企業のAIトランスフォーメーション支援

Future Ready Workflow Design

Future Ready Workflow Designとは

Future Ready Workflow Designは、企業のAIトランスフォーメーション(AIX)を加速するサービスです。PwCコンサルティングの業務整理・業務設計の知見と、自社開発した業務効率化診断のAIを組み合わせることで、現状業務の可視化、AI活用余地の特定、導入効果の初期仮説整理をスピーディーに実現。AI活用を前提とした将来あるべき業務像を短期間で構築します。さらに、現場やマネジメントとの対話を通じて示された期待効果と実現可能性を基にあるべき業務像を具体化させ、PoC(概念実証)から本格導入、実業務への定着、効果創出までをワンストップで支援します。

背景

近年、生成AIをはじめとするAI技術の進展により、企業における業務効率化・自動化の可能性は大きく広がっています。従来のRPA(Robotic Process Automation)や既存のAIサービスでは対応が難しかった目視確認を伴うチェック業務、非定型な帳票・文書の処理に加えて、複数の情報を組み合わせて判断する業務に対しても、AI活用を前提に業務の進め方そのものを見直す取り組みが広がりつつあります。

例えば以下のような業務においてもAIの活用が可能です。

  • 新製品開発時に、各国の法令・規制文書や当局ガイドラインを確認しながら、製品ごとの適用要件や対応方針を整理する業務
  • 規制当局からの照会に対して、過去の照会・回答履歴や関連法令、社内資料を参照しながら、類似事例の確認や回答案の作成を行う業務
  • 経理・税務業務において、請求書などのスキャンデータ、会計データ、社内データを統合して判断・処理を行う業務

こうした環境変化を踏まえ企業では、従来自動化が難しいとされてきたものも含め業務全体を見直し、AI活用を前提とした将来業務像を迅速に描くことが求められています。AI活用の目的は単なる効率化にとどまらず、付加価値の低い業務から職員を解放し、より創造的で価値創出につながる仕事へと人材を振り向けることにもあります。

AI活用による業務変革における課題と成功のポイント

多くの企業で課題となるのが、AI活用の必要性を認識していても、そもそもどの業務にAIを活用できるのかが見えにくいという点です。また、仮にAI活用の有望なユースケースが見つかったとしても、一部業務での限定的な導入にとどまってしまうケースも多々見られます。同時に、業務全体を見据えた構想策定から具体化、効果創出までを進めようとすると、検討や推進に多大な時間を要するという課題もあります。

こうした状況の中でAI活用による業務変革を進めるためには、次の3点が重要です。

  • 現状業務を短期間で可視化し、AI活用余地を見極めること
  • AI活用を前提として将来の業務像の具体化を進めること
  • PoCから本格導入、定着、効果創出までをワンストップで進めること

Future Ready Workflow Designはこうしたポイントを踏まえ、構想策定の前工程から導入・定着までを一貫して支援します。

図表1:AI活用による業務変革の課題と成功のポイント

Future Ready Workflow Designの主な特長

Future Ready Workflow Designの主な特長は、構想策定の初動を効率化できること、AI導入判断まで含めて将来の業務像を具体化できること、そしてPoCにとどまらず本格導入・定着・効果創出まで一貫して支援できることの3点です。

図表2:Future Ready Workflow Designの主な特長

PwCのアプローチ

Future Ready Workflow Designでは、改善対象業務の見極めからPoC、実業務への導入、定着までを、3つの段階で推進します。構想策定の段階で整理した情報を後続フェーズでも活用することで、各工程を分断させず、AI活用を前提とした業務変革を着実に具体化していきます。

図表3:Future Ready Workflow Designの支援アプローチ

フェーズ1.ユースケース創出ワークショップ

PwCコンサルティングのコンサルタントとの対話を通して、課題の重要度、期待効果、実現可能性、関連部門への影響などを踏まえながら、改善対象とする業務領域を選定します。次に、業務効率化診断のAIツールを活用して作業担当者や現場管理職へのヒアリングを実施し、現状業務の実態を整理します。これにより、AI活用余地のある業務領域や有望なユースケースを抽出するとともに、AI活用によって削減が見込まれる作業工数の概算も提示します。その後、ユースケースごとの課題、工数、業務の特性を踏まえ、どの業務にどのようなAI活用が適しているかを整理します。
その上で、PwCコンサルティングが作成した将来の業務像をベースに、クライアントとの対話やワークショップを通じて、実現可能性と期待効果の双方を踏まえた業務設計へと具体化させます。

フェーズ2.ツール設計~PoC

ワークショップを通じて整理した業務像を基に、PoCに向けた要件定義・ツール設計を実施します。市販のSaaSやパッケージで対応できるか、あるいはスクラッチでの開発が必要かといった実装アプローチを検討し、必要な機能や運用上の前提条件を明確にします。
その後PoCを実施し、業務への適合性や期待効果を検証。本格導入に向けた判断材料を整備します。

フェーズ3.実業務への導入支援

PoCの結果を踏まえ、優先度の高い領域から本格導入を進めます。開発・導入段階では、構想策定時に整理した情報や収集データを活用しながら、現場の実態に即したシステムおよび運用を設計・実装します。
また、導入後の活用促進、業務への定着、効果創出までを視野に入れた支援を行います。AI活用を一部の試行にとどめず、実際の業務変革として根付く状態を目指します。

業務効率化診断のためのAI

PwCコンサルティングでは、業務改善に特化した業務効率化診断のためのAIツールを提供しています。私たちがこれまでの業務改善・業務変革支援を通じて蓄積した知見や経験を基に開発しており、現状業務の整理を迅速に支援します。

改善対象とする業務領域を定めた後、業務効率化診断のAIによる現場へのヒアリングを実施。対象業務の内容、判断ポイント、所要時間、関係者、課題の所在などを整理しながら、検討の基礎情報を洗い出すことが可能です。加えて、必要に応じて対象業務のマニュアルや関連資料、業務フローなどを業務効率化診断のAIに事前に取り込むことで、より効率的かつ精度高くヒアリングを進めることができます。これにより、AI活用が可能な領域や、目指すべき将来業務像、導入効果に関する初期仮説の整理を迅速に進め、構想策定の前工程を効率化させます。

PwCコンサルティングは、AIが整理した情報を基に、将来の業務像の具体化や導入判断、その後のPoC・導入支援へとつなげます。

図表4:業務効率化診断のAIエージェントによるアウトプット例

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主要メンバー

三善 心平

パートナー, PwCコンサルティング合同会社

Email

河野 美香

ディレクター, PwCコンサルティング合同会社

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