EPMを「導入した企業」から「使いこなす企業」へ――内製化における3つの要諦

  • 2026-05-19

継続的成長までのプロセスおよび効果

ここでは、私たちの支援におけるEPM内製化プロセス例および効果を紹介します。

まずはEPM導入の初期段階から導入先である業務部門が主体的に関与し、モデル構造の理解と運用スキルの習得を進め、導入プロジェクトの期間内に自社で改善を推進できる体制を整備します。

図表3:継続的成長までのプロセス例

その後、業務部門自らが他領域において、新たなモデルの構築や既存モデルの拡張を独力で実施します。またそうした自部門での自走の成功を生かし、複数の他部門におけるEPM導入・活用を支援・業務改善を進めます。一部の専門性が高い領域については、外部の知見をスポット形式で活用しながら継続的な改善を実施していきます(図表3)。

このように、導入先の組織のみがシステムを「使える」ような状態にとどまらず、「自ら設計・改善でき、他部署の業務改善まで支援する」レベルまで内製化を進展させることが理想です。

おわりに

EPMの導入は、DXに向けた出発点に過ぎません。重要なことは、導入後も継続的に改善を重ねながら活用の幅を広げていくことです。これまでの多数の成功事例に共通して見られたのは、導入先企業のメンバーがEPM活用を「自分事として捉える」姿勢を持っていたことでした。

こうした当事者意識を持った取り組みが、EPMを単なるシステムから継続的に進化する業務基盤へと変えていきます。内製化の目的はシステムを使えるようにすることではなく、業務を自分事として捉え改善し続ける組織を構築することにあるのです。

執筆者

市川 秀樹

ディレクター, PwCコンサルティング合同会社

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立石 将之

シニアマネージャー, PwCコンサルティング合同会社

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小笠原 采子

アソシエイト, PwCコンサルティング合同会社

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