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2021-06-14
S&P 500指数は2021年第1四半期を終え、記録的な高さの終値をつけた一方、欧州ではSTOXX 600が第1四半期を史上最高値に迫る高値で終えました。全体的に見て、このように好調な世界市場の背景には、政府による継続的な景気刺激策、ワクチンの普及とマクロ経済指標の改善による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大後の景気回復への楽観論があります。しかし、2021年第1四半期において世界の株価指数が堅調に推移する中で、ハイテクやロックダウンで業績が伸びた銘柄から騰落の大きい銘柄への業種間の入れ替わりというテーマは継続しており、一部の投資家にとっては投資成績上の課題となっています。特に、いくつかの大手ハイテク株の評価が落ち込んだ一方で、自動車、旅行・レジャー、銀行株の上昇が目立ちました。
世界的なマクロ経済指標は、堅調な景気回復と共に、株式資本市場を好調に勢いづけました。米国、欧州、中国の3月のPMIデータは、いずれも2月以前に比べて大幅に改善しており、全ての地域で企業活動が拡大し、全体的に信頼感が高まっていることを示しています。
2021年第1四半期の世界のIPOによる株式発行額は、727件のIPOにより2,029億米ドルとなりました。これは主に、米国において顕著なSPAC IPO活動(298件/960億米ドル)によるものであり、ハイテクと一般消費財(Eコマースを含む)が今期の世界のIPOによる株式発行の原動力となっています。IPOおよび公募増資(FO)による株式発行は、米国市場が大半を占めており、IPOおよびFOによる全世界の調達額のそれぞれ68%と50%を占めています。
詳細については、「Global IPO Watch - Q1 2021」(英語原文)をご覧ください。