
BCP/BCMの潮流とレジリエンス向上のポイント 第5回:BCPやBCMにおける経営資源の洗い出しの進め方
BCP(事業継続計画)やBCM(事業継続マネジメント)、レジリエンスの取組みの要となる「経営資源の洗い出し」について解説します(UNITIS 寄稿)。
2024-09-04
本稿では、昨今の進化が著しいデータアナリティクスやAIを用いた財務分析のデータ処理プロセスやオペレーションを紹介する。
財務分析とは、財務三表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書)を用いて特定の企業の財務状況を対象(自社の過去実績または一時点における市場または自社グループ会社など)と比較し、その傾向や変動要因を把握して何らかの示唆を導き出すことをいう。
一般的な財務分析として、財務三表を用いた残高推移分析や財務指標分析が挙げられる。アナリストであれば競合他社とのベンチマーキングや将来予測が主な観点となるであろうし、事業会社の経理担当者であれば自社企業の過去の予算実績差異分析(より詳細な管理会計数値での分析を含む)や事業計画のモデル分析(ドライバー分析)が主要なアプローチとなるであろう。一定規模以上の企業では会計システムや基幹システムを導入し、構造化データ(後述)を前提に、これらの分析結果をシステムから自動で出力したり、決まった帳票で出力されることを前提にあらかじめハードコーディングした別のソフトを用いてシステム外で分析を行ったりしているケースもあるが、多くの場合は表計算ソフトを用いてマニュアルで分析を行っている。
M&Aにおいては、上記財務三表を用いた基本的な推移分析に加えて、例えば財務DDの際に典型的には正常収益力分析、運転資本分析、純有利子負債分析、設備投資分析などが実施されることが多い。また必要に応じて、売上高明細の数量単価分解、営業費用の変動固定分析、月次運転資本分析、資金繰り分析、為替感応度分析など、財務三表より詳細なデータを用いて分析を行う。
このコンテンツはPwCアドバイザリー合同会社のプロフェッショナルによるM&A情報・データサイトMARR Onlineへの寄稿記事です。詳細はこちらからお読みください(有料)。なお、執筆者の肩書などは執筆時のものです。
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