キャリアストーリー

R. I. リスクマネジメント&コンプライアンス室

PwCグループ内の
公募異動制度を活用し、
監査業務からリスク管理へ

R. I.
リスクマネジメント&コンプライアンス室
マネージャー
2022年3月 PwCあらた有限責任監査法人より転籍

PwC Japan合同会社を選んだ理由は?

監査の知見を活かしてリスク管理領域へ
外に出るのではなく、グループ内で転籍

私は2016年に定期採用でPwCあらた有限責任監査法人に入所しました。さまざまな案件に携わるなかで特に興味をもったのが、内部統制に関する業務。内部統制とは、企業が健全かつ効率的に事業活動を行うために必要な仕組みやルールを整備し、適切な運用を可能にすることをいいます。不正や不祥事を起こさないためのリスク管理の一種と位置づけられている業務です。

もともと法律に関心のあった私は、これまで培った監査の知見を活かして、さらに幅広くリスク管理の業務を経験してみたいと思うようになりました。同期に相談したところ、教えてもらったのがPwC Japan合同会社。そこには「リスクマネジメント&コンプライアンス室」という部署があり、職員の独立性や職業倫理に関する業務を担当する「独立性グループ」というチームがあるというのです。

PwC Japanグループには、専門領域の拡充やキャリアの可能性を広げるための異動や転籍を支援する「OEP(Open Entry Program)」という制度があり、部門間や法人間、外部機関への異動・転籍が活発に行われています。アドバイスしてくれた同期もその制度を利用した1人。「将来的にはリスク管理の領域で上を目指したい」と考えていた私は、周囲の理解にも後押しされて転籍を決意しました。

現在の仕事は?

個人の独立性の遵守を確認し
社会的信頼を構築していく

現在、私はリスクマネジメント&コンプライアンス室の独立性グループに所属し、PwC Japanグループ内の職員がクライアントから独立した立場を保持しながら業務に取り組んでいるかを確認する業務に携わっています。具体的には、「Checkpoint登録レビュー」や「PICT」と呼ばれる検査の遂行です。

Checkpointとは、全ての職員に対して、保有する有価証券や保険、年金を通じて間接的に運用する投資先などをデータベースに登録することを義務付けているPwC Japanグループ独自のシステムです。各職員から情報提供してもらい、正しく登録されているかを一人ずつチェックした上で結果を通知。これにより、事前に独立性違反を防止するというものです。

一方PICTは、PwCグローバルネットワークが定めた独立性の遵守に関する検査です。毎年、パートナーおよびパートナー候補者に加え、無作為に抽出した職員に対して、銀行口座の取引履歴やクレジットカードの明細、家族の勤務先などのエビデンスを提出してもらい、独立性違反がないかをこと細かに確認していきます。

いずれも地道な作業ですが、根底にある目的は信頼の構築。PwC Japanグループならではの高品質な課題解決の実現を支えている業務だと自負しています。

自らの成長を感じたプロジェクトは?

監査契約の締結に向けて
監査人の独立性を確保するために奮闘

転籍して3カ月ほど経った頃、ある会社の監査が始まることになり、独立性グループ内でもプロジェクトが立ち上がりました。

そもそも監査を行う上で、監査人は独立した立場を保持することが大前提です。それゆえ、監査チームのメンバーが被監査会社から商品やサービスを購入していないか、家族の勤務先が被監査会社ではないかなど、私たち独立性グループは事前に細かくチェックしてリスクや課題を洗い出し、どう対応していくかを検討していかなくてはなりません。私はそのプロジェクトのインチャージに任命されました。

その時点で、監査契約を締結するのは半年後に迫っていました。本契約締結により影響が出るメンバーが誰なのかを特定する作業は非常に難しかったです。加えて、プライベートな領域にも踏み込むだけに、丁寧な説明も求められます。綿密なスケジュールを立てて、一つひとつの作業にひたすら真摯に取り組んでいきました。

奮闘の末、無事に監査がスタートした時は、まさに安堵の思い。インチャージとしてチームを取りまとめていくコミュニケーション能力だけでなく、どんな人にも分かりやすく伝える文章力や、ミーティングの場での説明力が磨かれたと実感しています。

PwCの好きなところは?

ワンチームとして力を発揮
互いに信頼し合えるメンバー

一番好きなところは、一緒に働くチームメンバーです。どんなにやりがいをもって取り組める仕事でも、どんなに待遇面で恵まれていても、ともに働くメンバーと良い関係が築けなければ、続けていくことはできないでしょう。

PwC Japanグループに根付いているのは、一人ひとりが尊重され、お互いに協力し合うカルチャー。そのことは、独立性グループでの勤務を経て、より強く感じています。連日数え切れないほど多くのメールが届くのですが、例えば1日休んだとしても、チーム内の誰かが必ず代わりに返信をするバックアップ体制が築かれています。それにより、休み明けも慌てることなく自分の業務に戻ることができ、組織としてもスムーズにプロジェクトを進行することができるのです。横の連携が強く、1つのチームとして最大のパフォーマンスを発揮できる仲間は、私の自慢でもあります。

今後、チャレンジしたいことは?

デジタル技術を活用し
リスク管理業務の効率化に挑む

リスク管理をする上で、いかに業務効率化が図れるか。これが、私が今後チャレンジしたいテーマです。リスク管理の業務は、さまざまな書類を見たり、一つひとつエビデンスをチェックしたりするなど、緻密な作業が多いために多大な時間を要します。

こうしたなか、PwC Japanグループでは、業務品質の向上をテーマにデジタル化を強力に推進しています。私たちの部署でも積極的にテクノロジーを活用し、業務の軽減につなげていこうとしています。引き続き信頼できるメンバーとともに業務効率化に挑みながら、必要とする経験を積み上げていく。それが私のキャリアプランです。

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