2023年10月のレポート「日本の景気循環:インバウンド需要堅調の内に製造業が回復するかが鍵」において、「日本経済は2020年のCOVID-19の影響を受けた行動制限による落ち込みの後、当初は製造業主導で回復を遂げた。2022半ば以降、半導体の供給制約による影響を受けた輸送用機械の落ち込みなどで、製造業は横ばいとなった。代わりに非製造業主導での回復を遂げていたため、この回復が継続する中で製造業が回復に転じるかが景気回復持続の鍵である」としていた。本レポートでは、10月以降の経済指標を踏まえて、足元の経済・物価動向を確認し、今後の見通しを述べたい。図表1で企業の全規模・全産業の業況判断をみると、足元の景気を牽引している非製造業は18となり、前期の16よりも更にプラス幅を拡大した。大企業非製造業でみると、地価上昇もあり取引が活発化している不動産業、インバウンド需要・国内旅行が回復している宿泊・飲食サービス、通信などが押し上げた。
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