Integrity talk ~仕事にも人にも、真摯に向き合う人~

営業職から公認会計士に転身
裁量の大きさは周囲からの「信頼」の証

銀行・証券アシュアランス部 Senior Associate(2018年 中途入所)
稲垣 誠史

監査実務に加え、所内の業務改善を担当。経営層に向けて意見を直接提言

現在は主に2つのプロジェクトに携わっています。1つ目が外資系金融機関の法定監査で、クライアントの日本法人設立に伴い、日本の基準に準拠した監査を実施しています。チームは10名ほどで、私は現場責任者として、監査実務、チームマネジメントおよびクライアントとのコミュニケーションを担当しています。

2つ目が国内ネット銀行のシステム監査で、クライアントの主要システムの移行に伴い、データの移管などが正しく行われているかなどをチェックしています。このプロジェクトは私のキャリアの中で初めて本格的に手がけた案件であり、ここでの経験を通じて会計や監査の基礎を学ぶことができたこともあって、強い思い入れがあります。

こうした実務のほか、採用活動や業務改善活動などにも従事しています。また、組織の改善点を提言する所内活動「スタッフフォーラム」にも参画しており、定期的に所内の課題を取りまとめ、PwC Japan有限責任監査法人(以下、PwC Japan監査法人)の経営層に意見を直接提言しています。

「周囲に左右されないキャリア」を目指して公認会計士に転身

前職は国内大手EC企業の営業職として、日用品雑貨やスポーツ用品の企業向けに営業を約3年間経験しました。

公認会計士を目指し始めたのは、ぼんやりと自らのキャリアに不安を感じたのがきっかけです。営業職は景気などの外部要因に業績が大きく左右されますし、同じ商品でも、どの企業が売るのかによって売れ行きが異なります。そうした不安定な環境ではなく、周囲に左右されないキャリアを築いていくためには資格が必要だと思い立ち、公認会計士の勉強を始めました。その後、前職を退職し、1年半ほど勉強に専念した後に試験に合格しました。

PwC Japan監査法人への入所を決めたのは「カルチャーに惹かれた」という点が大きいです。大手監査法人の中では設立年数が比較的若いこともあって、若いパートナーも多く、自由な雰囲気があるのではないかと思って選考を受けました。

スタッフ間の「信頼」が、自身やPwC Japan監査法人を支える

実際に入所してみると、事前に想像していた以上に自由な雰囲気で、逆に戸惑ってしまうほどでした。前職では、上司や同僚と同じフロアで勤務するのが当たり前でしたが、PwC Japan監査法人はフリーアドレスで、その日の気分で働く場所を変えることができる点が新鮮でした。また、コロナ禍以降はリモートワークとのハイブリッドも進み、より自由な働き方ができるようになりました。チームメンバーと直接顔を合わせる機会は減りましたが、デジタルツールを活用して気軽にコミュニケーションを取り合うカルチャーがあり、柔軟な働き方ができる環境にはとても満足しています。

前職とは異なる部分も多いと感じます。特に、違いを感じるのがマネジメントの方法です。前職時代の上司は、どちらかというとマイクロマネジメントで、一日に何度も業務の進捗や営業数値を報告をするのが普通でした。それに対して、PwC Japan監査法人ではスタッフ一人ひとりに大きな裁量が与えられていて、ある程度仕事の進め方や報告の頻度は各人に委ねられています。

実際に、私も複数のプロジェクトや間接業務を自らの裁量で割り振って進めています。監査の仕事には厳密さが求められますし、本来であれば上司は細かな指示を出して、定期的な報告を受けたいところかと思います。しかし、そうしたなかでも部下を尊重して、裁量を与えてくれるのは、PwC Japan監査法人に「信頼」の風土が根付いているからですし、互いがプロフェッショナルとして信頼し合うからこそ、細かなマネジメントを行わなくても、業務が円滑に進んでいくのだと感じています。

PwC Japan監査法人はコロナ禍においてリモートワークを推進しましたが、その際にも所内では特に混乱は見られませんでした。これも常日頃から、スタッフそれぞれがプロフェッショナリズムを持ち、主体的に業務に取り組んでいたからこそだと感じます。

誠実な姿勢が信頼に繋がっている

栗田 真尚

銀行・証券アシュアランス部 Senior Manager
稲垣さんとの関係性:上司(主要ジョブのマネージャー)

稲垣さんは上司に真摯に意見を提言するだけでなく、「上司との約束を守ろう」という意識を強く持っています。そのため、私としても「彼が言っているのだから間違いないな」と信頼を置くことができます。また、チーム内のスタッフと積極的にコミュニケーションを取り、ミーティングにおいて議論が円滑に進むように心がけていると感じます。こうした周囲への配慮は、他業界での経験を積んだからこそ得られた強みなのかもしれません。

真摯にクライアントと向き合い、自分ならではのキャリアを積み上げる

入所から4年ほど経ちましたが、前職時代に比べて、自己肯定感が高まったと感じています。正直なところ入所当初は、新卒でもないのに金融や経理が専門でもないことに気後れしている部分がありました。しかし、監査においては専門知識だけでなく、クライアントとのコミュニケーションも重要です。そのため、営業職で培ったスキルを十分生かすことができていますし、そもそも「クライアントに真摯に向き合う」という点では、営業職も公認会計士もそれほど大きな違いはありません。

むしろ、他業界での社会人経験が役立っていることも多いです。例えば、部下や後輩を育成する場面で特にそう感じます。私としては、当たり前に、同じチームの部下に仕事の進め方やコミュニケーションのコツを共有しているつもりでも、そうした動きを上司から評価されることが少なくありません。前職時代に身に付けたコミュニケーション力が、人材育成やチームワークの醸成にも役立っているのだと思います。

また、ワークライフバランスを両立できるようになったのも、大きな変化です。監査法人は概ね4〜5月が繁忙期、7〜8月が閑散期と、繁閑の波がはっきりしています。そのため、計画的に休暇が取得できますし、子育ての時間や家族と過ごす時間も十分に確保できています。こうした働き方は前職時代には考えられず、公私ともに充実させることができています。今後も公認会計士としてのキャリアを着実に築いていくつもりです。

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消費財・産業財・サービス アシュアランス部
藤田 鈴奈

 


Special Talk Session ~井野×久保田 対談動画~

PwC Japan監査法人のトップ、井野貴章と久保田正崇が特別対談を実施。トップならではの視点から、PwC Japan監査法人の社風や、採用メッセージ「Integrityのある毎日を。」に対する想いを語ります。

代表執行役 井野 貴章
執行役副代表 アシュアランスリーダー 久保田 正崇

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