BEPS包摂的枠組: デジタル経済課税に係る青写真について承認(第1の柱)

2020-11-06

BEPSニュース - Issue 63
2020年11月6日

2020年10月12日、BEPS包摂的枠組は、10月8-9日の会合において参加国間でデジタル経済課税に係る第1の柱及び第2の柱の青写真について承認されたことを受けて、この青写真に係る報告書を公表しました。

今回の報告書は、2020年1月31日に公表された「経済のデジタル化から生じる税務上の諸課題への対処に係る2つの柱についてのOECD/G20 BEPS包摂的枠組の声明」におけるデジタル課税に係る二つの柱のアプローチについての大枠合意の内容を踏まえたもので、両方の柱の多くの主要な政策的課題、原則及びパラメータについての見解を反映するとともに、見解の相違が埋められていない残った政策的及び技術的な課題を特定し、次のステップを示しています。

また、2020年10月14日のG20財務大臣・中央銀行総裁会議コミュニケーションにおいて「我々は、G20/OECD「BEPS包摂的枠組」によって公表のために承認された第1の柱及び第2の柱の青写真に関する報告書を歓迎する。この強固な土台に基づき、我々は、両方の柱における更なる進捗について引き続きコミットしており、G20/OECD「BEPS包摂的枠組」に対して、2021年半ばまでにグローバルなコンセンサスに基づく解決策に至ることを目指して、残された課題に対処するよう求める」とされています。

この青写真についてのコメントは12月14日まで受け付けており、2021年1月中旬にバーチャルでのパブリックコンサルテーションが開催される予定です。

今後、残された課題を迅速に解決し、2021年半ばまでに最終合意を目指すこととされています。

  1. 第1の柱の青写真
  2. 新しい課税権(利益A)
  3. 利益B
  4. 税の安定性
  5. 実施及び運営
  6. 今後の動向

(全文はPDFをご参照ください。)

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