異業種からの転職者座談会

多様な経歴、多彩な個性
誰もが輝けるフィールド

PROFILE

倉庫会社出身青地 駿一

移転価格部 シニアアソシエイト2017年入社

国内大手倉庫会社での現場オペレーション業務を経て入社。
移転価格コンサルティング業務に携わる。

通信キャリア出身佐藤 慶介

税理士
金融部 シニアアソシエイト
2018年入社

国内大手通信キャリアの営業企画職を経て入社。
不動産業界のコンプライアンス業務、税務コンサルティング業務に携わる。

監査法人・FAS出身高澤 歩夢

公認会計士・米国公認会計士(試験合格)
事業法人部 マネージャー
2018年入社

通信社経済部記者、大手監査法人を経てPwCアドバイザリー合同会社に入社。
投資銀行出向を経て現職。M&Aコンサルティングに携わる。

携帯ショップ出身渡邊 貴宏

公認会計士論文式合格
事業法人部 シニアアソシエイト
2018年入社

携帯端末販売ショップを経て入社。
DX関連、電帳法、インボイス制度、ESGなど税務コンサルティング業務に携わる。

多様性を大切にするPwC税理士法人。中途入社の人材も多く、そのバックグラウンドは実にさまざまです。事業会社での活躍経験を持つ4人の従業員が、異業界から転職した際に感じたことや前職のスキルの活かし方など、今だからこそ話せるホンネについて語り合いました。

異業界からの転職、その決め手とは

──皆さん異業種からの転職ですが、これまでのバックグラウンドについて教えてください。

高澤私は通信社で経済部の記者として社会人生活をスタートさせました。その後、お金の流れを知ることが世の中を知ることに通じると感じ、会計士の資格を取得し、大手監査法人に入社。その後PwCアドバイザリー合同会社に転職し、大手証券会社の投資銀行部門に出向した後、PwC税理士法人に転籍しました。

佐藤私の前職は大手通信キャリアです。法人営業の営業企画業務を中心に担当し、約7年の経験を積んだ後にPwC税理士法人に転職しました。

渡邊私はスマートフォンの販売会社で、店頭販売をしていました。いわゆるBtoCの営業です。一見すると複雑怪奇な料金プランを分かりやすく説明し、契約に結びつけていく仕事でした。

青地新卒で入社した大手倉庫会社では、神戸港の現場で倉庫オペレーションを担当していました。フォークリフトやコンテナに囲まれた、典型的な港湾の現場での仕事です。この中で最も異色の経歴かもしれませんね。

──なぜ税理士法人へのキャリアチェンジを決心したのですか。

青地大手企業だったので安定していましたが、「果たして自分ならではの価値を身に付けることができるのか」と不安に思ったことが転職のきっかけでした。自分で新しい道を切り開きたいと思ったのです。国際物流に携わっていたようにグローバルな仕事には関心があったので、PwC税理士法人に応募しました。

渡邊青地さんのおっしゃることは私もよく分かります。私もスマートフォンの販売ビジネスでキャリアを積むのではなく、生きていく上での武器となる資格を取ろうと思ったことが動機です。そこで、前職で働きながら公認会計士の勉強を始めました。PwC税理士法人に入ったのは、成長できる環境があり、5年あればプロフェッショナルになれると思ったからです。

佐藤私は前職在職中に中小企業診断士の資格を取ったのですが、青地さんや渡邊さんと同じく、それに加えて何らかの専門性を身に付けたいと思ったことが転職の理由でした。新卒で大企業に入社したものの、「自分が仕事ができているのは会社の看板の力があるからではないか」と思うようになったのです。そこで、専門性が高く、自分のスキルを磨くことのできる環境を求めてPwC税理士法人に転職しました。

