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2025年4月、PwCはグローバルブランドを全面刷新しました。今回の刷新では、新しいロゴの発表にとどまらず、市場における新たな位置づけを示すとともに、それを体現するプロフェッショナル像をあらためて定義しています。
本連載では、このブランド刷新を起点に、PwCがどのようなプロフェッショナル像を描き、人と組織を通じて価値を生み出し続けようとしているのかを紹介します。第1回は、PwCが目指すプロフェッショナル像と、その背景にある考え方を前後編で取り上げます。
(左から)宇城 拓平、伊藤 淳子、片山 紀生、鈴木 絵真
「PwCの文字の右肩に配された、2つのオレンジ色の平行四辺形。
これは、新たなブランドロゴに用いられているモメンタムマーク(momentum mark)です。このマークには、クライアントの変革を加速させる原動力でありたいという、私たちの想いが込められています」
そう語るのは、PwCコンサルティングの執行役常務・最高人事責任者(CHRO)であり、PwC Japanグループのエネルギー・素材事業部リーダーも務める、片山紀生です。
「もちろん私たちは、これまでもクライアントの成長や企業価値向上を力強く支えるさまざまなサービスを提供してきました。しかし、AIをはじめとするテクノロジーの進化や地政学リスクの高まり、気候変動などの複雑な要素が絡み合い、ビジネスを取り巻く環境は急激かつ予測困難な形で変化し続けています。そうした状況に対応しながら、クライアントの変革を加速させていくためには、これまで以上に力強い推進力を発揮していかなければなりません。今回のブランド刷新には、そうした決意や覚悟を内外にしっかりと発信していきたいという狙いがあると考えています」と、片山は語ります。
PwCコンサルティングが大切にしてきた「PwCらしさ」とは、クライアントセントリック(顧客中心)の姿勢の下、専門性や知見を提供することにとどまらず、変革をともに構想し、ともに実行し、成果につなげていく姿勢そのものです。私たちはこうしたPwCらしさを市場に向けてあらためて明確にし、不確実な時代においてクライアントや社会に変革をもたらす存在でありたいと考えています。
PwCでは「so you can」をスローガンとするグローバルキャンペーンを展開しています。PwCが持つインサイトやテクノロジーなどを起点に、クライアントや社会の行動と成果を後押ししていく―そうした姿勢を表現したメッセージです。
「未来を拓く洞察と信頼できるテクノロジーそれが、深い思考と迅速な行動、優れた成果を生み出す」というコピーもその一つです。PwCが提供する知見やテクノロジーが、クライアントや社会の意思決定と行動を支え、より良い成果へとつながっていくことを示しています。そして、この「so you can」という考え方は、クライアントや社会に対してだけでなく、PwCで働く一人ひとりにも向けられています。社員が自らの可能性を広げ、主体的にキャリアを描いていけるようにすることも、「so you can」を体現するPwCの取り組みの一つだと考えています。
今回のブランド刷新に込められた考え方を、グローバルでどのように人材の観点へと落とし込んでいるのかについて、片山は次のように説明します。
「PwCは、国や地域、専門領域を問わず、全てのスタッフが共通の経験と価値を得られる環境の実現にコミットしています。その共通の経験・価値を言語化したものが People Value Proposition(PVP:従業員にとっての価値)であり、それを象徴的に表したメッセージが『Grow here. Go further.』です」
PVPは、PwCで働く一人ひとりが得られる経験や価値を、「Shaping tomorrow(未来を形作る)」「Committing to growth(成長にコミットする)」「Bringing your best, every day(毎日最大限の力を発揮する)」「Embracing inclusion, driving impact(インクルーシブに影響を与える)」という4つのピラーとして整理しています。
これらは職員がどのように成長し、どのような価値を実感できるのかを表したものであり、日々の仕事やキャリア形成の方向性を指し示すものです。
そして、これらの価値や経験を組織として継続的に実現していくために、プロフェッショナルとして一人ひとりに求められる行動を定義したものがPwC Professionalです。
