リスクガバナンス人材の組織的輩出のための仕組み構築支援

実効性あるリスクガバナンスのために必要となる、人材の捉え直し

近年、地政学リスクの常態化やAIの急速な発展など、企業を取り巻くリスク環境はかつてないほど複雑かつ相互に連関したものとなっています。これに伴い、企業内のリスクガバナンス機能に求められる役割も、従来の静的なリスク管理やサイロ型のリスクマネジメントから、より動的なリスク管理への転換が求められており、関連する機能間の連携を意識した組織形態やテクノロジーを利用した仕組み・仕掛けが重要となってきています。こうした変化に伴いそれらを実行するリスクガバナンス人材のあり方も変化する中、組織および人材双方のアップデートが求められる状況です。

リスクガバナンス人材のアップデートに向けた問い

企業はリスクガバナンス人材のアップデートについて、どのように進めていくべきでしょうか。単にチーフ・リスク・オフィサー(CRO)やチーフ・コンプライアンス・オフィサー(CCO)、チーフ・オーディット・エグゼクティブ(CAE)といった、関連する各機能をリードする人材候補のリストアップと育成プロセスを検討するだけではなく、部門全体の役割・機能定義や組織形態をどうするか、リスクガバナンス各部門のキーポストは何かといった問いに答えていく必要があります。また、部門を超えて組織全体でのあるべきリスクカルチャー、リスクマネジメント人材のあり方や配置も含めて広く考えていくことが必要です。

リスクマネジメント機能における検討例

1. リスクマネジメント部門の役割定義と組織形態
  • 企業の価値創造においてどのような役割・機能を果たすべきか。
  • 役割・機能を最大限果たす上で、どのような組織形態が最適か。
    (事業軸、地域軸、機能軸、マトリクス型 など)
2. リスクマネジメント部門のキーポストと能力要件
  • CROを筆頭に、リスクマネジメント部門におけるキーポストは何か。​
    (事業子会社・地域子会社のCRO、またはリスクマネジメントにおける​テクノロジー活用責任者といった機能責任者 など)
  • キーポストごとに求められる能力要件は何か。
3. キーポストごとのサクセッションプランの策定と運用
  • キーポストの候補者は量的・質的に充足しているか。何が一番の課題か。
  • 候補者の成長課題は何か、効果的な育成施策は存在するのか。

課題解決に向けたアプローチ

基本的なステップは以下のとおりです。

  1. リスクガバナンス各機能に関するステークホルダーの期待把握と、現状の機能価値・活動状況の可視化(PwC成熟度モデルによる評価)
  2. 上記の期待と現状のギャップや、実際の組織のリスクカルチャーを踏まえ、リスクガバナンスリーダーに期待される役割と必要とされる人材要件(リスクに係るリーダーシップ像を含む)を定義付け
  3. リスクガバナンスリーダーおよびリスクガバナンス機能を構成する主要人材についての獲得・育成を実現するための仕組み・仕掛けの設計

リスクガバナンスリーダーおよび各機能の人材獲得・育成は長期的な取り組みとなるだけでなく、将来の環境変化に対応したものでなければなりません。そのため単線的なキャリアパスではなく、複線的なキャリアパス設計も考慮する必要があります。

参考:リスクマネジメント部門(CRO)の成熟度モデル

PwCのサービス

成熟度評価

  • 経営陣・事業部・リスクマネジメント部門責任者に対してサーベイ・インタビューを行います
  • 経営環境の認識および、それを踏まえたリスクマネジメント部門等に求める機能や役割といった期待値を整理します

ケイパビリティ評価

  • 自社のガバナンス・リスクマネジメント機能の責任者および主要な役職者のスキルやリーダーシップを可視化します
  • PwCの評価者が被評価者と対面でインタビューを行い、人材情報を報告書形式で作成します

人材・組織のありたい姿

  • リスクマネジメント部門等に求められる機能・役割を基に必要なCRO等のタイプ、キーポストを特定します
  • CRO等のタイプ、キーポストに応じた人材要件を整理します

改善計画の策定

  • ありたいリスクマネジメント部門の人材、組織の実現に向けた施策および実行の時間軸を計画として策定します
  • 施策の推進、モニタリング、内容の修正を支援します

研修/ワークショップ

  • 候補者の成長課題に対して知識・スキルを補強する研修をオーダーメイドで設計・実施します
  • インプット研修のみならず、候補人材が自社のガバナンス・リスクマネジメント機能のありたい姿を検討するワークショップの設計・実施も行います

コーチング

  • 候補者が成長を果たす上で必要な思考・行動変容を支援します
  • 育成計画およびOJTと連動したテーマ設定を行い効果を創出します
  • 候補者の成長ポイントに合わせて最適な形式(コーチとの1対1、他の対象者を含めた1対多 など)、手法を選択します

メンター/ネットワーキング

  • 業務やキャリアにおける悩み事に対して助言を行うメンターをアサインします。PwCのパートナー/ディレクタークラスが担当します
  • 他社・他業種のガバナンス・リスクマネジメント人材とのネットワーキング機会をアレンジします。イベント等の開催により人脈形成、意見交換を支援します

PwCの強みと支援

PwC Japan有限責任監査法人は、ガバナンス・リスクマネジメント、コンプライアンス、内部監査に係るアドバイザリーサービスを広く提供しています。

取締役会の実効性評価、内部監査機能の外部評価といった支援サービスを通し、社外取締役を含む取締役やCEOなど経営陣のリスクガバナンス、各機能についての期待事項の把握、またPwCの有するERM(統合リスク管理)等の成熟度モデルを用いたリスクガバナンスの現状と課題などについて知見を有しています。

これらの支援経験から、リスクガバナンス各機能を関連付け、組織全体としてどうガバナンスを機能させるか、その中でのリスクガバナンス人材をどのように獲得・育成するべきかについて視点を提供することが可能です。

リスクガバナンス機能のあり方に関する検討支援

  • リスクガバナンス各機能についての評価、期待される役割を踏まえたあるべき機能設計

リスクガバナンス人材の獲得・育成モデルの検討支援

  • ステークホルダーの期待の明確化とそれを踏まえたリスクガバナンス人材の人材要件、組織のリスクカルチャーの可視化、獲得・育成の仕組みづくり・仕掛けづくり、リスク人材評価など

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主要メンバー

辻田 弘志

パートナー, PwC Japan有限責任監査法人

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大村 泰元

マネージャー, PwC Japan有限責任監査法人

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小平 秀明

マネージャー, PwC Japan有限責任監査法人

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