マルチステークホルダーによるAIガバナンス

AIがもたらすトラストギャップとの向き合い方

  • 2025-06-13

AIの急速な普及とともに、その解析プロセスやアウトプットを「どこまで信頼できるのか?」という世の中の疑念は膨らんでいる。AX(AIによる変革)を巡る「トラストギャップ(信頼の空白域)」の拡大だ。もはやAIに無関心でいることはできない状況の中、AIの利活用を促すためのAIガバナンスをいかに構築すべきか。AIの最新動向を研究し、政策提言も行う中央大学の須藤修教授と、会計監査におけるAI活用やAIガバナンスの構築支援に取り組むPwC Japan有限責任監査法人の宮村和谷氏、伊藤公一氏に話を聞いた。

(左から)遠藤 英昭、小澤 康裕 氏

(左から)伊藤 公一、須藤 修 氏、宮村 和谷

登場者

中央大学
国際情報学部 教授
ELSIセンター長
須藤 修 氏

PwC Japan有限責任監査法人
執行役 パートナー
トラストサービス開発推進部
宮村 和谷

PwC Japan有限責任監査法人
公認会計士 パートナー
AI監査研究所 所長
伊藤 公一

※本稿は、日経ビジネス電子版の記事広告を転載したものです。
※発行元である株式会社 日経BPの許諾を得て掲載しています。無断複製・転載はお控えください。
※法人名、役職などは掲載当時のものです。

卓越した監査サービスでAX時代のトラストギャップを埋める

こうした取り組みは、卓越した監査業務を通じて、世界中のあらゆる領域で広がるトラストギャップを埋めていくというPwC Japan有限責任監査法人の使命の延長線上にある。

須藤教授は、「マルチステークホルダーモデルによる当事者同士の相互信頼と共創的なガバナンス体制の構築こそが、不確実性の高いAX時代のトラストギャップを埋めるカギを握ると考えます。PwC Japan有限責任監査法人には、その枠組みにおける重要な役割を担ってもらいたい。大いに期待しています」と語った。

宮村氏、伊藤氏も、最後にこう締めくくった。

「まずはPwCがAIを駆使した監査を実施します。そして企業が利用しているAIの信頼の構築にも取り組んでいくことになるでしょう。PwCはこれらを通じてAIのノウハウを蓄積し、企業のAI利活用を支援できる存在を目指します。AIの進化は目覚ましく、社会に大きな変化をもたらしていますが、同時に新たなリスクや不安も生まれている中で、PwCがトラストギャップを解消し、企業と社会の健全な発展に貢献していきます」(伊藤氏)

「AX(AIによる変革)の領域におけるトラストギャップはサプライチェーン全体に及びます。そのため、単に個別のクライアントにサービスを提供するということだけではなく、業界そのものやマーケットの仕組み・基準の、“ものさし作り”となるところから積極的に関与していく必要があるということを常々感じています。そういった全体の仕組みの中で、今後も積極的に準備を進め、世界にトラストを付与する存在を目指していきます」(宮村氏)

今日も世界中で繰り広げられているトランスフォーメーション(X)。あらゆる領域で進むXだが、それによりトラストギャップも拡大し続けている。PwCJapan有限責任監査法人は、トラストの探求を続けることで、パブリックインタレストへの貢献を目指し続ける。

主要メンバー

宮村 和谷

パートナー, PwC Japan有限責任監査法人

Email

伊藤 公一

パートナー, PwC Japan有限責任監査法人

Email


インサイト/ニュース

40 results
Loading...

サプライチェーンのレジリエンスを高めるKPI管理の重要性

現在のビジネス環境は、消費者ニーズの多様化やグローバル競争の激化に加え、気候変動や地政学的リスクなどの外部環境の急速な変化が企業の事業ポートフォリオに影響を与えており、予測の不確実性を前提にした柔軟な対応策が不可欠です。その対策として、KPI管理の高度化に向けた取り組みについて解説します。

Loading...

本ページに関するお問い合わせ

We unite expertise and tech so you can outthink, outpace and outperform
See how