やらずに後悔するなら、やって後悔する。

PwCグループでは、多くの女性社員が自分らしく働いています。彼女たちはなぜコンサルタントという職業を選び、何を考え、どのような道を歩んできたのでしょうか。ここでは、信念と努力で成長を続ける社員の軌跡をご紹介します。

K.Sato#digitalconsultant
PwCコンサルティング合同会社 Digital Consultant シニアアソシエイト

2020年に大学卒業後、新卒でPwCコンサルティングに入社。採用チームの運営と並行しながらITソリューションコンサルタント、のちにデジタルコンサルタントの業務を行い、クライアントにさまざまなソリューションを提案。

※所属、役職およびインタビュー内容は掲載当時のものです。

CAREER

2020年4月 PwCコンサルティングにITソリューションコンサルタントとして新卒入社
2020年7月 ITソリューションコンサルタント採用チームに参加
自らリーダーに立候補し任命される。
2021年4月

農業法人財務会計システム更改プロジェクトに参加
新システム導入のTo be像を検討。

2021年7月 ITソリューションコンサルタント採用チームのサブリーダーに就任
リーダーでは気づかなかった現場の目線を知る。その後再びリーダーに。
2022年7月 シニアアソシエイトに就任
プロジェクトの主担当として業務を遂行。
2022年7月 デジタルコンサルタントへ転籍
IT知識やデジタル技術を用いて、ソリューションを提案する。

STORY Part1 無駄な仕事などない。

「自分の市場価値を最速で高めたい」。これが、SatoがPwCコンサルティングへの入社を決めた理由です。ITソリューションコンサルタントは、経営者や役員、DX担当者など、企業の意思決定者を相手に業務を行うことが多いのが特徴です。そのため、若手のうちから経営層と接することができ、難度の高い業務にチャレンジすることで、たくさんのことを吸収でき、加速度的に成長できると考えたそうです。

「将来のキャリアを考えたとき、その時々で自由な選択をするためには、選択肢は多いほどいいと思いました。選択肢を増やすためには、できることを増やして周りから求められる人材になることが必要。だからこそ、若手のうちから難度の高い仕事ができる環境に飛び込もうと考えたのです」

研修を終えて、Satoが初めに任されたのはあるプロジェクトのほんの小さな仕事でした。テレワークの導入を検討している企業に対してウェブカメラの情報を収集して提供したり、クライアント企業の業務フローをまとめたり。これらの「作業」は、当初思い描いていた「経営層に対してIT専門家の視点で提案を行う」という仕事とは異なりました。「自分のキャリアにとって、この仕事は意味があるのだろうか」。焦燥感と不安。そんなSatoを変えたのが上司からの「一見無駄に見える作業でも、必ず自分のためになるから、一生懸命取り組んでみよう」という言葉でした。

「私のモットーは『やらずに後悔するなら、やって後悔する』。私より何倍も経験が豊富な上司が言うのだから、信じて全力で取り組んでみようと決意しました」

上司の言葉は本当でした。次にアサインされたプロジェクトで、クライアントの複雑な業務を素早くフローに落とし込むことができ、円滑に議論を進めることができたのです。それ以来、小さな業務を着実にやり遂げ続けることで任される仕事が増え、入社2年目でシニアアソシエイトへ昇進を果たしました。

実作業を担うアソシエイトと、プロジェクトの主担当でもあるシニアアソシエイト。会議のファシリテーションを回しきることもシニアアソシエイトの役割です。ところが、昇進してからしばらくの期間、クライアントからの想定外の質問や指摘にきちんと答えられず、同行した上司に頼りきりになってしまうことが多かったのです。次第に、クライアントも上司にばかり質問をするように。知識不足が原因で、信頼を失ってしまったのです。

「クライアントの目がこっちを向いておらず、どうにもできない自分が悔しかったです。もちろん、会議で質問されそうな内容をあらかじめ整理するといった前準備は行っていました。ただ、自分に実力が足りていなかったのは事実です。こうなったら自分にできることをやるしかないと、地道にITの知識や業務理解を深めるところから始めました」

まず取り組んだのは、会議中の議事録を余さず書き起こし、隅々まで内容を理解すること。議論の本筋から外れる内容についても、理解できない内容があれば質問し、理解に努めたそうです。さらに、業務内容や体制を理解しようと、クライアントのウェブサイトを隅々まで閲覧するように。そうすることで徐々に信頼が回復し、主担当としての役割を果たせるようになったそうです。

