
  • 第8章 モノづくりとAIの融合が駆動する気候テックの成長
    • 気候変動の影響はすでに顕在化し始めており、企業はこのメガトレンドを無視して事業を行うことが困難になっています。こうした動きの中で、AIの普及が媒介する気候テックの進化と、それに伴う産業構造の変化について考察します。

第Ⅲ部 構造変化を力に変える各分野の勝ち筋

  • 第9章 産業用ロボットから展望するフィジカルAIの未来
    • 今後の日本の産業用ロボットはAIと組み合わさり、フィジカルAIが工場だけでなく、日常生活の身近な存在となっていくでしょう。物流、建設、医療、小売などの現場において新たな産業融合をもたらす点を議論します。
  • 第10章 中国のモビリティの進化・発展からうかがえる新しい価値
    • 世界最大の自動車大国である中国は、EVの分野で先行し車を体験価値重視へと転換しています。今後自動運転・SDV化がさらに進展する中で、都市インフラとの連携やハードとソフト融合で競争力を高めていくことが見込まれるため、拡大する世界市場への影響力について解説します。
  • 第11章 データが動かす新しい金融
    • オープンファイナンスや組み込み型金融によって金融機能の分散化が進み、データの資産化によって日々の取引実態データの活用などが進んでいます。金融業界の競争構造が大きく変化する中で、金融機関の役割を再定義します。
  • 第12章 エンタメ・メディア-エンタメコンテンツの「多目的消費」がもたらす産業融合
    • エンタメ産業におけるコンテンツ消費は、参加型・双方向型へ移行するとともに、他領域へとその価値が波及すると考えられます。コンテンツの「多目的消費」がもたらす産業融合と事業展開の可能性について考察します。
  • 第13章 農林水産業は自然資本産業へと進化する-消費者のよき選択を促すイノベーション
    • 一次産業においては、近年のテクノロジーと政策のイノベーションにより、健康や環境に配慮する消費者のよき選択を促し、自然資本への投資を呼び込むことが可能となります。これにより、「農林水産業の自然資本産業化」に貢献できる可能性を示します。

終章 鼎談 産業構造の転換期を勝ち抜く「統合知」の力

各章の内容を踏まえつつ、産業構造の変化、産業融合、テクノロジーの進展がもたらす社会・経済の変革についての鼎談を通して、個人や企業が今後どのように適応し、価値創造を進めていくべきかを論じます。

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既刊書籍のご案内

経営に新たな視点をもたらす「統合知」の時代

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・発売日:2024年4月23日
・出版社:株式会社ダイヤモンド社
・著者:PwCコンサルティング合同会社 PwC Intelligence
・定価:2,200円(本体2,000円+税10%)

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世界の「分断」から考える 日本企業 変貌するアジアでの役割と挑戦

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