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エンジニアリングチェーンのトランスフォーメーションを総合的に提供するR&D/PLM(Research&Development/Product Lifecycle Management)CoE。設立以来、プロフェッショナル集団としてこの領域での存在感を強めています。
CoEの強みとは何か、そしてどのような人材がそれを生み出しているのかについて、設立に携わり、現在もその中枢を担う3名のメンバーに聞きました。
登場者
PwCコンサルティング合同会社 パートナー
寺島 克也
PwCコンサルティング合同会社 パートナー
渡辺 智宏
PwCコンサルティング合同会社 ディレクター
渡邉 伸一郎
※法人名、役職などは掲載当時のものです。
渡辺(智):
2012年当時、総合コンサルティングファームの扱う市場としては未開拓だった「自動車以外」のR&D領域を新規事業として立ち上げました。
私は日系の比較的小規模なコンサルティング会社に勤務していた時にR&D領域の知見を積み、その後PwCコンサルティングに転職したのですが、この領域を立ち上げた当初は「R&D領域でビジネスが成り立つのか」といった懸念や批判の声も多く存在しました。
なかなか専業で取り組むことのできない状況だったのですが、管轄の執行役員がこの領域の重要性を理解し支援してくれたおかげで、そこから専念できる環境を整えることができました。
同時期に、寺島と渡邊伸一郎のチームが自動車業界のR&D領域で事業を進めていたのですが、そこが私たちのチームと融合することになり、一気に事業の急拡大へとつながっていきました。
寺島:時系列で説明しますと、エンジニアリングチェーンのトランスフォーメーションを総合的に提供するプロフェッショナル集団としてR&D/PLM CoEを設立したのが2020年です。私、寺島と、渡辺智宏、渡邉伸一郎によるトライアングル体制でスタートを切りました。
私もR&Dをメイン領域とする日系のブティック系コンサルティング会社から転職してきましたが、私たち3人とも、R&D領域に関する顧客のニーズや課題については潜在的に非常に多くあることを認識していました。
この領域を総合コンサルティングファームで手掛けることができれば、総合系ならではのコネクションを活用して、サプライチェーン全体や他の領域と連携したコンサルティングビジネスが実現できる、大きなビジネスに成長する、という期待感と確信がありました。
CoEを設立してからは、チーム運営やソリューション開発、ビジネス開発をそれまで以上に活性化し、順調に規模を拡げて成長を続けることで、その確信を現実のものにすることができたと思います。そしてさらなる成長を目指し、CoEを「Auto」と「NonAuto」の2つのチーム体制に分割したのが2023年です。現在では、約110名のメンバーが在籍し、同領域において卓越した売上規模までに成長することができました。
渡辺(智):
エンジニアリングチェーンの機能を持つ全ての産業に対し、汎用性が高く、多岐にわたるソリューションを提供することです。プロダクトイノベーションとプロセスイノベーションの両面で新たな価値を創出し、産業界にイノベーションを巻き起こしていくことが私たちR&D/PLM CoEのミッションです。
渡邉(伸):
R&D/PLM CoEの中核をなす主要なソリューションには、「技術を強みとした新規事業開発」「R&D業務改革」「R&Dデジタル改革」という3つのコンサルティングサービスを設定しています。
まず1つ目の「技術を強みとした新規事業開発」とは、クライアントが長年培ってきた技術を起点としつつ、そこにデジタル技術も組み合わせて、魅力的な新規事業やコト売りビジネスの企画・開発を推進することです。さらには、それを実現するために最適な業務プロセスや組織体制といった仕組みそのものを構築します。
2つ目の「R&D業務改革」については、既存事業に対して、まずR&D部門が抱える最も重要で緊急性の高い課題を、多角的な視点から洗い出します。そのうえで、さまざまな業務・組織改革の手法を活用し、クライアントの売上とQCD、つまり品質・原価・リードタイムの大幅な向上を実現します。
既存事業のもう一つの重要な支援が、3つ目の「R&Dデジタル改革」です。R&D機能のDXに不可欠な「技術情報基盤」の整備を行います。具体的には、PLM、ソフトウェア情報管理(ALM)、統合管理システム(IMS)といったコアシステムの構想立案から、業務要件の定義、そしてクライアントに最適なパッケージの選定支援まで、デジタルを活用したQCD改革を目指し、IT戦略全体をサポートします。
これらのコンサルティングサービスが、R&D/PLM CoEの三本柱です。
渡辺(智):
R&D部門には、「既存事業の改善による価値の最大化」と「技術を強みとした新たな成長の柱を生み出す新事業の創出」という二つの大きな役割が求められています。
私たちR&D/PLM CoEのミッションは、エンジニアリングチェーンの機能を持つ全ての産業に対し、汎用性が高く、多岐にわたるソリューションを提供することです。
R&D機能に求められる二つの役割を果たすためには、クライアントの事業に合わせた「新規事業開発」「業務改革」「デジタル改革」の3つのソリューションでコンサルティングを提供することが重要だと考えました。
寺島:
Autoチームはモビリティとエンジニアリングチェーンを対象に、NonAutoチームは同じエンジニアリングチェーンの中で、完成車を除く全ての製造業を対象にしています。
渡邉(伸):
自動車業界は今、「100年に一度」と言われるほどの大きな業界変革期を迎えています。
そこで、私たちAutoチームは「その企業がどのように変革をしていかなければいけないのか」というテーマをエンジニアリングチェーンの視点から捉え、クライアントの変革をサポートしています。
例えば、業界の重要テーマであるSDV(Software Defined Vehicle)では、PwC Japanグループ内で横断組織を主導し、業界全体の変革に積極的に取り組んでいます。
