データを行動に変えるIoTの活用

  • 2022-01-25

PwCが2019年に米国企業1,000社の幹部を対象に行ったIoT調査では、回答者の61%はIoTの活用に関して自社がライバル企業をリードしていると回答しました。IoTの活用は早ければ6週間以内に日々の課題の解決につながることもあり、今から始めたとしても決して遅くはありません。

IoTを活用すれば、事業運営の中で当たり前に使われているモノが、周囲の状況や位置、識別情報などを伝えるようになり、互いにデータをやりとりするようになります。それによって、データをリアルタイムに経営判断に生かし、コスト削減や業務の効率化、信頼の獲得、エクスペリエンスの創出など、顧客や従業員のために価値を生み出すことが可能になります。

さまざまな産業におけるIoT活用事業

ヘルスケア領域での活用

医療機関では、機器の所在確認や在庫の管理をリアルタイムで実施できるほか、スタッフと患者の身元確認を顔認識で行うこともできます。また、患者の待ち時間のトラッキングや、支援を要請したスタッフのピンポイントでの特定も可能になります。

接客業での活用

VIPを顔認識で特定することが可能です。ホテルではルームサービスのトレーを追跡して宿泊客のエクスペリエンスを向上につなげたり、ユーティリティセンサーを活用してエネルギー使用を抑えたりすることができます。

製造業での活用(スマートファクトリー)

工場全体で資産を追跡し、機器のメンテナンスやレンタル日程を最適化できます。繊細な機器の温度や振動をモニタリングしたり、支援を要請した従業員の所在を即時に特定したりすることも可能です。

不動産業での活用(コネクテッドプロパティ)

人感センサーや気温センサーを利用して理想的な環境を自動的に作り出すほか、スマート有害生物トラップとゴミセンサーによってメンテナンスを最適化したり、敷地内での不審な行動を検知したりすることができます。

PwCが米国でホスピタリティ業界向けIoTソリューションとして提供している応答ボタンシステムは、1日平均1万人のハウスキーパーが利用しており、安心感を高めるのに役立つとのフィードバックを得ています。1人のハウスキーパーが1日に15部屋を掃除すると仮定すると、1日当たり15万回、誰かが仕事に自信を感じているということになります。これはとても素晴らしいことです。

PwC米国 Connected Solutions プリンシパル Alec Massey

IoT活用がもたらすエクスペリエンスとPwCの支援

コネクテッドな組織になるためには、将来に向けてプラットフォームを築きつつ、直ちに価値を生み出さなければなりません。最終的にコネクテッドを実現した組織は、従業員や顧客のエクスペリエンスを大幅に改善することができるでしょう。

PwCコンサルティングでは、戦略から実行に至るまでの包括的なIoTソリューションを提供します。プロトタイプと概念実証を迅速に構築して、企業がアイデアを具現化し、データを行動に変えるのを支援します。

設計と開発の両段階でプライバシー、責任あるデータ利用、倫理的観点を考慮したPwCのIoTソリューションは、世界各国のクライアントから信頼を得ています。

※本コンテンツは、Connected Solutions: Using real-time trusted data to increase effeciency」の内容をもとに再構成したものです。

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