メッシュアーキテクチャが切り開く新たなデータアナリティクス~第3回データプロダクトの定義とドメインが担う役割

2022-10-10

ドメインから組織に価値を拡大していくために

前回のコラムでは近年、データ活用がドメイン単位で行われるようになった背景と、ドメインが自身で持つデータやアナリティクスを他のドメインに共有し、利用できるようにすることの便益について説明しました。

各ドメインが相互接続をしながら企業全体でアジリティの高いデータ活用を推進していくためには、各ドメインがサイロ化することなく、他のドメインが使いやすく信頼できるデータを提供していく必要があります。

第3回は、「データプロダクトの定義とドメインが担う役割」と題して、データプロダクトの特徴を改めて説明し、各ドメインが当事者意識を持ちながら組織全体で得られる価値を最大化するために担うべき責任範囲と持つべきスキル・人材について紐解いていきます。

ドメイン間連携の具体例

さらに、データプロダクトの企画・開発・保守の全てを各ドメインでエンドツーエンドで運用するには多大なコストがかかります。共通化できるプロセスを各ドメインそれぞれが行っている状況は、組織全体のイノベーションの質・スピードを低下させ、新しいデータプロダクトを構築する時間を奪うことにもなり得ます。そこで必要になるのがプラットフォーム機能・ルールの共通化です。

具体例としては、在庫管理を担うドメインが提供するデータプロダクトを使い、マーケティングドメインがキャンペーンを検討する、あるいは営業ドメインが受発注を行うといったシーンの中で、各ドメインが提供するデータプロダクト開発の標準テンプレートを提供する、あるいは運用ルール設計に中央が関与する、セルフサービス型のデータインフラストラクチャーを提供するといった方法が考えられます。このように中央・ドメイン間で分散型統治の形をとることで、責任の一部を相互に負担でき、組織全体のコストを大幅に軽減できるのです。

次回は、各ドメインが自律的にデータプロダクトを開発・維持していくために中央が担うべきプラットフォームとしての機能・必要なサポート体制についての理解を深めていきます。

主要メンバー

高橋 功

パートナー, PwCコンサルティング合同会社

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澤村 章雄

マネージャー, PwCコンサルティング合同会社

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