新型コロナワクチン接種の円滑な推進に向けて

社会の状況が刻一刻と変わる中、ワクチン接種の円滑な実施と今後見込まれる変化や課題への迅速な対応を支援するため、PwCコンサルティングは「新型コロナワクチン接種業務支援室」を組成し、ワクチン接種に関するさまざまなインサイトやツールなどを提供しています。

新型コロナワクチン接種に関するインサイト

新型コロナワクチン接種の推進によって起こり得る社会の変化や、今後必要となるであろう論点を提示します。

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自治体でのワクチン接種における課題と対策

新型コロナワクチンの接種を進めるにあたって、各自治体は幅広い役割を担っています。政府や中央官庁から発出される方針・通知などを受けて地域の実情に合った接種計画や推進体制を設計し、全体を統括・管理しながら各機能を担う関係者との調整や業務推進をリードしていくなど、多岐にわたる役割を期待されています。

複数の自治体での支援をとおし、私たちは、「自治体が接種業務推進において持つべき機能」や「接種業務の推進中に起こり得る9つの課題」などを整理してきました。これらの機能や課題は、一定の期間を過ぎると自動的に消滅したり自然解消したりするものではありません。また、課題が発生するタイミングや内容は自治体の状況などによって異なってくると考えられますが、検討すべき事項やその段取り、有効な解決方法などを認識して準備を進めておくことや、これまで実行してきた取り組みを振り返って体系的に整理しておくことは、次の緊急時対応に向けて大きな基盤となります。

PwCコンサルティングは、各自治体が上記の取り組みに際して参考としていただけるツールを無償で提供しています。接種業務計画の策定や適切な調整・確認のための「マスタープラン」や「チェックシート」、必要となる接種会場数を算出する「需給バランス分析シート」、個別接種の「接種能力算出シート」などを用意しています。ぜひご活用ください。

また、コンサルティング業務で培ったプロジェクト管理スキルやメソッドを活用し、ワクチン接種におけるプロジェクトマネジメントオフィス業務やリスクマネジメントの支援も行っています。

リーダーメッセージ

新型コロナワクチン接種の円滑な推進にかかる支援活動は、新型コロナウイルス感染症の収束に向け、世界が一つになって取り組むべき社会課題であると考えています。私たちはこの活動を、PwCのパーパス（存在意義）である「社会における信頼を構築し、重要な課題を解決する」を体現する取り組みの1つとして、これまでに培ってきた専門性やノウハウ、ネットワークなどをベースとし、最大限の支援を行ってまいります。

PwCコンサルティング合同会社代表執行役 CEO
大竹伸明