高澤監査やアドバイザリーの業務というのは、企業の実態を財務諸表や買収価格に反映させるという定量的な「Should be」がある一方で、税務は定量的な「Should be」に加えて、納税姿勢についての定性的な「Should be」がある点に面白みを感じました。また、過去の税制改正や税務当局との交渉など、数字のロジックだけでは決まらないプラスαの世界がある点や、税制が毎年のように変わる点に税務の世界の深みを感じています。PwCアドバイザリー合同会社にもPwC税理士法人にも共通することですが、PwCのカルチャーとして、自由な風土があります。私はPwCアドバイザリー合同会社から社内異動制度を利用して転籍したのですが、この制度そのものもキャリア選択の自由度を高める施策の1つであると思います。

中途入社だからこそ感じたカルチャー

──高澤さんが今おっしゃった「自由さ」も含めて、PwC税理士法人のカルチャーについて、他業界から転職された皆さんはどのように感じましたか。

渡邊自由というのは、完全にそのとおりです。極端に言えば、仕事さえちゃんとできていれば、あとは全て自由だと思っています。

佐藤働き方も自分次第です。私はPwC税理士法人に転職した後に子どもが生まれたのですが、仕事と家庭の両立ができており、子どもと一緒に食事を楽しむ時間もしっかり取れています。

高澤渡邊さんのおっしゃるように、いい意味で、結果さえ出せばあとは本人次第だと思います。

青地職歴はもちろん、年齢や入社年次について気にする人がいないというのも自由さに通じますね。職階を越えた気軽なコミュニケーションも日常的です。私も上司であるマネージャーだけでなく、場合によってはさらに上の上司であるパートナーに直接相談をして仕事を進めていくこともしばしばあります。

渡邊そうしたカルチャーは、意思決定のスピードにダイレクトに表れていると思います。事業会社では課長から部長、役員と話が上がっていくのに何カ月もかかることがありました。しかしPwC税理士法人なら、青地さんのおっしゃるようにパートナーに直接話せば済むわけです。

──中途入社ということで不安もあったかと思いますが。

佐藤確かにありましたが、年次の近い従業員が相談役となる「バディ制度」に助けられました。例えばパートナーにいつ話しかけたらいいのか、そのタイミングって最初は分からないじゃないですか。だからといって誰に聞けばいいか……。表だって聞くほどではないけれど、知っておきたいという「お作法」のようなことを質問するのにも、バディはとても頼れる存在です。

青地私もバディ制度はいいと思いました。面白いのは誰がバディを務めてくれるのか、年齢は関係ないということです。だから年下のメンバーがバディになることもある。これも自由さの表れかもしれませんね。

渡邊バディはもちろんですが、私はそれ以上に自席の周囲の人々に教えてもらったというのが実感です。今はリモートワークも多いですが、当時はみんなが私のことを気にしてくれて、何を聞いても快く教えてくれました。ただ大切なのは、自分から手を挙げることだと思います。

高澤同感です。確かにサポーティブなカルチャーがありますが、一方で「育ててもらう」という意識のある新人はいません。中途入社も含めて、全てにおいてプロアクティブな姿勢を大切にする人ばかりだと思います。

異業種出身のアドバンテージ

──前職で身に付けたスキルや知見は、税理士法人という異業種でも活かせていますか。

渡邊私の場合、前職がBtoCの販売職でしたので、BtoBのコミュニケーションが基本となる当法人では直接は活かせていないと感じます。ただ誰とでも臆することなく話ができるという点では、今の仕事にも通じるかもしれません。またスマートフォンの複雑な料金プランを分かりやすく説明するスキルは、難しい税の仕組みを分かりやすく伝えることに活きていると思います。

青地こちらにとっては常識であっても、相手にとってみれば難しすぎるということは、案外多いですからね。渡邊さんのそのスキルは貴重だと思います。

佐藤私の場合、大企業の一員だったということが役に立っています。現在は不動産業界のクライアントへの税務コンサルティング業務を担当しているのですが、事業会社がどのような組織構成であり、どのようなプロセスで意思決定するのかが経験上よく分かっているので、サポートする際のタイミングや必要な資料などがよく見えるわけです。

