AI Factory(AIファクトリー)

AI Factoryは、2025年10月にPwC Japanグループの開発組織として発足したAI専門組織です。
AIに特化し、グループ内外に向けてプロダクトを生み出すPwC JapanグループCAIO(最高AI責任者)直下の組織として、設立以来、戦略的な投資のもとで急速に拡大を続けています。

監査およびブローダーアシュアランスサービス、コンサルティング、ディールアドバイザリー、税務、法務といったPwC Japanグループのサービス・業務部門と連携し、AIを活用したプロダクトの企画・開発を通して、クライアントとPwC Japanグループ自身の変革を推進します。

AI Factoryの主な活動は次の3つです。

  • クライアントに対してAIを活用した未来のビジネスの姿を描いてみせるラピッドプロトタイピング
  • PwC Japanグループ自身の業務を変革するプロダクトを生み出すアクセラレーター開発
  • 5年後のPwC JapanグループのAIビジネスの中核となる技術を探索する研究開発(R&D)

AI活用を企画・構想するだけでなく「実際に動くプロダクトにする」までを一貫して担っています。

自ら構想し、自らの手で動かす

AI技術の進展により、AIを起点とした企業の変革は、すでに不可逆なものとなりました。一方で、AIで成果を出せている企業とそうでない企業との差は開き続けています。PwCの「第29回世界CEO意識調査」では、AI変革のスピードを最大の懸念に挙げる経営者が4割を超える一方、実際にコスト削減と売上成長の両面で成果を出せていると答えた経営者は1割程度にとどまりました。調査し、分析し、提言するだけでは、クライアントが直面している「どう実装するか」という壁を越えられません。

私たちは、AI活用の方法を助言するのではなく、「動くもの」をつくることを選びました。分厚い提案書ではなく、1つの動くプロトタイプでクライアントの意思決定を前に進める。構想を描いた人間が、その構想を自分の手で動かすところまで責任を持つ。そして、その活動を社外だけでなく、PwC Japanグループ自身に対しても行う。これが、AI Factoryの仕事です。

AI Factoryには、コンサルティングファーム、テクノロジー企業、事業会社、スタートアップという異なる出自のメンバーが集まっています。ビジネスの視点と技術の視点が、同じプロダクトの上でぶつかり合う環境です。

AI Factoryはいま、拡大の途上にあります。制度も方法論も、完成したものを受け取るのではなく、つくる側のフェーズです。
AIで何を変えるべきか。それをどうやって動くプロダクトにするか。
私たちと一緒に考え、つくっていきませんか。

AI Factoryの「特徴」を知る

産業アーキテクチャを、動くプロダクトにする

PwC Japanグループは、新しい時代の産業や社会の在り方をデザインするコンセプト「産業アーキテクチャ」を戦略の柱に据えています。産業全体を俯瞰する高い視点と、未来を見通す事業・技術の深い専門性の両方から、産業の枠を越えた課題解決に取り組む考え方です。構想を描く機能はすでにある。それを動くものにする機能が、AI Factoryです。

01. ラピッドプロトタイピング
クライアントの変革支援

AI Factoryは、言葉による説明だけでは伝わりにくい未来像を実際に体験できる形で示す活動(ラピッドプロトタイピング)を推進しています。

プロトタイプを用いることで、クライアントとの議論の質が変わります。「AIで何ができるか」という抽象的な問いは、実際に画面を操作した瞬間に「この判断はこう任せたい」「ここは人が決めたい」という具体的なやり取りに変わります。私たちは、プロトタイピングを、答えを提示する手段ではなく、クライアントとともに思考を深めるためのものと位置付けています。

クライアントが目指す未来像を自ら定義し、プロトタイプで示したうえで、その実装までを担います。自分がつくったプロダクトで、クライアントの変革を実現する。この手応えが、ラピッドプロトタイピングの面白さです。

02. アクセラレーター開発
PwC Japanグループ自身の業務を変革する

AI Factoryは、PwC Japanグループ全体の大きな変革を促すAIエージェントを搭載した社内向けアプリケーションを企画・開発しています。

ここで手がけるのは、数千人規模のプロフェッショナルが日常的に使うダイナミックなプロダクトです。社内向けなのでユーザーとの距離が近く、リリース後すぐに反応が返ってきます。使われない理由がすぐに分かり、改善要望もすぐに伝わります。誰かが決めた仕様をなぞるのではなく、何をつくるかの構想から運用までを自分たちで担う余白の大きさが、アクセラレーター開発の醍醐味です。

  • Knowledge Fusion Platform
    個人の知見をPwC Japanグループ全体で共有し、AIに学習させたうえで、プレゼンテーションソフトを通して効率的にアウトプットする仕組みです。Knowledge Fusion Platformを活用することで、支援サイクルの高速化と支援の質の向上を実現します。
  • 企業分析アクセラレーター
    生成AIと独自の統計モデルのハイブリッドによる企業分析アクセラレーターを開発しました。この新たなツールにより、専門アナリストが行うような高度な企業分析を、コンサルタント自らがスピーディに行える環境を実現します。

