移動の自由と出入国に関する、ブレグジットの影響は?

人の自由な移動は、欧州連合(EU)の礎であり、ビジネスにも重要な役割を果たしてきました。

少なくとも今後2年間については変化はないと思われますが、単一市場への英国のアクセスを巡る交渉次第では、EUと英国で働く外国人従業員の在留資格に何らかの影響を与えると思われます。

EUと英国で事業を展開する企業は、それぞれの居住者の労働市場から人材の供給源を確保することを検討しなければならなくなるでしょう。また、その状況が中・長期的に、事業目標にどのような影響を与えるかも考慮する必要があります。

当社は、国民投票以降クライアントが直面している移動の自由および出入国に関する課題に対応するため、クライアントに協力して以下のようなサポートを行っています。

  • 影響を受ける従業員を特定し、英国での在留資格を確認。また関連する雇用法、データ保護法への対応を支援。
  • 今後考えられる出入国管理ルール(ポイント制など)の実務的な影響について助言。
  • 出入国に関するしっかりとした方針とプロセス、従業員コミュニケーションを開発・実施。
  • 市民権、居住権、労働権のための代替ルート実施に関するアドバイスと支援。
  • 強力な人材供給源の維持の支援や、必要に応じて新しい人材源の開拓を行い、将来の事業成長と労働力の機動性をサポート。
  • 幹部役員を現行の役割のまま維持するための助言、および必要に応じて移動の自由を維持するための支援。