千代田 義央

パートナー テクノロジー・エンターテインメントアシュアランス部

1997年青山監査法人入社。2004年から2年間、米国のボストンに駐在し、ベンチャー企業の監査業務に従事。2006年あらた監査法人(現PwCあらた有限責任監査法人)設立と同時に移籍。帰国後は、インターネット関連の企業などの監査業務やアドバイザリー業務を多数担当。2014年にパートナーに、そして2020年にテクノロジー・エンターテインメント部(現テクノロジー・エンターテインメントアシュアランス部)のリーダーに就任し、現在は半導体メーカーをはじめ、テクノロジー業界とエンターテインメント業界向けの監査責任者をしている。

※法人名、役職、インタビューの内容などは掲載当時のものです。

多様な業務に挑戦できる職場
新たなビジネスが好奇心を刺激

テクノロジー・エンターテインメントアシュアランス部(TMT:テクノロジー、エンターテインメント&メディア、情報通信)は、約300名のメンバーで構成されています。クライアントは、大手企業から、株式公開(IPO)をしたいというベンチャー企業までさまざまです。半導体、エレクトロニクス、ゲーム、SNS、インターネット広告、音楽、アニメ、映画業界など、新しいビジネスモデルやアイデア、イノベーションを求めて活動している企業の監査を請け負っています。そのような属性から、同部には好奇心旺盛で柔軟な考え方を持っているスタッフが多いです。私自身、この業界の監査を10年以上担当している今でも刺激的な仕事だと感じています。

TMTは、事業領域によってはPwCあらたの中でも特殊性があると感じます。音楽業界を例にすると、あるアーティストの新曲が誕生すると、CD、ダウンロード配信、サブスクリプションなど、さまざまな形態で販売されます。その売り上げや楽曲制作の原価をどのように配分していくかという会計処理は、他の部門にはない特別なものだと言えるでしょう。映画やアニメ業界の制作委員会への分配や、半導体業界における慣習や会計処理も、一般的な業界とは異なります。クライアントが私たちに求めているものは、一般的な知識や見解ではなく、業界特有の知見を有するプロフェッショナルとのコミュニケーションです。

入社して間もないころは、初めて聞く言葉ばかりで何を話しているのか分からないことがあるかもしれません。でも、経験を重ねながら内容を理解し、クライアントとコミュニケーションができると、自分が求められているという実感をより得られることでしょう。

私は2020年7月にTMTのリーダーに就任しましたが、TMTの職員に対しては心地よく長く働いてもらいたいと願っています。働く中で、仕事に対する考え方はもちろん、家庭環境も変化するものです。必要であれば海外赴任やTMTに属する一般企業への一時的出向など、多様な働き方をキャリアプランとして描けるよう、リーダーとしてチームの新たな可能性を開拓していきたいですね。

その第一歩として、7月よりTMTに属する管理職以外の約230名のメンバーと、一人につき20分間のセッションを開始しています。個人の希望や困っていることをヒアリングすることで、スタッフ一人一人を知るよい機会になっています。もちろん、新入職員へのヒアリングも大切です。入社後どんなキャリアプランを夢見ているのかを聞いた上で、なるべく希望に応えられるよう業務の割り振りを考えたり、定期的なコミュニケーションを取ったりしながら、働きやすい環境を整えていきます。

TMTでは、クライアントの業種や規模に多様性がある分、経験値を上げることができることも大きな魅力です。その経験値こそが、プロフェッショナルとしての大きな価値につながると考えています。大手企業の監査で得た知見を、かみ砕いてベンチャー企業で生かしていく。こうしたインプットとアウトプットの循環は、日本が培ってきたビジネスの歴史を新たなビジネスに生かす橋渡しのような役割とも言えるでしょう。1つでも2つでも役立つものを未来へつないでいくなかで、社会に貢献している素晴らしさも実感できるはずです。

未来の仲間へメッセージ

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