2023年10-12月期の日米欧の実質GDPが出揃った。米国(改定値)は前期比年率+3.2%、ユーロ圏(改訂値)は同+0.1%、日本(1次速報値)は同-0.4%となった。実質GDPにつき2019年平均を100として、COVID-19からの回復過程を含めて振り返ったのが図表1である。米国はCOVID-19の落ち込みも小さく、2020年後半以降の回復も早かった。2021年Q4から2022年Q2はインフレ率の高まりもありやや横ばいで推移した後、2022年Q3からは力強い回復が継続している。欧州は、COVID-19による2020年Q2の落ち込みが85.9ともっとも大きかったが、2021年から2022年Q3までは比較的スムーズに回復して103.1となった。その後はほぼゼロ成長となり、2023年Q4でも103.2となっている。次に日本経済はCOVID-19時の落ち込みは米国と同程度であったものの、その後の回復はもっとも鈍かった。2023年前半にやや回復したのの、2023年後半にはやや失速した。日本経済の回復度合いは、停滞感の強い欧州経済をも下回っている。現状は、米国経済は堅調、欧州経済は横ばい、日本経済はやや弱含みの状態にある。次に日本経済の内容について確認していこう。
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