PwC Professionalは、Purpose(存在意義)、Strategy(ビジネス戦略)を実現し、Values(価値観)を日々の行動として体現するための行動指針であり、Trusted Leadership(信頼し、信頼されるリーダーシップ)と Distinctive Outcomes(比類なき成果)で構成されています。
その二つの側面を実現するための6つの主軸行動として、Inspire(惹きつける)、Empower(力づける)、Evolve(進化する)、Champion(守る)、Build(築く)、Deliver(届ける)が設定され、日常の業務の中で実践されることが期待されています。
「例えば『Evolve』という行動においては、学んだことを自分の中にとどめるのではなく、実践やアウトプットを通じて周囲や外部にまで広げていく姿勢が求められます。こうした行動をよりどころとして価値の広がりを考え続けることが、プロフェッショナルとしての成長や信頼につながっていくはずです」と、片山は語ります。
実際に片山自身も、現在、大学院(ビジネススクール)で人材・組織を中心に学びながら、その学びを業務や組織づくりに生かすことを意識しているそうです。インプットにとどめず、対話や意思決定の場でアウトプットしていく姿勢は、PwC Professionalで示される行動を体現する一例とされています。
PVPやPwC Professionalは、ブランド刷新の中でグローバルに共有された枠組みですが、その背景にある「どのようなプロフェッショナルを育てていくのか」という問い自体は、日本でも以前から向き合ってきたテーマでした。
「グローバルでのメッセージ刷新の背景を私なりに解釈すると、PwCで働く一人ひとりが、どのように価値を発揮し、成長していくのかをあらためて言語化しようという動きだと感じています。これと前後して日本で伝えてきたメッセージやキャリア支援の取り組みも、同じ問いに対する実践だと捉えています」と片山は話します。
2023年にPwCコンサルティングのCHROに就任した際、片山は「人と組織で勝つファーム」というビジョンを掲げました。
それを実現するための要素として、「社会にポジティブで永続的なインパクトを与える」「プロフェッショナルとしての誇りとやりがいを感じる」「正解がない中で変化に適応し、未来を切り拓く」「成長を実感し、想像以上の自分に出会える」「多様な人材が共創し、化学反応を起こす」という5つを挙げたのです。
「PVPの4つのピラーと、人と組織で勝つファームの5つの要素を照らし合わせてみると共通する部分も多く、PwCのプロフェッショナル像と、それを具現化するための考え方がグローバルと日本で一貫していることを改めて実感しました」と、片山は語ります。
こうした考え方を、職員の行動や選択につなげていくことも重視しています。
一人ひとりが主体的にキャリアを考えて選択できる状態、すなわちキャリア自律を支えること。PwCコンサルティングでは、そうした考え方の下「キャリア・デザイン・ワークショップ」を展開しています。
ワークショップではキャリア自律に向けたステップとして、自分のバイアスに気付くこと、内発的動機を見つけること、そして新たに始めたいことを言語化するプロセスを重視しています。少人数での対話を通じて、自身の内面と向き合う設計です。
その結果、受講者の約9割が「バイアスに気付いた」「内発的動機を見つけた」と回答し、86%が「新たに始めたいことが見つかった」と回答しています。参加者からは、「自分らしい貢献の仕方を見直せた」「異なる価値観に触れることで視野が広がった」といった声も寄せられています。
また、PwCコンサルティングでは、「Break your border(超えていこう、自分を)」をプロフェッショナルマインドセットとして位置づけ、メンバー一人ひとりが自らの可能性に線を引かず、挑戦し続けられる状態を支える社内キャンペーンを展開しています。
働き方や価値観が多様化する中、現状に安住せず、自分自身の境界を越えて行動することこそが成長につながる――そのメッセージを、経営層が自らの言葉で発信しています。
「自分の可能性を自分で限定しないこと。たとえ立ち止まったり、失敗したりしても、もう一度挑戦できる場所がここにはあります。一人ひとりの挑戦がチームを動かし、クライアントの期待を超える成果や、社会へのインパクトにつながっていくと考えています」と、片山は語ります。
では、PwCコンサルティングで働くメンバーたちは、どのように自らのキャリアを選択し、「Break your border」を実践しているのでしょうか。
後編では、多様なバックグラウンドを持つ3名のメンバーが登場し、プロフェッショナルとしてのキャリアのリアルを熱く語り合います。
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