PwC Intelligence ―― Monthly Economist Report

「インフレの時代」にどう対処すればよいのか?-日米欧の経済動向から考える- (2022年10月)

  • 2022-10-28

各国の物価上昇率の上昇が続いている。日本の消費者物価上昇率(CPI)は長らく1%を下回る伸びであったが、今年4月に入り2%を上回る伸びが続いている。米国のCPIは2022年9月には全ての財を含むベースで8.2%と FRBの度重なる利上げにもかかわらず物価の高止まりが続いている。欧州(ユーロ圏)についても、9月のCPIは全ての財を含むベースで9.9%と物価上昇率の拡大が続いている。

本稿では、こうした物価上昇率の動向を敷衍しつつ、各国経済の動向を概観したうえで、世界経済のインフレ圧力が続いた場合、つまり「インフレの時代」が到来した場合にどのような事が生じうるのかを検討してみることにしたい。

日本、米国、ユーロ圏の物価上昇率の背景にあるもの

まず日本、米国、ユーロ圏の物価上昇率の動向を見ておこう。図表1は日本、米国、ユーロ圏の消費者物価上昇率のうち、全ての財を含む物価上昇率と、食料およびエネルギーを除く場合の物価上昇率の推移を示している。

そして図表1からまずわかることは、各国の物価上昇率は2021年に入ったあたりのタイミングから上昇を始めているということである。


続きはPDF版をご覧ください。

レポート全文(図版あり)はこちら

( PDF 808.14KB )

執筆者

片岡 剛士

チーフエコノミスト, PwCコンサルティング合同会社

Email

PwC Intelligence
――統合知を提供するシンクタンク

PwC Intelligenceはビジネス環境の短期、そして中長期変化を捉え、クライアント企業が未来を見通すための羅針盤となるシンクタンクです。

PwC米国の「PwC Intelligence」をはじめ、PwCグローバルネットワークにおける他の情報機関・組織と連携しながら、日本国内において知の統合化を推進しています。

詳細はこちら

本ページに関するお問い合わせ