チャレンジ精神としがみつくガッツ。この2つがSatoを大きく成長させたのです。

STORY Part2 リーダーに返り咲く。

組織再編により、現在デジタルコンサルタントとして在籍しているSatoですが、当初はITソリューションコンサルタントとして入社しました。新設されたばかりのITソリューションコンサルタントチームでは、Satoたち2020年卒の新入社員が1期生でした。そのため、通常であれば管理職以上が行う採用活動を、部門の方針もあり、入社1年目のメンバーを中心に行うこととなりました。7名の同期が集まった顔合わせの日、まずはリーダーを決めることになりました。Satoは高校で生徒会長、大学ではサークル長を務めており、「この経験を活かさない手はない」と考え、誰よりも早く手を挙げ、リーダーに選任されました。

「やるのであれば本気で取り組みたいと思って、立候補しました。そして、リーダーとしての半年間、多くのことを学びました。例えば、並行して動く複数のタスクの関連を見極めながら仕事を進めるということ。自分自身がスケジュールを立てて、複数のタスクをメンバーに割り振る経験をしたことで、普段上司から受ける仕事に対しても、『いつまでにやるべき仕事なのか』『現状を踏まえて何を優先して取り組むべきか』などを考えられるようになったのです」

当時の採用チームは半年に1回メンバーが入れ替わっており、リーダーを務めた期の次の半年間は、ITソリューションコンサルタントの仕事に集中しました。しかし、再び採用チームに興味を持ち、再度参加を決めたそうです。前回の経験があるため、次ももちろんリーダーに任命されると考えていたのですが、任されたのはサブリーダーの役職でした。

「正直とても悔しかったです。しかし、サブリーダーの経験は、自分の中で非常に大きなものとなりました。全体を動かすリーダーとは違い、サブリーダーは最前線で情報を集め、各所にアポイントを取り、進めていきます。リーダーの時には分からなかった、現場では何が起きているのか、どうすれば円滑に物事を進められるのかを学べたのです」

その半年間の活躍が認められ、次の期では再びリーダーに選ばれました。現場の目線と、俯瞰した目線の両方を用いて指揮を取ることで、内定辞退者の減少をはじめとした数値的な成果をあげることに成功。入社2年目にして、自身の価値を社内に示すことができたのです。

「採用チームでの経験は大きな自信につながりました。また、採用活動を通して改めてコンサルタントという仕事を理解することで、モチベーションも高まりましたね」

STORY Part3 PwCで身につけた2つの力。

ITソリューションコンサルタント/デジタルコンサルタントとしてIT知識やデジタル技術を活用して、クライアントにさまざまなソリューションを提案してきたSato。この仕事の面白さは、「企業との出会いにある」といいます。

「新たなプロジェクトに参加するたびに、『これほど革新的な技術を持っている会社があったのか』『こんなにも社会に貢献しているなんてすごい』と驚きます。常にビジネスの奥深さや面白さを感じています」

「やらずに後悔するなら、やって後悔する」の思いでこれまで仕事と向き合ってきたSato。さまざまなチャレンジを積み重ね、身につけた力が、2つあるそうです。

「1つ目はコアコンサルスキルです。これには、情報収集や議事録作成、スライド作成などの基礎的な能力と、会議のファシリテーションや提案などの発展的な能力が含まれます。コンサルタント業務に就く上で必要不可欠な力が身についた3年間でした。2つ目はコミュニケーション能力です。私たちの仕事は、社内のさまざまな年齢の上司や社外の幅広い役職のクライアントなど、多様な人と関わります。相手の立場や意見を踏まえて何を話すか、複数の関係者がいる中でどのように進行していくかなどを考え、適切にコミュニケーションができるようになりました」

After Story

これからも歩み続ける。

直近の目標として1つ上のキャリアであるマネージャーを目指すSato。そこには仕事に対するこんな想いがあります。

「任される役割が増えるにつれ、自分のサポートによって業務がスムーズに進んだり、逆にサポート不足で進捗が遅延したりするなど、プロジェクトへ貢献できる範囲が広がっていると実感しています。今後は上司のサポートなしで自分だけでプロジェクトを回し、クライアントに貢献できるようになりたい。そのために必要なスキルを身につけ、早くマネージャーに昇進したいと考えています」

また、海外勤務も視野に入れており、週に1度、ビジネス英会話のスクールに通い英語を学んでいるそうです。2021年には、初めての海外出張も経験しました。信念と努力で自らの価値を高め続け、成長のチャンスをうかがうSato。これからも、その歩みを止めることはないでしょう。

Private

おいしいご飯とお酒のお店を巡ることが好きです。また、大学時代にダンスサークルに所属していたこともあり、休日には教室にも通っています。

PwC 女子、3つの物語

仕事はコンサルタント兼ダンサー。

ロジカルとエモーショナルの両方を駆使する。仕事は、私にとっての生きがい。
#businessconsultant

 

やらずに後悔するなら、
やって後悔する。

自分の市場価値を最速で高めたい。そのためにできることは、なんだって全力で取り組む。
#digitalconsultant

 

次は背中を押す側へ。

感動するほどの情熱や、心を軽くしてくれた言葉。周囲の人たちが先に進む勇気をくれた。
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