コーポレートR&D改革支援(研究所・技術開発本部などのイノベーション)

背景・目的

昨今、政治動向、経済動向、社会動向、技術動向といったさまざまな事象が複雑に絡み合い、VUCAと呼ばれる急速に変化し予測が困難な、複雑で不確かな環境や状況が製造業各社の経営を揺るがしています。

この中で1つ特徴的なこととして、これまでは遠いニュースのように感じられた環境問題や社会運動、政治活動などが、各社の現場の日常業務に直接リンクしてくる傾向が強まっていることが挙げられます。これは、インターネットやグローバル化の進展に伴って世界中の物事がつながり、「近くて小さな世界」が創り出されたことで、世界各地の「遠い話」が製造業のサプライチェーンという「目先の問題」にリンクしやすくなってきたためと考えられます。

このような中、サプライチェーンをより強靭にするため、エンジニアリングチェーン機能において、将来を見据えた技術開発、事業開発、製品開発、生産技術開発などを俊敏に高度化し続けていくことがこれまで以上に求められています。いわば、新しい技術や製品を生み出すエンジニアリングチェーンの巧拙が、VUCAの中で生き残り、勝利する製造業のキーファクターとなってきているのです。

各社が強みとする技術の根幹をつかさどるのはコーポレートR&D機能と呼ばれる、研究所や技術開発本部などの組織であることが一般的ですが、これまで当機能は専門性が高いゆえに経営の目が届きにくく、改革を実行しにくい環境にありました。VUCA時代の経営において、効果的・効率的な研究開発の実現が急務となり、当機能への改革の必要性が叫ばれる中、PwCコンサルティングでは数多くのコーポレートR&D改革を支援しています。

コーポレートR&Dマネジメントの目指す姿

効果的・効率的なコーポレートR&Dマネジメントの目指す姿は、以下のようなサイクルを循環させ、継続的改善を図ることができている状態と言えます。

コーポレートR&D改革の主な支援メニュー

PwCコンサルティングは保有するナレッジを活用しクラインとを支援します。さまざまなご要望に合わせた支援が可能です。

支援実績(一部)

企業

支援前の状況

主な支援内容

支援後の姿

製造業A

各種の研究開発テーマのバランスや分布を考えながらテーマ検討しているものの、多角的な側面を包含した技術戦略の立案、テーマ検討が不十分

過去の研究開発テーマの効率性を分析し、これまでは将来予測に基づくテーマ検討だけだったところを、過去のテーマの効率性も含めたテーマ検討のやり方に変更

  • 研究開発テーマの効率性が向上
  • 研究開発テーマのポートフォリオの比率が明確化し、研究所全体の研究開発効率がよい状態に

製造業B

研究所の成果を訴求しにくく、経営層から研究所の存続意義を疑問視する指摘を受けている

研究所および過去のテーマの効率性を分析し、非効率を生んでいる業務や組織構造、テーマ選定方法などを抜本的に見直し

  • 研究開発テーマの効率性が向上
  • 研究開発メンバーの工数配分が理想的な姿に近づき、モチベーションも改善

製造業C

技術開発プロジェクトに実現性の観点だけでなく事業性の観点も強く求められるようになり、プロジェクト管理の進め方がよく分からず混沌とするようになった

不確実性の高いプロジェクトマネジメントのポイントや進め方をレクチャーするワークショップを実施し、その理論に基づいてプロジェクトを伴走支援

  • プロジェクトの遅延を削減
  • プロジェクト管理者、メンバーが技術とビジネスの両面を踏まえたプロジェクト計画の立案や計画の具体化をできるようになった

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主要メンバー

渡辺 智宏

パートナー, PwCコンサルティング合同会社

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嶋田 充宏

シニアマネージャー, PwCコンサルティング合同会社

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山田 功次

シニアマネージャー, PwCコンサルティング合同会社

Email

土本 淳二

シニアマネージャー, PwCコンサルティング合同会社

Email

安藤 俊行

シニアマネージャー, PwC Germany

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