03. 研究開発(R&D)
5年後のAIビジネスの中核をつくる

AI Factoryは、5年後のPwCのAIビジネスの中核となる技術を、自ら探索しています。目の前の案件に応えるだけでなく、まだ市場にない問いを立て、その答えを実装可能な形で確かめていく。例えば、次のような取り組みを進めています。

  • シンギュラリティ時代のガバナンスアーキテクチャ研究
    AIエージェントが自律的に事業を運営する未来において、経営判断やガバナンスの在り方は大きく変わるという仮説のもと、シンギュラリティ時代のガバナンスアーキテクチャを研究しています。
    産業ごとに自律運営型のAIエージェントモデルを構築し、デジタルツイン上でのシミュレーションとリアルワールドでの実証実験を重ねています。AI Factoryは、そこで見えてくる技術の限界、ビジネス制度上の制約、倫理的な論点を1つずつ特定し、その知見の社外発信までを担います。AIを事業に組み込むうえで最大の障壁は、精度ではなく信頼性です。速いだけのAIではなく、安全に使い続けられるAIをどう成立させるか、ここに正面から取り組んでいます。
  • アライアンス企業やグローバルネットワークと連携した最先端技術の活用
    大手テクノロジー企業やAI専門企業と連携し、常に最先端の技術を取り込みます。また、PwCグローバルネットワーク全体でのAI活用推進や開発能力向上に取り組む組織である「Network AI Factory」と連携し、他拠点が開発したAIエージェントの日本国内への展開、および日本が開発したAIエージェントの他拠点への展開にも取り組んでいます。自らつくったプロダクトが、日本から世界へと広がっていく機会があります。

AIプロフェッショナルとして活躍できる環境・制度

AI Factoryでは、エンジニアもコンサルタントも、AIプロフェッショナルとして成長できる環境があります。PwCが掲げる「個人の可能性を最大限に引き出すための制度」を土台に、AIに特化した組織だからこそ提供できる技術環境とキャリアパスを用意しています。

2つのキャリアパス

私たちは、AIの技術特性を理解し、業界や事業の在り方を構想できるとともに、それをプロダクトとして実装まで導ける人材を求めています。単なるAIコンサルタントでも、単なるAIエンジニアでもありません。そのために2つのキャリアパスを用意しています。

  1. ビジネスと技術を行き来する道
    エンジニアは、クライアントとの構想フェーズの打ち合わせに同席し、何をつくるべきかを決める側の思考を身に付けます。コンサルタントは、エンジニアと同じチームで設計を議論し、自ら手を動かして実装する経験を積みます。ビジネスと技術を一体で扱える人材を、組織の中心に据えています。
  2. 1つの専門性を深掘りし、その領域のトップを目指す道
    PwCには、専門性を磨き続けるスペシャリストのキャリアトラックが整備されています。AI Factoryでは、主要プロダクトの開発リードやAIの専門性を追求するキャリア形成が可能です。

技術に投資する環境

主要な大規模言語モデルや、複数のパブリッククラウド環境を用途に応じて利用可能です。新しいモデルやツールが登場した際の技術検証も、業務の一部として扱われます。

また、PwCのアライアンスを活用して、アライアンス先の企業と連携した勉強会も定期的に開催しています。特許出願や論文執筆に取り組むメンバーも在籍しており、技術動向を追いかけるのみにとどまらず、公開前の技術に携わることが可能です。

ゼロイチから関われる開発体制

AIプロダクトマネージャー、エンジニア、コンサルタントが、それぞれの専門性を生かしたクロスファンクショナルチームを編成します。プロダクトの構想段階から参画し、設計、実装、リリース後の改善までを一貫して担います。個々の判断がプロダクトに反映される範囲の広さが、分業型の開発組織との大きな違いです。

多様なバックグラウンド

AI Factoryでは、コンサルティングファーム出身者だけでなく、通信事業者、IT企業、製造業、スタートアップなど、多様な出自のメンバーが活躍しています。

入社を決めた理由として多いのは、「戦略提案で終わらせず、AIで実装まで担う経験を積みたかった」「1つのプロダクトを深めるのではなく、多様な産業のAI変革を経験したかった」という声です。技術的に実現可能なことと、事業として価値のあることを往復しながら議論を重ねるプロセスそのものが、AI Factoryならではの実践的な育成環境を形成しています。

場所を選ばない働き方

フルリモートワークに対応しており、全国どこからでも勤務可能です。首都圏以外に居住しているメンバーも在籍しています。

密度の高い仕事だからこそ、それを長く続けられる働き方とセットで設計しています。

専門性に見合う報酬

AI Factoryでは、専門性と担う役割に応じて、AI領域の専門人材として市場競争力のある処遇を用意しています。

ポジションごとの詳細な業務内容、応募要件、想定年収レンジは募集要項をご確認ください。

AIプロダクトエンジニア【IFS-AI Factory】

AIプロダクトマネージャー【IFS-AI Factory】