
J-SOX対応業務におけるデジタルツールや生成AIの活用 J-SOX×生成AI
J-SOX対応業務におけるデジタルツール導入の課題や、生成AIを活用した具体的な統制テストの事例に触れることで、生成AIの効果的な活用法についてのヒントを提供します。
デジタルトランスフォーメーション(DX)推進においては、ITシステムの構築力のみならず、ビジネスモデルを変革して価値を創造するためのビジョンと組織環境、変革実行力、そしてITガバナンス態勢の構築が必要です。経済産業省は、関係者が現状の課題を共有し、打ち手を講じていくための指標(『「DX推進指標」とそのガイダンス』)を公表しています。
「クライアントにとっての価値」の共有、将来への危機感・機会認識の浸透、挑戦を促し失敗から学ぶマインドセット、スピーディに挑戦、学習できる権限態勢、事業・ビジネスモデルへの落とし込み、デジタル人材の育成・確保、IT資産の仕分け・活用プランニング、ビジネス価値に基づいたITの評価、ビジョン実現基盤としてのITシステム、変化に対応できるデリバリースピードなど、DX推進にあたっては、企業全体にわたる広範な観点で現状を診断し、採るべきアクションを検討することが大切です。
DX推進指標を用いた診断を実行すると、多くの場合は部門横断的な課題が導出されます。また、経営基盤やITプラットフォーム、人財・組織・カルチャーといったビジネスの主活動以外の領域に対する打ち手が導出されるケースも少なくありません。導出される新たな打ち手と既存のDX施策とを分析し、DX戦略やジャーニーの改善につなげるためには、新たな打ち手と既存の施策のプロファイリングを、DX推進指標を用いた診断とセットで行うことが肝要です。
PwCは、DX推進指標による自己診断の実行や分析を支援するとともに、既存のDX施策や打ち手をプロファイリングし、DX戦略の再構築やDXジャーニー全体の再設計を行います。DX推進指標の作成に関与したプロフェッショナルが、同指標やガイドラインの特に重要な部分を踏まえたアドバイスを提供します。ガイドラインや指標の字義に必ずしも捉われることのない、背景や目的を踏まえたファシリテーションを通じ、自己診断を強力に支援します。
また、アシュアランスの知見を活用することで、経営基盤に関わる新たな打ち手についてベストプラクティスやベタープラクティスを踏まえたアドバイスを提供し、既存のガバナンスフレームワークの目的を阻害しないかたちを意識した支援を行います。これにより、対外説明力やリスクガバナンスを踏まえた打ち手のプロファイリングが可能です。
J-SOX対応業務におけるデジタルツール導入の課題や、生成AIを活用した具体的な統制テストの事例に触れることで、生成AIの効果的な活用法についてのヒントを提供します。
多様なテーマを抱えるサステナビリティの領域におけるデータガバナンス/マネジメントを推進するにあたり、個別最適に陥りデータの全社的な利活用に至らないことが課題とされています。本コラムでは、組織横断的なデータガバナンスが必要な理由、そしてその推進の要諦を解説します。
企業には財務的な成果を追求するだけでなく、社会的責任を果たすことが求められています。重要性が増すサステナビリティ情報の活用と開示おいて、不可欠となるのがデータガバナンスです。本コラムでは情報活用と開示の課題、その対処法について解説します。
クラウドサービスやIoT、AIなどのデジタル技術の発展とともに、新たなセキュリティリスクが生じています。本レポートでは、デジタルサプライチェーンのリスクに焦点を当て、ISMAP(政府情報システムのためのセキュリティ評価制度)を活用した効率的な管理方法を考察します。
本稿では、企業がDXを進めるための行動指針として経済産業省が定めた「デジタルガバナンス・コード」を前提に、企業価値向上に資するサイバーセキュリティ対応のあり方や、その態勢構築のアプローチについて考察します。
経済産業省の「企業価値向上に向けたデジタル・ガバナンス検討会」での政策背景を踏まえながら、「デジタルガバナンス・コード3.0」への準拠にあたり、日本企業における経営者とDX推進担当者が押さえるべき論点を考察します。
多くの企業はDXに取り組む中で、その達成度を図る指標を設けていますが、指針や基準が少ないため、試行錯誤している状況です。DX成果指標にガバナンスを効かせるにあたっての課題や、DX戦略の蓋然性と実効性を高めるためのポイントについて解説します。
内部監査部門では、慢性的な監査要員不足に加え、デジタルガバナンスに関する専門的な知識やスキルの不足が課題となっています。これらの課題への打ち手として、内部監査部門に監査推進事務局(AMO:Audit Management Office)を組成することによる、リスクベース監査にも対応できる効率的な監査態勢について考察します。