サステナビリティは事業ライセンスであり、経営戦略そのものだ【後編】

2021-06-07

坂野 俊哉、新浪 剛史氏、磯貝 友紀の写真

(左から)坂野 俊哉、新浪 剛史氏、磯貝 友紀

サステナビリティ課題への取り組みと企業利益の関係を、トレードオフからトレードオンへとどう転換させるか。これは多くの日本企業が直面している壁です。この壁を乗り越えるためには、まず収益力を高めること、同時に長期的な視点でサステナビリティ課題に一歩一歩取り組んでいくこと。これを着実に進めるには、組織と従業員の「受け入れる力」も問われると、サントリーホールディングスの新浪剛史社長は語ります。

鼎談者

サントリーホールディングス株式会社
代表取締役社長
新浪 剛史氏

PwC Japanグループ
サステナビリティ・センター・オブ・エクセレンス
エグゼクティブリード
坂野 俊哉

PwC Japanグループ
サステナビリティ・センター・オブ・エクセレンス
テクニカルリード
磯貝 友紀

※法人名・役職などは掲載当時のものです。

対談を終えて(坂野・磯貝)

原材料を自然資源に依拠する産業は、自社の活動が資源の状況に影響を受け、また与えるという構造にあります。サントリーは原材料である水をサステナブルに利用できるよう、森を育て、水を涵養することで守り、長期的な事業の持続性維持に努めています。それを企業理念の中心に据え、グローバルでグループ企業の理解も得ながら、継続的に企業努力を行い、サステナビリティ経営を進めていることがよく分かりました。

環境・社会課題の解決と、利益の追求は背反するものではなく、両方同時に高められるという発想がこれからの企業経営には不可欠となります。それを確立するために、それぞれの企業で中心に据えるものや目標とするものを定め、それに向かって一貫した経営を行っていくことの重要性を感じました。

『SXの時代  究極の生き残り戦略としてのサステナビリティ経営』(日経BP刊)では、経営者インタビューとともにサステナビリティ経営実現に向けた実践的な内容をご紹介します。

書籍詳細はこちら

主要メンバー

磯貝 友紀

パートナー, PwCサステナビリティ合同会社

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