メッシュアーキテクチャが切り開く新たなデータアナリティクス~第5回相互運用性と接続性向上に向けた取り組み

2022-10-20

データプロダクトの相互運用性と接続性の重要性

前回はメッシュアーキテクチャにおけるプラットフォームの役割について解説しました。そこで重要となるのがデータプロダクトの相互運用性と接続性です。

そもそもデータプロダクトの相互運用性と接続性とはどのような状態を指すのでしょうか

  • データプロダクトの相互運用性と接続性が低い状態
    • 各データプロダクトが個別のルールに基づいて生成/管理されており、データプロダクト間をまたいで利用するにあたってデータプロダクトの紐づけに必要な加工等の整備が必要な状態
  • データプロダクトの相互運用性と接続性が高い状態
    • 各データプロダクトが共通のルールに基づいて生成/管理されており、データプロダクトの紐づけ等が容易に利用できる状態

仮に各データプロダクトが独自のポリシーに基づいて生成されている場合、それらのデータプロダクトを利用する際、もしくは利用に向けて統合する際に、各独自のポリシー間の差異を埋めるアクティビティが必要となります。これは例えば、従来型の統合データウェアハウス等のデータ基盤におけるデータ変換/加工処理を指します。

つまり、データプロダクトの相互運用性と接続性が低いと、データプロダクトの利活用にかかるリードタイムが長くなり、またデータプロダクト同士の紐づけ方やその処理方法などデータプロダクトの利活用に関する知識や技術が求められ、場合によっては外部への委託などのコストが発生することもあり、データプロダクト利活用への阻害要因となり得ると想定されます。

事前に定められた統一されたエンタープライズポリシーに基づいて生成/維持管理されたデータプロダクトは、上記のアクティビティを経ずに、仮想統合して利用することも可能となります。

図表1 企業としてのデータ活用の成長ストーリーとデータアーキテクチャ

主要メンバー

高橋 功

パートナー, PwCコンサルティング合同会社

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坂卷 敬

マネージャー, PwCコンサルティング合同会社

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