渡辺(智):
NonAutoを担当するチームは、汎用性の高い多様なソリューションで、プロダクトとプロセスの両方にイノベーションを起こせるよう活動しています。いわば、MOT(Management of Technology:技術を生かした経営)の持続的進化を支援しています。
そこにおいても「新規事業開発」「業務改革」「デジタル改革」の3つのソリューションが、クライアントのR&Dの役割を徹底的にサポートするために効果的だと考えています。
寺島:
私たちは「お客様」であるクライアントに、コンサルティングという「サービス」を提供するという立場で臨んでいます。
一方的な指導ではなく、「お客様」の声にしっかりと耳を傾け、敬意をもって意見をぶつけ合うことを基本姿勢としています。
渡辺(智):
常に「Yes, yes, but」を肝に銘じています。まずご意見を受け入れ、その上で本質を提言するというスタンスを大切にしています。クライアントとギャップが生じたときは、時間をかけて深く議論しながら、最終着地点を決めることを心がけています。
寺島:
特にDXについては、デジタル化だけでなく業務プロセスや組織づくりまで含めて、包括的に支援することが私たちの大きな役割だと考えています。デジタル化はあくまで手段であり、「それを通して何を実現したいか」を徹底的に議論します。
渡辺(智):
そして最も重要なのは、「変革の主役はクライアント自身」という立場です。
私たちはあくまで伴走者として、クライアントの「やりたいこと」を最優先に、その実現を効果的にサポートすることが役割だと考えています。
渡辺(智):
クライアント各社に対し、プロダクトイノベーションとプロセスイノベーションの両面で貢献できていると考えています。
具体的には、新事業・新商品の企画からリリースを促進し、開発戦略や業務・組織の変革、そしてデジタル活用を強力に推進できたことなどが成果として挙げられます。
寺島:
プロセスイノベーションは例えて言うのなら漢方薬のようなもので、すぐには効果が見えにくい側面があります。
しかし、私たちはKGI/KPIを設定し、計画の策定にとどまらず、定着・浸透までしっかり伴走支援することを基本スタンスにしています。KPIに基づく成果をしっかり得られるまで取り組んでいきます。
PwCコンサルティング合同会社 パートナー 寺島 克也
渡辺(智):
R&D/PLM領域のコンサルティングは、ここ10年ほどでようやく総合コンサルティングファームにおける大規模な市場の一角に認知されはじめましたが、他の分野に比べるとまだ小さいと言えます。
他方で、クライアントとの議論を通じて、市場ニーズが非常に強いことは実感しています。技術立国・日本のコア機能であるR&D/PLM領域には課題が山積しており、私たちがコンサルティングで産業界に貢献できる余地は、まさに無限に広がっていると感じています。
寺島:
それぞれの業界が変革期にある今、今後は企業個別の枠を超えて、業界共通のルールメイキングや企業間の連携支援など、業界全体の変革に貢献していきたいと思っていますし、私たちPwCならそれが可能だと確信しています。
寺島:
私たちは事業会社での実務経験者の採用を重視しています。主に製造業のR&D部門でエンジニアだった人材を、ゼロからコンサルタントとして育成する方針を取っています。
それと言うのもR&D領域で相対する技術者の方々は、自身の業務や技術を理解できる、同じ言語で話せるコンサルタントを好むため、実務経験はコンサルティングにおいて非常に強力な武器となるのです。
私たちのチームは技術知見とコンサルティング知見の両方を兼ね備えたコンサルタントが多数在籍しており、これまで多くの支援実績を積み重ねてきました。
「コンサルティング経験者」「実務経験者」「IT推進経験者」という3タイプのハイブリッドな人材がそろっていることも強みです。この体制により、業務やデジタルなどさまざまな切り口から課題解決のアプローチが可能になっています。
また、「R&D領域の変革に貢献したい」という熱い想いを持ち、そのためにとことんクライアントと課題解決に向けて突き詰めることのできるメンバーがそろっていることも、私たちCoEの特筆すべき長所だと思っています。
PwCコンサルティング合同会社 パートナー 渡辺 智宏
渡辺(智):
クライアントに、私たちは「R&D/PLM領域のコンサルティングの総合デパート」だとお伝えしています。
プロダクトとプロセスの両方のイノベーションを実現するための多岐にわたるサービスラインを、業種や企業規模を問わず提供できるのは当社の強みです。
戦略部分、業務改革部分など限定的なサービスにとどまることも多いと思いますが、R&D/PLM CoEは総合的なサービスを高度に提供できます。その総合力こそが最大の強みだと考えています。
渡邉(伸):
もう一つの強みは、上流の戦略策定だけでなく、現場への定着まで責任をもってとことんやりきる実行力です。
これは、総合的なサービスに対し、その一つ一つに深い専門性を持つ人材がそろっていることによるものです。それを可能にする背景には、CoEとしてスペシャリストをしっかりと育成することを前提とした組織体制があるからだと思います。
寺島:
私たちは、エンジニアリングチェーンという「モノづくりの起点」の聖域をより良い姿に進化させたい、それに深く貢献したいという、強い志と情熱を持った専門家集団です。
多様な特性を持つメンバー同士でその価値観を共有し、ソリューションとチーム特性を継続的に進化させることで、幅広い業界・企業の将来的な課題解決に貢献できると思っています。
技術革新と業界変革が加速する今、R&D部門の変革は「待ったなし」だと言えます。私たちR&D/PLM CoEの知見を、ぜひお役立ていただければ幸いです。
PwCコンサルティング合同会社 ディレクター 渡邉 伸一郎
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