青地前職の倉庫現場での仕事は一見すると全く畑違いのようですが、実は幅広い関係者と折衝しながら人を動かすという点では通じるところがあると感じています。例えばサポートスタッフのメンバーに指示を出し、結果に対してフィードバックするというのは、相手を知った上で状況を把握し、仕事を進めていくという点で、港湾作業員の方と倉庫での作業を効率よく進めていくことと本質的には変わりません。

高澤私が携わっているM&Aでは、税務はもちろん、ビジネスや会計、バリュエーション、法務など幅広い知見が求められます。M&Aは専門知識の総合格闘技と言えると思います。そのため監査や財務アドバイザリー、投資銀行での経験を総合的に活かせていると感じます。

青地税務コンサルティング業務で面白いのは、数字・法律・ロジックの3要素がしっかりしていれば、私のような経験の浅い人間でもマネージャーやパートナーに納得してもらい、クライアントに自分で考えた内容のアドバイスを提供できるということです。こうしたスキルは前職が何であれ、共通して身に付けられるものだと思います。

佐藤確かにそのとおりですね。税の世界は特にロジックが重要ですから。

高澤その上で、納税への姿勢など、クライアントに耳の痛いアドバイスをしなくてはならないこともあります。言いにくいことを伝える必要があることもありますが、それでもちゃんと聞いてもらうためには日頃の信頼関係が大切です。そうした関係性の構築力も、前職に関係なく磨けるものだと思います。

青地ただ、異業種からの転職ですと、入社してすぐに第一線で活躍できるわけではないということは、皆さんに知っておいてもらったほうがいいかもしれませんね。専門性を身に付け、クライアントから信頼されるようになるには、いくつも壁を乗り越えなくてはなりません。そうした志の高さ、強い気持ちは絶対に必要だと思います。

成長、そして将来に向けて

──成長という点については、どのようなことを感じていらっしゃいますか。

佐藤PwC税理士法人には、自分のやりたいことをやらせてくれる風土があります。例えば「デューデリジェンスをやってみたい」と言えば、しっかりとやらせてくれます。あるパートナーが「20年以上働いてきたけれど、今でも1年前の自分より確実に成長していると感じる」と話していたのが、とても印象的で、常に成長し続けられる環境であると再認識できました。

青地私は大阪事務所に入社したのですが、より規模の大きなクライアントを担当したいと考えて東京への異動を希望したところ、受け入れてもらえました。これも、個人の希望に耳を傾けてくれる姿勢に通じるでしょう。

渡邊青地さんの言うように、クライアントの規模が大きいことは、確実に自分の成長を後押ししてくれていると感じます。新聞の一面に載るような案件に携わることもあり、もちろん私の名前が紙面に出るわけではありませんが、やはりやりがいにつながります。

高澤私がPwC税理士法人に入社して強く感じたのは、「こんなに知的で尊敬できる人たちと一緒に働ける環境は他にない」「ここならずっと働きたい」ということでした。こうした環境でやりたい仕事にチャレンジし、メンバーと切磋琢磨しながら働けるのは、間違いなく自分の成長につながっています。

──皆さんの今後の展望について教えてください。

高澤PwC税理士法人には高い専門性を誇る女性パートナーが多数います。知見や専門知識が評価される税務の世界ならではの特徴だと思います。私も専門性をさらに身に付けて、より付加価値の高いサービスができるようになりたいと思います。M&Aの世界でクライアントが驚くような「ウルトラC」のストラクチャーが提案できるプロフェッショナルを目指します。

佐藤クライアントにとってなくてはならない伴走者として、その成長を後押ししたいと思います。そのためにも自分自身を磨き続け、将来、子どもにも誇れるような税務プロフェッショナルになることが目標です。

渡邊クライアントから最初に相談の電話がかかってくるような存在になりたいですね。困ったときに頼りにされることが目標です。

青地私も渡邊さん同様、クライアントのファーストコールの相手になりたいと思います。PwC税理士法人ではなく、私という個人を頼りにしていただけるようになれたら嬉しいですね。