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2021-09-10
クラウドサービスは企業活動に浸透し、リモートワークなどの新しい働き方を実現する上でも不可欠になっています。
本書では、企業がクラウドサービスを利用する際、把握しておくべきリスクと適切に管理していく手法について解説しています。当法人でシステム監査に携わる第一線のメンバーが中心となり、過去の監査やアドバイザリーの経験、PwCのグローバルネットワークが保有する知見などを基に体系的にまとめています。
本書は、2016年の初版発行よりクラウドを利用している企業、今後の導入を検討している企業の皆さまにご活用いただいています。5年ぶりの改版となった第2版では、2020年6月に運用が開始された「政府情報システムのためのセキュリティ評価制度(ISMAP)」の概説を追加しています。また、事例については企業の現場でも取り上げられるようになったニューノーマルなどのトレンドを取り入れました。
「クラウドありき」がスタンダードになりつつあるものの,クラウドの利用方法やそのガバナンスは多岐にわたります。本書には,監査法人だからこそ有しているさまざまなクラウド活用の在り方が詰まっています。読者の皆様がこのナレッジを活かして、クラウド利用への第1 歩を踏み出すことを願っております。
榊原 彰 氏
日本マイクロソフト株式会社執行役員・最高技術責任者(CTO)
持続的な成長および組織変革の実現のために、多くの企業・政府機関が DXの推進へ取り組んでいます。このDX 推進においてクラウドサービスの活用が不可欠であることは、もはや揺るぎない事実です。本書には、クラウドサービス利用におけるさまざまなリスクを網羅し、そのリスクを適切に管理するためのナレッジが詰まっています。これからのクラウド利活用、延いてはデジタル時代における信頼構築の一助となる一冊です。
斉藤 信也 氏
グーグル・クラウド・ジャパン合同会社 執行役員 パブリックセクター本部長
昨今、働き方の多様化もあり、企業でのクラウド導入は、もはや使用するか否かの議論ではなく、どう利活用していくかといったステージに進み、ますますクラウドの重要度が上がっています。そのような中で、クラウド活用におけるリスクやポイントについて体系的にまとめられた情報はまだ十分にあると言えない状況です。本書は、クラウド活用におけるリスク・マネジメントについて、システム監査の専門家が豊富な事例と共に体系的に解説しています。
古市 克典 氏
株式会社Box Japan 代表取締役社長